鬼道有人との再会!
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「なんじゃこりゃー!?」
もうすぐホーリーロード地区予選準決勝が始まる頃、音無春奈が持って来たフィフスセクターからの指令を見て、円堂瑞貴が声を上げた。ちょうど円堂守も部屋に入って来たため、驚いて二人の元へ駆け寄る。
「どうしたんだ?」
「見てよ、これ!」
瑞貴が円堂に指令所を差し出すと、円堂も目を見開くことになった。
「準決勝の相手が、帝国学園……!?」
Aブロックで雷門と当たるはずだった青葉学園の名前が、Bブロックの帝国学園に入れ変えられていたのだ。
――ミーティングルームに集まった選手たちに、円堂が先ほどのことを伝えると神童拓人を始め当然ながら全員驚く。
「帝国学園って……!」
「そんな……!」
「マジかよ……!?」
霧野蘭丸も倉間典人も信じられない気持ちでいて、決勝戦でしかありえない組み合わせに天城大地は立ち上がる。
「おかしいド! 準決勝の相手は青葉学園のはずだド!」
「終わりだ……」
「「?」」
速水鶴正は相変わらずのネガティブでいるも、松風天馬と西園信助はどうしてこんなに暗いのかがわからなかった。春奈は突然の連絡事項の理由を伝える。
「今朝になって、ブロック分けを改正するって通達が来たの」
「ちゅーか、強引に青葉と帝国を入れ替えたってことじゃね?」
「わざわざブロック替えまでして、帝国学園をぶつけてきたということか」
「連勝もここでストップだな……」
「そんな! 戦ってみなきゃわからないじゃないですか!」
フィフスセクターが確実に雷門を潰したいという思惑に浜野海士と三国太一も気づき、倉間は勝利の確率が減ったと思うと天馬は立ち上がった。全員が注目すると車田剛一が理由を言う。
「今や帝国学園は、フィフスセクターの手の中にある。化身を使う選手が何人もいるらしいぞ」
「あう……。もうダメですね……フィフスセクターが本気になったんです……。おしまいです……」
ただでさえ万能坂中も化身使いが二人もいたのだ。苦戦を強いられるのは目に見えていると速水が頭を抱えるが、天馬はワクワクしていた。
「でも、帝国学園と戦えるなんてスゴいじゃないですか! 雷門対帝国……ワクワクします!」
「その帝国に、俺たちは十人で立ち向かわなくちゃならないんだがな」
…………。
「えっ?」
全く現状が頭に入ってなかったのか、倉間が指摘すると天馬は目をパチクリした。
「南沢さんが抜けて、剣城も練習に顔を出していない。普通に考えて勝ち目はないだろうな」
「あと一人集めといたほうがいいですよ……」
「――いや、このままでいい」
ただでさえ今は交代選手もいない状態で、決定的な攻撃になるFWが一人しかいないのだ。速水が提案するも否定したのは意外にも神童だ。一番前の席に座っていたため、立ち上がってみんなに顔を向けるように振り向く。
「この十人でがんばる!」
「キャプテン……!」
急ごしらえのメンバーを入れるのではなく、フィフスセクターと戦うと決めた自分たちでがんばろうとする神童に、天馬は目を輝かせ、円堂も嬉しそうに両手を腰に当てる。
「よく言った、神童! このメンバーで勝利に向けて突っ走るぞ!」
「「「「「はい!!」」」」」
「…………」
「それじゃ今日から帝国戦に向けて練習するね。ユニフォームに着替えて室内グラウンドに集まるように」
瑞貴が次の指示を伝える中、倉間だけは何かを思うように顔をしかめていた。
もうすぐホーリーロード地区予選準決勝が始まる頃、音無春奈が持って来たフィフスセクターからの指令を見て、円堂瑞貴が声を上げた。ちょうど円堂守も部屋に入って来たため、驚いて二人の元へ駆け寄る。
「どうしたんだ?」
「見てよ、これ!」
瑞貴が円堂に指令所を差し出すと、円堂も目を見開くことになった。
「準決勝の相手が、帝国学園……!?」
Aブロックで雷門と当たるはずだった青葉学園の名前が、Bブロックの帝国学園に入れ変えられていたのだ。
――ミーティングルームに集まった選手たちに、円堂が先ほどのことを伝えると神童拓人を始め当然ながら全員驚く。
「帝国学園って……!」
「そんな……!」
「マジかよ……!?」
霧野蘭丸も倉間典人も信じられない気持ちでいて、決勝戦でしかありえない組み合わせに天城大地は立ち上がる。
「おかしいド! 準決勝の相手は青葉学園のはずだド!」
「終わりだ……」
「「?」」
速水鶴正は相変わらずのネガティブでいるも、松風天馬と西園信助はどうしてこんなに暗いのかがわからなかった。春奈は突然の連絡事項の理由を伝える。
「今朝になって、ブロック分けを改正するって通達が来たの」
「ちゅーか、強引に青葉と帝国を入れ替えたってことじゃね?」
「わざわざブロック替えまでして、帝国学園をぶつけてきたということか」
「連勝もここでストップだな……」
「そんな! 戦ってみなきゃわからないじゃないですか!」
フィフスセクターが確実に雷門を潰したいという思惑に浜野海士と三国太一も気づき、倉間は勝利の確率が減ったと思うと天馬は立ち上がった。全員が注目すると車田剛一が理由を言う。
「今や帝国学園は、フィフスセクターの手の中にある。化身を使う選手が何人もいるらしいぞ」
「あう……。もうダメですね……フィフスセクターが本気になったんです……。おしまいです……」
ただでさえ万能坂中も化身使いが二人もいたのだ。苦戦を強いられるのは目に見えていると速水が頭を抱えるが、天馬はワクワクしていた。
「でも、帝国学園と戦えるなんてスゴいじゃないですか! 雷門対帝国……ワクワクします!」
「その帝国に、俺たちは十人で立ち向かわなくちゃならないんだがな」
…………。
「えっ?」
全く現状が頭に入ってなかったのか、倉間が指摘すると天馬は目をパチクリした。
「南沢さんが抜けて、剣城も練習に顔を出していない。普通に考えて勝ち目はないだろうな」
「あと一人集めといたほうがいいですよ……」
「――いや、このままでいい」
ただでさえ今は交代選手もいない状態で、決定的な攻撃になるFWが一人しかいないのだ。速水が提案するも否定したのは意外にも神童だ。一番前の席に座っていたため、立ち上がってみんなに顔を向けるように振り向く。
「この十人でがんばる!」
「キャプテン……!」
急ごしらえのメンバーを入れるのではなく、フィフスセクターと戦うと決めた自分たちでがんばろうとする神童に、天馬は目を輝かせ、円堂も嬉しそうに両手を腰に当てる。
「よく言った、神童! このメンバーで勝利に向けて突っ走るぞ!」
「「「「「はい!!」」」」」
「…………」
「それじゃ今日から帝国戦に向けて練習するね。ユニフォームに着替えて室内グラウンドに集まるように」
瑞貴が次の指示を伝える中、倉間だけは何かを思うように顔をしかめていた。