SARUの力!
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「フェイが元フェーダの一員だと聞いていたが、天馬たちと戦うことを選んだ。でも、SARUもまたフェイが戻って来てほしいのかもしれないな」
「そうだね……」
円堂の言葉に瑞貴は昨日を思い出した。フェイはSARUを『救いたい』と言っていた。それに第三戦では『どちらも裏切れない』という顔を何度もしていたし、きっと雷門のような絆がフェーダにもあったのだろう。
「時空最強イレブンなのに、やっぱりセカンドステージ・チルドレンに勝とうなんて、ムリだったんでしょうか……?」
「何言ってんだ! まだ2点だろ!? 勝負はこれからだ!」
「そうですよ!」
弱気な声を出す速水鶴正に車田が一括して狩屋が励ます。まだまだ試合はこれからだし、天馬たちだってあきらめていないのに自分たちが信じられなくてどうするんだと。
しかしSARUたちの力はミキシマックスしたクロノストームよりも圧倒的だ。それは天馬だって気づいている。
(このままじゃ圧されっぱなしだ……どうすればいい!?)
(……行くしかないか)
ザナークは天馬たちを見たあと、次いでSARUたちを見て何かを決意した。
《ラグナロク最終戦、ザ・ラグーンが圧倒的な強さを見せて2対0でリード! クロノストーム追いつけるか――っ!?》
(とにかく1点だ!)
今までの試合のように1点を取ることができれば『点を取れない相手じゃない』と自信がつく。そのために天馬はみんなに向かって声を上げる。
「まずは1点! 取っていくぞ!」
人差し指を上げてそう言った天馬。もう一度クロノストームのボールで試合再開し、剣城からボールを受け取ったザナークが特攻する。
「どけどけー! スーパーザナーク様が今、爆走する!」
「行かせるか、裏切り者め!」
イムスが迎え撃つため走り出すと、ザナークは文字通り爆走して突破した。
「なっ!?」
「特別な力を持っているのは、お前らだけじゃねぇんだよ!」
「「!」」
そのパワーに天馬と雨宮は目を見開いた。フェイと同じようにザナークもまたセカンドステージ・チルドレンなので、最初からザ・ラグーンの動きについて行ける。
ザナークはそのままオムとピグの間も抜いた。するとザナークに追いついたフェイが横を走りながら声をかける。
「ザナーク!」
「!」
目線だけで何かを訴えて来るフェイの思いを感じ、ザナークはボールを回した。
「上がれ!」
(この試合は必ず勝つ! SARUにわかってもらうには、それしかないんだ!)
フェイは超スピードで走りつつジャンプもし、ニケとダクとハムスを連続で抜いた。
「ザナーク!」
「俺様の必殺技を受けてみやがれ! 今ここに再誕する……グレートマックスなオレ! スゥゥ――パァァ――ッ!!」
「リバースワールド!」
ザ・ラグーンのGK・ホスが左手を前に伸ばして時間を逆戻りしようとしたが、ザナークの圧倒的なパワーによりゴールに入れられた。
《決まった――っ!! クロノストームが1点を返した――っ!!》
「やった!」
「「「やった/よっしゃ!」」」
初めてザ・ラグーンから点を取ることができて、客席にいる三国たちが声を上げ、プロトコル・オメガたちは頷き、ベンチにいるマネージャー三人組も喜びの声を上げてガッツポーズを取る。そして大人組も笑みを浮かべていた。
「ザナーク!」
「まっ、こんなモンよ」
クロノストームにいるセカンドステージ・チルドレンの二人の連携で得点できたので、フェイとザナークもまた嬉しそうだ。
「神童先輩、ザナークとフェイにボールを集めましょう! そうすれば、まだまだチャンスはあります!」
「フェイとザナークを攻撃の起点にするぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
天馬の作戦に了承した神童がそう言うと他のみんなも頷いた。ザ・ラグーンのスピードに追いつけるまで、フェイとザナークを中心に攻撃をするつもりだ。
「そうだね……」
円堂の言葉に瑞貴は昨日を思い出した。フェイはSARUを『救いたい』と言っていた。それに第三戦では『どちらも裏切れない』という顔を何度もしていたし、きっと雷門のような絆がフェーダにもあったのだろう。
「時空最強イレブンなのに、やっぱりセカンドステージ・チルドレンに勝とうなんて、ムリだったんでしょうか……?」
「何言ってんだ! まだ2点だろ!? 勝負はこれからだ!」
「そうですよ!」
弱気な声を出す速水鶴正に車田が一括して狩屋が励ます。まだまだ試合はこれからだし、天馬たちだってあきらめていないのに自分たちが信じられなくてどうするんだと。
しかしSARUたちの力はミキシマックスしたクロノストームよりも圧倒的だ。それは天馬だって気づいている。
(このままじゃ圧されっぱなしだ……どうすればいい!?)
