勝利への解法
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フットボールフロンティアインターナショナルV2準決勝・マッハタイガー戦。ムエタイのようなプレーをするマッハタイガーにイナズマジャパンは苦戦を強いられたが、九坂隆二からの告白を受け自信が付いた森村好葉の必殺技がピンチを救い、1対1の同点で前半を終えた。
だが後半に何故か不安を抱える真名部陣一郎と皆帆和人。その二人に黒岩流星はあることを伝える。
「真名部、皆帆」
「「!」」
「見い出すんだ。お前たち二人で、――勝利への解法をな」
「勝利への……?」
「解法……?」
黒岩はそう告げてベンチに戻ったので、二人は黒岩の真意がわからなかいまま、後半戦のためポジションに着くことになった。
《フットボールフロンティアインターナショナルV2! アジア地区予選準決勝! 日本代表イナズマジャパン対タイ代表マッハタイガーの一戦は、1対1の同点です! 決勝へ駒を進めるのはイナズマジャパンか、マッハタイガーか、まもなく後半戦が始まろうとしています!!》
「勝利への解法……か」
『見い出すんだ。お前たち二人で、――勝利への解法をな』
「難問に挑むのは嫌いではありません」
「見つけてみせるよ、君より先にね」
「望むところです」
どちらが先に黒岩の言う『勝利への解法』を見つけるのか、皆帆と真名部はお互い挑戦的な口調で言う。
「みんな、敵を恐れるな! 気合い入れて行こう! この試合、絶対に勝つぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「俺たちの恐ろしさを、そろそろ見せてやらないとな。勝つのは俺たちだ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
松風天馬とナパ=ラダーム、それぞれのキャプテンの言葉にチームメイトたちは応えるのだった。
イナズマジャパンボールで後半戦開始。瞬木隼人から渡されたボールで剣城京介はドリブルすると……。
「ホ~アッチョォ!」
「何っ!?」
バーク=セパクローが片手を地に付けて回し蹴りの要領で剣城からボールを奪った。そのまま誰にもパスを回さずドリブルで持ち込む。
「後半は攻撃重視か! させない!」
「!」
天馬がスライディングを仕掛けるが、バークはフッと笑うとボールを両足で挟んでジャンプする。それに膝も曲げているので少しも触れさせない。なんなく着地したバークは果敢に攻め込む。
「タムガン!」
「ふっ!」
バークからパスを受けたタムガン=ジャーはドリブルで攻め上がる。うしろにはバークとガオラン=サゴットがいるのでどちらへパスしても、そのまま攻めてもおかしくない。
迎え撃つ皆帆と真名部は、それぞれのやり方でしっかり相手を観察する。
「ガオラン!」
《ああっと! 皆帆と真名部、動くことができないー!》
「「!」」
「ふっ! このはロール!」
何故か見据えたまま動かない皆帆と真名部。そこへ好葉が必殺技で攻撃を防ぎ、ボールをガオランからラインの外へ出した。
「好葉! ナイスカット!」
「エヘヘ……」
「「…………」」
天馬が親指を立てて褒めると、好葉は照れくさそうに頭に手を当てた。好葉の動きもまた皆帆と真名部は観察し解法へ繋げようと思考に入れる。
「おい!」
「「!」」
「さすがに何も動かないってのはナシだろ」
少しでも動くそぶりがなかったので九坂が咎めると、二人はそれを否定する。
「ただ見ていたわけじゃないよ」
「そっ。相手の解析が先決です」
「それに、森村さんがうしろにいたからね」
「えっ?」
「必殺技を得た今、相手を足止めできる確率が飛躍的に上がったはずです」
「そ、そうか」
「あ、ありがとう……」
好葉がいるから安心していたという皆帆と真名部に、九坂は納得し好葉は再び照れるように目線を逸らしつつも頬を赤くした。
ディフェンスの力がアップしたため、オフェンス陣の動きもよくなっていく。ボールを取ってドリブルする天馬は前線にいる剣城へパスを出す。
「剣城!」
《イナズマジャパンにチャンス到来かー!?》
