猛攻! セカンドステージ・チルドレン‼︎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
フェーダの最強チーム、ザ・ラグーンはサリュー=エヴァンを始めアンプルを使ったことにより能力はさらに凄まじくなり、DFのシュートだって西園信助の化身アームドを破るくらいだ。
スコアは3対1、このままでは逆転することも難しく、未来の世界と円堂瑞貴はセカンドステージ・チルドレンに渡ってしまう。
(母さん……これが僕たちの力だよ)
「サリュー……」
SARUの視線に気づいた瑞貴は、彼だけでなくフェーダのセカンドステージ・チルドレンの全員が能力の強さと共に、世界への恨みの強さを感じていた。
「クッ……!」
「なんなんだよ、あいつら……!」
「あれがザ・ラグーンのさらなる力……!」
クラーク=ワンダバットは悔しそうに歯を食いしばる。それに瀬戸水鳥も空野葵も、ただでさえ強かったザ・ラグーンがさらに強くなったことに驚きを隠せない。それはクロノストームのベンチだけでなく、客席にいるエルドラドのメンバーや雷門メンバーも同じだった。
「このままだとおしまいになっちゃいます! あきらめないでください! 天馬くん! みんな!」
「「「「「!」」」」」
いつもだったら真っ先に『おしまいです……』とネガティブ発言する速水鶴正が、これまた真っ先に声を張り上げてクロノストームのみんなに応援していた。それに続くように三国太一も天城大地も車田剛一も声を上げる。
「そうだ! 負けるな、信助ー!」
「神童、ここからだド!」
「気ぃ張ってけー!」
激励の言葉を受けたフェイ=ルーンは、SARUに真っ直ぐ瞳を向ける。今は戦うべき相手でも、彼は自分にとって恩人でもあるのだから。
(SARU……必ず君を救ってみせる!)
「絶対に負けられない……この試合は俺たちだけじゃない! みんなで、勝利をつかむんだ!」
拳を握りしめた天馬の言葉に、全員が同意するように頷いた。三戦に渡って戦ってきた雷門とエルドラドのみんなのためにも、この試合はなんとしても勝たなくてはいけない。
クロノストームのボールで試合再開するため、両チームはポジションに戻る。
《ラグナロク最終戦、ザ・ラグーンは驚異的なパワーを発揮して3対1とリード!! クロノストーム、これにどう反撃するか――っ!?》
「みんな、相手のスピードに惑わされるな。ここは一歩一歩確実に、ボールを前へ運ぶ! フェイとザナークを基点に!」
「そう言うと思ったぜ。任せろ」
「フォロー頼んだよ!」
「みんな! 気合い入れていこう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「フッ。どう攻めてくるかな?」
相手と同じセカンドステージ・チルドレンである、ザナーク=アバロニクとフェイを攻撃の起点にすると作戦を立てる神童拓人。それに異論はなく天馬が全員に声を上げると、SARUは面白そうに笑っていた。
ホイッスルが鳴って試合が始まると、剣城京介がザナークにボールを渡す。攻撃陣が上がる中、神童はまだ動いていないザナークに指示を出す。
「こっちだ、ザナーク!」
「ザナークじゃねぇ……スーパーザナーク様だ!」
「っ、ザナーク……!」
「これでいいんだろ!」
ワンマンプレーが目立ちやすいザナークが、素直にパスを出したので神童は驚いた。仕方なくと口では言っているが、ザナークの本心によるパスに神童はボールを足で押さえながら笑みを浮かべる。
「みんな! 道を作るんだ!」
すると天馬と錦龍馬がイムスに、剣城と雨宮太陽がギリスのマークに着く。中央近くの道が大きく開いたので、これで確実にそのまま真っ直突き進むザナークに向けてパスが出せる。
「ザナーク!」
「よし!」
「――わかってないね」
「!」
「なんだと!?」
「ふっ!」
「何っ!?」
ギリスが意味ありげに笑みを浮かべたので雨宮と剣城が目を見開くと、ギリスは二人のマークをジャンプして抜け出しただけじゃなく、空中で足を伸ばしてパスカットしたので神童は声を上げる。
「させない! ――ウッ!?」
「楽勝」
「フッ」
天馬がすかさず着地と同時にボールを奪おうとするが、ギリスの着地の衝撃は凄まじく押し退けられた。余裕の表情を見せながらドリブルするギリスの言葉に、同意するようにSARUも笑った。