(……行くしかないか)
ザナークは天馬たちを見たあと、次いでSARUたちを見て何かを決意した。
《ラグナロク最終戦、ザ・ラグーンが圧倒的な強さを見せて2対0でリード! クロノストーム追いつけるか――っ!?》
(とにかく1点だ!)
今までの試合のように1点を取ることができれば『点を取れない相手じゃない』と自信がつく。そのために天馬はみんなに向かって声を上げる。
「まずは1点! 取っていくぞ!」
人差し指を上げてそう言った天馬。もう一度クロノストームのボールで試合再開し、剣城からボールを受け取ったザナークが特攻する。
「どけどけー! スーパーザナーク様が今、爆走する!」
「行かせるか、裏切り者め!」
イムスが迎え撃つため走り出すと、ザナークは文字通り爆走して突破した。
「なっ!?」
「特別な力を持っているのは、お前らだけじゃねぇんだよ!」
「「!」」
そのパワーに天馬と雨宮は目を見開いた。フェイと同じようにザナークもまたセカンドステージ・チルドレンなので、最初からザ・ラグーンの動きについて行ける。
ザナークはそのままオムとピグの間も抜いた。するとザナークに追いついたフェイが横を走りながら声をかける。
「ザナーク!」
「!」
目線だけで何かを訴えて来るフェイの思いを感じ、ザナークはボールを回した。
「上がれ!」
(この試合は必ず勝つ! SARUにわかってもらうには、それしかないんだ!)
フェイは超スピードで走りつつジャンプもし、ニケとダクとハムスを連続で抜いた。
「ザナーク!」
「俺様の必殺技を受けてみやがれ! 今ここに再誕する……グレートマックスなオレ! スゥゥ――パァァ――ッ!!」
「リバースワールド!」
ザ・ラグーンのGK・ホスが左手を前に伸ばして時間を逆戻りしようとしたが、ザナークの圧倒的なパワーによりゴールに入れられた。
《決まった――っ!! クロノストームが1点を返した――っ!!》
「やった!」
「「「やった/よっしゃ!」」」
初めてザ・ラグーンから点を取ることができて、客席にいる三国たちが声を上げ、プロトコル・オメガたちは頷き、ベンチにいるマネージャー三人組も喜びの声を上げてガッツポーズを取る。そして大人組も笑みを浮かべていた。
「ザナーク!」
「まっ、こんなモンよ」
クロノストームにいるセカンドステージ・チルドレンの二人の連携で得点できたので、フェイとザナークもまた嬉しそうだ。
「神童先輩、ザナークとフェイにボールを集めましょう! そうすれば、まだまだチャンスはあります!」
「フェイとザナークを攻撃の起点にするぞ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
天馬の作戦に了承した神童がそう言うと他のみんなも頷いた。ザ・ラグーンのスピードに追いつけるまで、フェイとザナークを中心に攻撃をするつもりだ。