イナズマジャパン脱退試験!
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〈みなさん、楽しんでいただけましたでしょうか? まだまだ未熟な選手ですが、今日のみなさんの心からの応援を忘れず、日々進歩を遂げてくれるものと思います。サポーターの応援には、選手たちを力づける絶対的な力があります。イナズマジャパンを、これからも見守り続けてください〉
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
黒岩の言葉に沸き起こる歓声は、これからのイナズマジャパンへの期待と自分たちの声が力になれるという嬉しさが入り交じっている。応援されるのも悪くないと思ったのか、真名部も皆帆も満更でもないようだ。
「せっかくだし、まあもう少しやってみるも面白いかもしれません」
「日本代表を経験しておくのも、後々役に立つかもしれないしね」
――サポーターやメディアがスタジアムから退場し、残ったのは選手と葵と瑞貴だけだ。黒岩はメディアの対応に入ってみのりもそれに付いて行ったのである。
「みんなお疲れ様。全員が試験をクリアできなかったので、これからは本格的なサッカーの特訓を受けてもらうよ。もちろん、世界大会を勝ち進むためにね」
「「「「「はい!」」」」」
「ということでみんな。――明日からは本格的にしごくからね」
「「「「「えっ……!?」」」」」
((((あっ……))))
笑顔だが確かな迫力を持つ瑞貴に鉄角たちは何かを感じ取って口を引きつらせると、天馬や葵たち雷門メンバーは瑞貴の指導を思い出して苦笑するのだった。
☆☆☆☆☆
翌日、全員が自主的にヨットハーバーグラウンドに集まって練習に参加してくれた。今はタイヤに繋げたロープを腰に巻いて走っているのだが、頭脳派タイプの真名部と皆帆はタイヤを体に乗せてバテているので葵は注意する。
「真名部くん、皆帆くん、まだ終わりじゃないよ?」
「アハハハ……」
「この練習メニューは、僕にはハード過ぎます……合理的ではありません」
「監督と約束したでしょ? 脱退試験をクリアできなかったら、本格的な特訓を受けるって」
「そうですけど~……」
「――いいよ、葵ちゃん。休みたいならそのままで」
「「!」」
コーチである瑞貴の口から出た『休んでもいい』という言葉に、皆帆と真名部は一瞬目を輝かせた。だが葵はそうはいかないと声を上げる。
「瑞貴さん! でも!」
「大丈夫。――あとで追加メニューを組むだけだから」
「「えっ?」」
「もともと二人の最大の弱点は体力だからね。このノルマですらクリアできないのなら、さらにペナルティという名の特訓を受けてもらうだけだよ」
「「ヒイッ!」」
ビューンッ!
「あっ、走れた」
「まだ体力残ってたんだね~」
瑞貴の声の低さに本気を感じた皆帆と真名部は恐怖のあまり悲鳴を上げ、すぐさま立ち上がると走ってその場から立ち去った。
「こんなことならやっぱり辞めておけばよかったかも」
「がんばろうぜ、キャプテン!」
「鉄角……――フフッ」
さくらのように後悔する者もいれば、鉄角のように前向きに特訓を受けてくれる者もいる。それでも数日前と違ってみんなが練習に参加してくれたことに、天馬は嬉しく思った。
「次はドリブルでダッシュよー!」
「「「「「ええっ!?」」」」」
「疲労回復にはあと三十分の休憩が必要です!」
「そりゃ休み過ぎだって」
瑞貴から告げられた次のメニューに一部から不満の声が上がると、真名部がさらなる休憩を求めた。しかしそれは鉄角の言う通り休み過ぎである。
「ほらそこ、ちゃんとやる!」
「ドリブル練習が終わったら休憩に入るよ。そのあとは各自個人のメニューをこなしてもらうからねー!」
「「「「「ええっ!?」」」」」
葵の𠮟咤と、瑞貴の容赦ないメニューが加わり、チームは少しずつレベルアップしていく(?)のであった。
☆コーチの 今日の格言☆
試合の中で力が入るときは、仲間やプレーだけじゃない。観客からも力をもらっている
以上!!
