鬼道有人との再会!
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「「キャプテン!」」
「神童!」
天馬と信助を始め霧野たちは神童の元へ駆け寄ると、神童は起き上がりながら悔しげに呟く。
「ダメだ……ボールの力に負けてしまう……」
「やっぱりな……!」
「もう一度――」
「次は俺がやる」
半ば予想はしていたとはいえ車田は拳を手の平に打ち付けた。あきらめない神童が再チャレンジを望むと声が上がった。その声の主は――倉間だ。
「わかった。頼む!」
「んっ!」
「よーし、位置に付け!」
「合点だド!」
最初の頃から反発していた倉間も、今や積極的に勝利を目指していた。神童が声を上げると天城たちはもう一度先ほど日に戻った。
それを見ながら瑞貴はアルティメットサンダーの効果と条件がわかってメモをする。
「四人のボールのパワーを最後の一人が敵陣に蹴り返し、衝撃波で相手のディフェンス陣を崩すってわけか……。確かに最後のキッカーにパワーがないとできないけど、同時にチームワークがかなり重要になる必殺タクティクスだね」
「このチームも、なんとかまとまって来たようだな」
「瑞貴先輩、円堂監督」
「「ん?」」
「帝国学園のデータです」
春奈からボードを円堂が受け取って瑞貴は隣から覗き込むと、そこに書いてあったのは帝国学園サッカー部の出場者リストだった。どうやら連絡と同時に届いたらしい。
「!」
「春奈ちゃん……!」
「はい……」
上から下まで目を通していると、円堂も瑞貴も目を見開いて春奈を見ると頷いた。帝国学園の監督は、かつて共に戦ってきた仲間であり天才ゲームメーカーの――鬼道有人だった。
「鬼道……!」
「確か、イタリアのリーグでプレーしてるはずじゃなかったっけ?」
「最近連絡が取れなくて、私も気になってはいたんです。でも、まさかこんなことになっていたなんて……」
「私たちが雷門で有人が帝国……まるで最初の頃みたい」
円堂と瑞貴もしばらく連絡はしていなかったが、実の妹である春奈に音信不通なのはおかしい。初めて会ったときのように敵として再会するなど思ってもみなかった。
「ん? ねぇ、このコーチの名前」
「「あっ!」」
鬼道ばかり目に映って気づかなかったのか、円堂も春奈も声を上げた。帝国学園サッカー部のコーチは――佐久間次郎だ。
瑞貴たちはピッチを再び見ると、倉間が神童と同じようにボールに弾き飛ばされていた。
「うわあ!」
「倉間!」
「チックショー! 蹴り返せねぇ!」
神童たちが駆け寄ると、倉間は上半身を起こして悔しそうに叫んだ。
「倉間でもダメか……」
「そんな、キャプテンや倉間さんにもできないなんて……」
「どんなボールなんだろう?」
天馬や信助は初めて見るのでどんな結果になるのかわからずにいると、三国が説明する。
「神童!」
天馬と信助を始め霧野たちは神童の元へ駆け寄ると、神童は起き上がりながら悔しげに呟く。
「ダメだ……ボールの力に負けてしまう……」
「やっぱりな……!」
「もう一度――」
「次は俺がやる」
半ば予想はしていたとはいえ車田は拳を手の平に打ち付けた。あきらめない神童が再チャレンジを望むと声が上がった。その声の主は――倉間だ。
「わかった。頼む!」
「んっ!」
「よーし、位置に付け!」
「合点だド!」
最初の頃から反発していた倉間も、今や積極的に勝利を目指していた。神童が声を上げると天城たちはもう一度先ほど日に戻った。
それを見ながら瑞貴はアルティメットサンダーの効果と条件がわかってメモをする。
「四人のボールのパワーを最後の一人が敵陣に蹴り返し、衝撃波で相手のディフェンス陣を崩すってわけか……。確かに最後のキッカーにパワーがないとできないけど、同時にチームワークがかなり重要になる必殺タクティクスだね」
「このチームも、なんとかまとまって来たようだな」
「瑞貴先輩、円堂監督」
「「ん?」」
「帝国学園のデータです」
春奈からボードを円堂が受け取って瑞貴は隣から覗き込むと、そこに書いてあったのは帝国学園サッカー部の出場者リストだった。どうやら連絡と同時に届いたらしい。
「!」
「春奈ちゃん……!」
「はい……」
上から下まで目を通していると、円堂も瑞貴も目を見開いて春奈を見ると頷いた。帝国学園の監督は、かつて共に戦ってきた仲間であり天才ゲームメーカーの――鬼道有人だった。
「鬼道……!」
「確か、イタリアのリーグでプレーしてるはずじゃなかったっけ?」
「最近連絡が取れなくて、私も気になってはいたんです。でも、まさかこんなことになっていたなんて……」
「私たちが雷門で有人が帝国……まるで最初の頃みたい」
円堂と瑞貴もしばらく連絡はしていなかったが、実の妹である春奈に音信不通なのはおかしい。初めて会ったときのように敵として再会するなど思ってもみなかった。
「ん? ねぇ、このコーチの名前」
「「あっ!」」
鬼道ばかり目に映って気づかなかったのか、円堂も春奈も声を上げた。帝国学園サッカー部のコーチは――佐久間次郎だ。
瑞貴たちはピッチを再び見ると、倉間が神童と同じようにボールに弾き飛ばされていた。
「うわあ!」
「倉間!」
「チックショー! 蹴り返せねぇ!」
神童たちが駆け寄ると、倉間は上半身を起こして悔しそうに叫んだ。
「倉間でもダメか……」
「そんな、キャプテンや倉間さんにもできないなんて……」
「どんなボールなんだろう?」
天馬や信助は初めて見るのでどんな結果になるのかわからずにいると、三国が説明する。