最後のタイムジャンプ!
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「みんな!」
「「「「「!」」」」」
「全員攻撃をかけよう!」
「最後のプレーというわけか……!」
「わかった!」
「そう言うと思ったぜ!」
「それがキャプテンとしての判断なら!」
「乗ったぜよ!」
「ああ! OKだ!」
「なんかウホウホくっぞー!」
「やるか!」
「やんね!」
「うん! いこう!」
「みんな……!」
天馬の指示に神童、剣城、ザナーク、フェイ、錦、雨宮、トーブ、霧野、黄名子、信助……全員笑みを浮かべて応える。
そして最後の力を振り絞ってオーラを放ち、全員の力を合わせるクロノストーム。対してSARUたちザ・ラグーンもオーラを解き放って全員で迎え撃つ態勢に入っていた。
「しょせんは最後の……悪あがきだ!」
「うおおぉぉおおお!」
それぞれのキャプテンを中心に集まった二つの巨大なオーラがぶつかり合い、激しいエネルギーが放たれた。
すると天馬は英語と二重螺旋が連なった空間にいる感覚がすると、SARUの声が響き渡る。
(僕たちは、お前たちとは違う!)
(SARU……!)
(僕たちは、未来のために生み出された優れた人間なんだ! だから、この戦いで僕たちの存在を認めさせてやる!)
(どこが違うの?)
(何っ!?)
(優れていてもいなくても、みんな同じ人間でしょ!? 一人一人違ってて当然だよ! SARUがどんな思いをしたのかわからないけど……君と俺に違いなんか――)
(ある!)
(!)
(僕はお前なんかと絶対に違う! 僕たちは――セカンドステージ・チルドレンなんだ!)
不思議な空間から現実に帰り、天馬とSARUはボールを中心に足を挟んでいた。しかしフェーダのリーダーとして今まで戦ってきたSARUのほうが信念が強いのか、天馬は圧されている。
「くうっ……!」
「邪魔を、するなー!」
「うわあっ!」
ビキッ!
SARUの足から嫌な音がすると、ボールは大きく宙に飛んで行った。それを見た天馬は仲間たちに向かって大きく叫んで託す。
「みんな頼む!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「任せて!」
「いくぞ!」
ボールを取ったフェイを中心に神童と剣城が飛び出し、十一人全員の力をボールに込めて撃つ。
「最強イレブン波動!」
「止めろ――っ!!」
SARUもまた大きな声を上げて託したので、ザ・ラグーンはオーラを放って力を合わせて止めようとしたが、それよりも上をいくシュートにより全員が弾き飛ばされた。
《決まった――っ!! ついに逆転だ――っ!!》
「やった! 天馬!」
「あいつら……!」
「やるじゃないか」
「ああ!」
「本当に成長したね、みんな……!」
とうとう5対4と勝ち越ししたクロノストームに、空野葵が嬉しそうに声を上げる。そして豪炎寺も鬼道も円堂も笑みを浮かべ、瑞貴も感慨深そうに浮かんだ涙を拭った。
「はあっ……!」
シュンッ!
「ウホ?」
「ミキシマックスが……!」
力を使いきって腰を落としたトーブはミキシマックスが解けて元の姿に戻る。それはトーブだけじゃなく天馬たち全員がそうだった。
「まだだ……! これくらい……!」
ビキッ!
「グッ……ああっ!」
地に伏せていたSARUは力を振り絞って立ち上がろうとするが、先ほどの衝撃により出てきた足の痛みに負けて再び地に体を倒してしまう。
「ウウッ……――っ!?」
「「「「「…………」」」」」
それでも立ち上がろうとしたSARUが上を見ると、ザ・ラグーンのメンバーが自分を囲んで見降ろしていた。心の余裕をなくし立ち上がることもできないせいか、SARUにはみんながまるで自分を見下しているようにも見える。
「なんだ……!? この僕が立てないなんて……クソッ! そんなはずはないんだ!」
ダンッ!