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
黒岩の言葉に沸き起こる歓声は、これからのイナズマジャパンへの期待と自分たちの声が力になれるという嬉しさが入り交じっている。応援されるのも悪くないと思ったのか、真名部も皆帆も満更でもないようだ。
「せっかくだし、まあもう少しやってみるも面白いかもしれません」
「日本代表を経験しておくのも、後々役に立つかもしれないしね」
――サポーターやメディアがスタジアムから退場し、残ったのは選手と葵と瑞貴だけだ。黒岩はメディアの対応に入ってみのりもそれに付いて行ったのである。
「みんなお疲れ様。全員が試験をクリアできなかったので、これからは本格的なサッカーの特訓を受けてもらうよ。もちろん、世界大会を勝ち進むためにね」
「「「「「はい!」」」」」
「ということでみんな。――明日からは本格的にしごくからね」
「「「「「えっ……!?」」」」」
((((あっ……))))
笑顔だが確かな迫力を持つ瑞貴に鉄角たちは何かを感じ取って口を引きつらせると、天馬や葵たち雷門メンバーは瑞貴の指導を思い出して苦笑するのだった。
☆☆☆☆☆
翌日、全員が自主的にヨットハーバーグラウンドに集まって練習に参加してくれた。今はタイヤに繋げたロープを腰に巻いて走っているのだが、頭脳派タイプの真名部と皆帆はタイヤを体に乗せてバテているので葵は注意する。
「真名部くん、皆帆くん、まだ終わりじゃないよ?」
「アハハハ……」
「この練習メニューは、僕にはハード過ぎます……合理的ではありません」
「監督と約束したでしょ? 脱退試験をクリアできなかったら、本格的な特訓を受けるって」
「そうですけど~……」
「――いいよ、葵ちゃん。休みたいならそのままで」
「「!」」
コーチである瑞貴の口から出た『休んでもいい』という言葉に、皆帆と真名部は一瞬目を輝かせた。だが葵はそうはいかないと声を上げる。
「瑞貴さん! でも!」
「大丈夫。――あとで追加メニューを組むだけだから」
「「えっ?」」
「もともと二人の最大の弱点は体力だからね。このノルマですらクリアできないのなら、さらにペナルティという名の特訓を受けてもらうだけだよ」
「「ヒイッ!」」
ビューンッ!
「あっ、走れた」
「まだ体力残ってたんだね~」
瑞貴の声の低さに本気を感じた皆帆と真名部は恐怖のあまり悲鳴を上げ、すぐさま立ち上がると走ってその場から立ち去った。
「こんなことならやっぱり辞めておけばよかったかも」
「がんばろうぜ、キャプテン!」
「鉄角……――フフッ」
さくらのように後悔する者もいれば、鉄角のように前向きに特訓を受けてくれる者もいる。それでも数日前と違ってみんなが練習に参加してくれたことに、天馬は嬉しく思った。
「次はドリブルでダッシュよー!」
「「「「「ええっ!?」」」」」
「疲労回復にはあと三十分の休憩が必要です!」
「そりゃ休み過ぎだって」
瑞貴から告げられた次のメニューに一部から不満の声が上がると、真名部がさらなる休憩を求めた。しかしそれは鉄角の言う通り休み過ぎである。
「ほらそこ、ちゃんとやる!」
「ドリブル練習が終わったら休憩に入るよ。そのあとは各自個人のメニューをこなしてもらうからねー!」
「「「「「ええっ!?」」」」」
葵の𠮟咤と、瑞貴の容赦ないメニューが加わり、チームは少しずつレベルアップしていく(?)のであった。
☆コーチの 今日の格言☆
試合の中で力が入るときは、仲間やプレーだけじゃない。観客からも力をもらっている
以上!!