それから菜花黄名子を越えるパスをメイアへ、続いてボールを受け取ったニケがドリブルで霧野蘭丸とトーブを突破する。
スコアは3対1、このままでは逆転することも難しく、未来の世界と円堂瑞貴はセカンドステージ・チルドレンに渡ってしまう。
(母さん……これが僕たちの力だよ)
「サリュー……」
SARUの視線に気づいた瑞貴は、彼だけでなくフェーダのセカンドステージ・チルドレンの全員が能力の強さと共に、世界への恨みの強さを感じていた。
「クッ……!」
「なんなんだよ、あいつら……!」
「あれがザ・ラグーンのさらなる力……!」
クラーク=ワンダバットは悔しそうに歯を食いしばる。それに瀬戸水鳥も空野葵も、ただでさえ強かったザ・ラグーンがさらに強くなったことに驚きを隠せない。それはクロノストームのベンチだけでなく、客席にいるエルドラドのメンバーや雷門メンバーも同じだった。
「このままだとおしまいになっちゃいます! あきらめないでください! 天馬くん! みんな!」
「「「「「!」」」」」
いつもだったら真っ先に『おしまいです……』とネガティブ発言する速水鶴正が、これまた真っ先に声を張り上げてクロノストームのみんなに応援していた。それに続くように三国太一も天城大地も車田剛一も声を上げる。
「そうだ! 負けるな、信助ー!」
「神童、ここからだド!」
「気ぃ張ってけー!」
激励の言葉を受けたフェイ=ルーンは、SARUに真っ直ぐ瞳を向ける。今は戦うべき相手でも、彼は自分にとって恩人でもあるのだから。
(SARU……必ず君を救ってみせる!)
「絶対に負けられない……この試合は俺たちだけじゃない! みんなで、勝利をつかむんだ!」
拳を握りしめた天馬の言葉に、全員が同意するように頷いた。三戦に渡って戦ってきた雷門とエルドラドのみんなのためにも、この試合はなんとしても勝たなくてはいけない。
クロノストームのボールで試合再開するため、両チームはポジションに戻る。
《ラグナロク最終戦、ザ・ラグーンは驚異的なパワーを発揮して3対1とリード!! クロノストーム、これにどう反撃するか――っ!?》
「みんな、相手のスピードに惑わされるな。ここは一歩一歩確実に、ボールを前へ運ぶ! フェイとザナークを基点に!」
「そう言うと思ったぜ。任せろ」
「フォロー頼んだよ!」
「みんな! 気合い入れていこう!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「フッ。どう攻めてくるかな?」
相手と同じセカンドステージ・チルドレンである、ザナーク=アバロニクとフェイを攻撃の起点にすると作戦を立てる神童拓人。それに異論はなく天馬が全員に声を上げると、SARUは面白そうに笑っていた。
ホイッスルが鳴って試合が始まると、剣城京介がザナークにボールを渡す。攻撃陣が上がる中、神童はまだ動いていないザナークに指示を出す。
「こっちだ、ザナーク!」
「ザナークじゃねぇ……スーパーザナーク様だ!」
「っ、ザナーク……!」
「これでいいんだろ!」
ワンマンプレーが目立ちやすいザナークが、素直にパスを出したので神童は驚いた。仕方なくと口では言っているが、ザナークの本心によるパスに神童はボールを足で押さえながら笑みを浮かべる。
「みんな! 道を作るんだ!」
すると天馬と錦龍馬がイムスに、剣城と雨宮太陽がギリスのマークに着く。中央近くの道が大きく開いたので、これで確実にそのまま真っ直突き進むザナークに向けてパスが出せる。
「ザナーク!」
「よし!」
「――わかってないね」
「!」
「なんだと!?」
「ふっ!」
「何っ!?」
ギリスが意味ありげに笑みを浮かべたので雨宮と剣城が目を見開くと、ギリスは二人のマークをジャンプして抜け出しただけじゃなく、空中で足を伸ばしてパスカットしたので神童は声を上げる。
「させない! ――ウッ!?」
「楽勝」
「フッ」
天馬がすかさず着地と同時にボールを奪おうとするが、ギリスの着地の衝撃は凄まじく押し退けられた。余裕の表情を見せながらドリブルするギリスの言葉に、同意するようにSARUも笑った。
それから菜花黄名子を越えるパスをメイアへ、続いてボールを受け取ったニケがドリブルで霧野蘭丸とトーブを突破する。