「僕がこうなってしまった以上、チームはバラバラになる……! 母さんを取り戻せなくなる……! ――っ!」
悔しそうに拳を地に叩きつけるSARUがもう一度目線を上に向けると、仲間たちが自分に向かって嘲笑っているように見えた。ついに仲間たちにまで見放されたと思ったSARUは、顔をうつむけるとギュッと目を閉じて叫ぶ。
「「「「「!」」」」」
「全員攻撃をかけよう!」
「最後のプレーというわけか……!」
「わかった!」
「そう言うと思ったぜ!」
「それがキャプテンとしての判断なら!」
「乗ったぜよ!」
「ああ! OKだ!」
「なんかウホウホくっぞー!」
「やるか!」
「やんね!」
「うん! いこう!」
「みんな……!」
天馬の指示に神童、剣城、ザナーク、フェイ、錦、雨宮、トーブ、霧野、黄名子、信助……全員笑みを浮かべて応える。
そして最後の力を振り絞ってオーラを放ち、全員の力を合わせるクロノストーム。対してSARUたちザ・ラグーンもオーラを解き放って全員で迎え撃つ態勢に入っていた。
「しょせんは最後の……悪あがきだ!」
「うおおぉぉおおお!」
それぞれのキャプテンを中心に集まった二つの巨大なオーラがぶつかり合い、激しいエネルギーが放たれた。
すると天馬は英語と二重螺旋が連なった空間にいる感覚がすると、SARUの声が響き渡る。
(僕たちは、お前たちとは違う!)
(SARU……!)
(僕たちは、未来のために生み出された優れた人間なんだ! だから、この戦いで僕たちの存在を認めさせてやる!)
(どこが違うの?)
(何っ!?)
(優れていてもいなくても、みんな同じ人間でしょ!? 一人一人違ってて当然だよ! SARUがどんな思いをしたのかわからないけど……君と俺に違いなんか――)
(ある!)
(!)
(僕はお前なんかと絶対に違う! 僕たちは――セカンドステージ・チルドレンなんだ!)
不思議な空間から現実に帰り、天馬とSARUはボールを中心に足を挟んでいた。しかしフェーダのリーダーとして今まで戦ってきたSARUのほうが信念が強いのか、天馬は圧されている。
「くうっ……!」
「邪魔を、するなー!」
「うわあっ!」
ビキッ!
SARUの足から嫌な音がすると、ボールは大きく宙に飛んで行った。それを見た天馬は仲間たちに向かって大きく叫んで託す。
「みんな頼む!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「任せて!」
「いくぞ!」
ボールを取ったフェイを中心に神童と剣城が飛び出し、十一人全員の力をボールに込めて撃つ。
「最強イレブン波動!」
「止めろ――っ!!」
SARUもまた大きな声を上げて託したので、ザ・ラグーンはオーラを放って力を合わせて止めようとしたが、それよりも上をいくシュートにより全員が弾き飛ばされた。
《決まった――っ!! ついに逆転だ――っ!!》
「やった! 天馬!」
「あいつら……!」
「やるじゃないか」
「ああ!」
「本当に成長したね、みんな……!」
とうとう5対4と勝ち越ししたクロノストームに、空野葵が嬉しそうに声を上げる。そして豪炎寺も鬼道も円堂も笑みを浮かべ、瑞貴も感慨深そうに浮かんだ涙を拭った。
「はあっ……!」
シュンッ!
「ウホ?」
「ミキシマックスが……!」
力を使いきって腰を落としたトーブはミキシマックスが解けて元の姿に戻る。それはトーブだけじゃなく天馬たち全員がそうだった。
「まだだ……! これくらい……!」
ビキッ!
「グッ……ああっ!」
地に伏せていたSARUは力を振り絞って立ち上がろうとするが、先ほどの衝撃により出てきた足の痛みに負けて再び地に体を倒してしまう。
「ウウッ……――っ!?」
「「「「「…………」」」」」
それでも立ち上がろうとしたSARUが上を見ると、ザ・ラグーンのメンバーが自分を囲んで見降ろしていた。心の余裕をなくし立ち上がることもできないせいか、SARUにはみんながまるで自分を見下しているようにも見える。
「なんだ……!? この僕が立てないなんて……クソッ! そんなはずはないんだ!」
ダンッ!
「僕がこうなってしまった以上、チームはバラバラになる……! 母さんを取り戻せなくなる……! ――っ!」
悔しそうに拳を地に叩きつけるSARUがもう一度目線を上に向けると、仲間たちが自分に向かって嘲笑っているように見えた。ついに仲間たちにまで見放されたと思ったSARUは、顔をうつむけるとギュッと目を閉じて叫ぶ。