激闘! 世界への挑戦‼
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「さあ来い!」
バシュンッ!
現れた白竜のシュートを井吹は正面からガッチリとキャッチし、九坂にホログラムのレベルアップを促す。
「よし、成功だ! レベルを上げるぞ! 九坂、レベル3だ!」
「ああ」
「―――おっ。気合い入ってるな、井吹」
「みんな!」
神童と剣城を除きユニフォームに着替えたメンバーが集まったので、天馬は驚いた。どうやらまだ特訓をするようだ。
「決勝を戦える最低レベルは4だね」
「見てて、キャプテン! 私、絶対クリアして見せるから!」
「就寝時間まであと1時間48分あります」
「ギリギリまで特訓だ!」
皆帆やさくらや真名部や瞬木たちは、許された時間の範囲まで積極的に練習すると天馬に伝えるのだった。
「よし、レベル3クリア!」
雪道をドリブルし大きな雪玉をかわす特訓を、瞬木はレベル3までクリアする。
「ふっ!」
「野咲さんは、レベル2ですか?」
「3よ!」
「ええっ!? 僕はまだレベル2もクリアできていないのに!?」
「もっとレベルを上げて!」
降り注ぐ鉄骨をドリブルしながらかわす特訓を、真名部がまだレベル2だが、さくらはレベル3もクリアして次を促す。
三人だけでなく、他の特訓に挑むそれぞれのメンバーも、レベル2~4へとどんどんクリアしている。
(スゴい……短い間に、みんな確実に上達している。確かに瑞貴さんの言う通り、一人一人の力がレベルアップすればチームの力も底上げされる。それはわかってる……わかってるけど!)
頭ではわかっているのに、天馬はどうしても釈然としなかった。
ちなみにこのあと、就寝時間のことも忘れて特訓に励む彼らの元へ瑞貴が大声を上げて乗り込んで来た。
「いい加減に寝なさ――いっ!!」
「「「「「すみませーん/ごめんなさーい!!」」」」」
☆☆☆☆☆
翌日、宿舎のエントランスを歩いていた瑞貴は井吹がブラックルームへの出入り口を開けている姿を見つけた。
「宗正くん、おはよう」
「っ、おはようございます」
「今日はちゃんと朝食は取った?」
「はい。少し早めにおばちゃんからいただきました。では、俺はこれで」
「ちょっと待って!」
地下に行こうとするので瑞貴は引き留めると、井吹は一刻も早く練習したいのになんなのかという顔を向けた。今は練習に力が入り過ぎているメンバーが多いから昨日のミーティングも同じような視線を向けられたし、瑞貴は差して気にせず言葉を続ける。
「宗正くん、GKの役割ってなんだと思う?」
「……シュートを1点も決めさせないことでしょう。それがなんなんですか」
「違うよ」
「!」
「GKは守護神って呼ばれているけど、それは『ゴールを守るから』じゃない。もっと別の理由があるの。それがなんなのかを理解すること、これは私からの課題ね」
「…………」
「今日は私、午後まで決勝戦の手続きがあるからブラックルームに行けそうにないや。でも、ちゃんと食事時間は守ってね。それじゃあ」
そう言って瑞貴は宿舎を出ていった。そのうしろ姿を見送った井吹は瑞貴に気づかれないように拳をギュッと握る。
(なんなんだよ、瑞貴さんも神童も!)
井吹は苛立ちが隠せないように歯を食いしばると、このモヤモヤした気持ちを練習にぶつけるためブラックルームへと降りていくのだった。
バシュンッ!
現れた白竜のシュートを井吹は正面からガッチリとキャッチし、九坂にホログラムのレベルアップを促す。
「よし、成功だ! レベルを上げるぞ! 九坂、レベル3だ!」
「ああ」
「―――おっ。気合い入ってるな、井吹」
「みんな!」
神童と剣城を除きユニフォームに着替えたメンバーが集まったので、天馬は驚いた。どうやらまだ特訓をするようだ。
「決勝を戦える最低レベルは4だね」
「見てて、キャプテン! 私、絶対クリアして見せるから!」
「就寝時間まであと1時間48分あります」
「ギリギリまで特訓だ!」
皆帆やさくらや真名部や瞬木たちは、許された時間の範囲まで積極的に練習すると天馬に伝えるのだった。
「よし、レベル3クリア!」
雪道をドリブルし大きな雪玉をかわす特訓を、瞬木はレベル3までクリアする。
「ふっ!」
「野咲さんは、レベル2ですか?」
「3よ!」
「ええっ!? 僕はまだレベル2もクリアできていないのに!?」
「もっとレベルを上げて!」
降り注ぐ鉄骨をドリブルしながらかわす特訓を、真名部がまだレベル2だが、さくらはレベル3もクリアして次を促す。
三人だけでなく、他の特訓に挑むそれぞれのメンバーも、レベル2~4へとどんどんクリアしている。
(スゴい……短い間に、みんな確実に上達している。確かに瑞貴さんの言う通り、一人一人の力がレベルアップすればチームの力も底上げされる。それはわかってる……わかってるけど!)
頭ではわかっているのに、天馬はどうしても釈然としなかった。
ちなみにこのあと、就寝時間のことも忘れて特訓に励む彼らの元へ瑞貴が大声を上げて乗り込んで来た。
「いい加減に寝なさ――いっ!!」
「「「「「すみませーん/ごめんなさーい!!」」」」」
☆☆☆☆☆
翌日、宿舎のエントランスを歩いていた瑞貴は井吹がブラックルームへの出入り口を開けている姿を見つけた。
「宗正くん、おはよう」
「っ、おはようございます」
「今日はちゃんと朝食は取った?」
「はい。少し早めにおばちゃんからいただきました。では、俺はこれで」
「ちょっと待って!」
地下に行こうとするので瑞貴は引き留めると、井吹は一刻も早く練習したいのになんなのかという顔を向けた。今は練習に力が入り過ぎているメンバーが多いから昨日のミーティングも同じような視線を向けられたし、瑞貴は差して気にせず言葉を続ける。
「宗正くん、GKの役割ってなんだと思う?」
「……シュートを1点も決めさせないことでしょう。それがなんなんですか」
「違うよ」
「!」
「GKは守護神って呼ばれているけど、それは『ゴールを守るから』じゃない。もっと別の理由があるの。それがなんなのかを理解すること、これは私からの課題ね」
「…………」
「今日は私、午後まで決勝戦の手続きがあるからブラックルームに行けそうにないや。でも、ちゃんと食事時間は守ってね。それじゃあ」
そう言って瑞貴は宿舎を出ていった。そのうしろ姿を見送った井吹は瑞貴に気づかれないように拳をギュッと握る。
(なんなんだよ、瑞貴さんも神童も!)
井吹は苛立ちが隠せないように歯を食いしばると、このモヤモヤした気持ちを練習にぶつけるためブラックルームへと降りていくのだった。