「行かせるか!」
「「デスサイズミドル!」」
「ぐっ、ぐううっ……ぐわっ!」
ヤム=ポアパンとナパによる連携技により、剣城の動きは阻止されただけでなくボールを奪われてしまう。
だが後半に何故か不安を抱える真名部陣一郎と皆帆和人。その二人に黒岩流星はあることを伝える。
「真名部、皆帆」
「「!」」
「見い出すんだ。お前たち二人で、――勝利への解法をな」
「勝利への……?」
「解法……?」
黒岩はそう告げてベンチに戻ったので、二人は黒岩の真意がわからなかいまま、後半戦のためポジションに着くことになった。
《フットボールフロンティアインターナショナルV2! アジア地区予選準決勝! 日本代表イナズマジャパン対タイ代表マッハタイガーの一戦は、1対1の同点です! 決勝へ駒を進めるのはイナズマジャパンか、マッハタイガーか、まもなく後半戦が始まろうとしています!!》
「勝利への解法……か」
『見い出すんだ。お前たち二人で、――勝利への解法をな』
「難問に挑むのは嫌いではありません」
「見つけてみせるよ、君より先にね」
「望むところです」
どちらが先に黒岩の言う『勝利への解法』を見つけるのか、皆帆と真名部はお互い挑戦的な口調で言う。
「みんな、敵を恐れるな! 気合い入れて行こう! この試合、絶対に勝つぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「俺たちの恐ろしさを、そろそろ見せてやらないとな。勝つのは俺たちだ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
松風天馬とナパ=ラダーム、それぞれのキャプテンの言葉にチームメイトたちは応えるのだった。
イナズマジャパンボールで後半戦開始。瞬木隼人から渡されたボールで剣城京介はドリブルすると……。
「ホ~アッチョォ!」
「何っ!?」
バーク=セパクローが片手を地に付けて回し蹴りの要領で剣城からボールを奪った。そのまま誰にもパスを回さずドリブルで持ち込む。
「後半は攻撃重視か! させない!」
「!」
天馬がスライディングを仕掛けるが、バークはフッと笑うとボールを両足で挟んでジャンプする。それに膝も曲げているので少しも触れさせない。なんなく着地したバークは果敢に攻め込む。
「タムガン!」
「ふっ!」
バークからパスを受けたタムガン=ジャーはドリブルで攻め上がる。うしろにはバークとガオラン=サゴットがいるのでどちらへパスしても、そのまま攻めてもおかしくない。
迎え撃つ皆帆と真名部は、それぞれのやり方でしっかり相手を観察する。
「ガオラン!」
《ああっと! 皆帆と真名部、動くことができないー!》
「「!」」
「ふっ! このはロール!」
何故か見据えたまま動かない皆帆と真名部。そこへ好葉が必殺技で攻撃を防ぎ、ボールをガオランからラインの外へ出した。
「好葉! ナイスカット!」
「エヘヘ……」
「「…………」」
天馬が親指を立てて褒めると、好葉は照れくさそうに頭に手を当てた。好葉の動きもまた皆帆と真名部は観察し解法へ繋げようと思考に入れる。
「おい!」
「「!」」
「さすがに何も動かないってのはナシだろ」
少しでも動くそぶりがなかったので九坂が咎めると、二人はそれを否定する。
「ただ見ていたわけじゃないよ」
「そっ。相手の解析が先決です」
「それに、森村さんがうしろにいたからね」
「えっ?」
「必殺技を得た今、相手を足止めできる確率が飛躍的に上がったはずです」
「そ、そうか」
「あ、ありがとう……」
好葉がいるから安心していたという皆帆と真名部に、九坂は納得し好葉は再び照れるように目線を逸らしつつも頬を赤くした。
ディフェンスの力がアップしたため、オフェンス陣の動きもよくなっていく。ボールを取ってドリブルする天馬は前線にいる剣城へパスを出す。
「剣城!」
《イナズマジャパンにチャンス到来かー!?》
「行かせるか!」
「「デスサイズミドル!」」
「ぐっ、ぐううっ……ぐわっ!」
ヤム=ポアパンとナパによる連携技により、剣城の動きは阻止されただけでなくボールを奪われてしまう。