SARUの力!
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「ここまで来たら、あとは気持ちの勝負だ。最後はこの試合にかける想いの強いほうが勝つ」
「頼んだぞ、円堂」
「鬼道……! 豪炎寺……!」
「当然、瑞貴は監督補佐だ」
「えっ」
「久しぶりに、お前たちコンビの力を見せてもらうぞ」
「っ、うん!」
円堂に引き続いて自分も監督と選手の支えとなるポジションを譲ってくれて、瑞貴も鬼道と豪炎寺に向かって力強く頷いた。
「お願いします!」
「「「「「お願いします!」」」」」
神童拓人を始め全員頭を下げて再度お願いする。円堂もここまでしてくれているのに断る理由などない。
「よーし、久しぶりにお前たちと一緒に戦うぞ! ――サッカーやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」」
☆☆☆☆☆
超満員な上に熱気も高いラグナロクスタジアム。サリュー=エヴァンの率いるザ・ラグーンと、天馬の率いるクロノストームがベンチで待機してお互いを睨み合っていると、矢嶋陽介が現れて実況者になる。
《さあラグナロクも一勝一敗一引き分けで迎えた最終戦!! 文字通り最後の試合だ――っ!! SARUが率いるフェーダ最強チームのザ・ラグーンと、エルドラドからはチーム名も一新、その名もクロノストーム! 果たして、最終戦に勝利して世界の実権を握るのはフェーダか!? それともエルドラドかー!? 世界の運命はこの一戦にかかっている――っ!!》
ベンチにはクロノストームとマネージャー三人、円堂と瑞貴と豪炎寺と鬼道、ワンダバがいる。そして専用の客席には共に戦ってきたプロトコル・オメガや雷門メンバーがいた。
そしてフェイの父・アスレイ=ルーンも密かに観戦していた。息子だけじゃなくSARUたちも助けたいため、この試合の行く末を最後まで見守るために。
「いよいよだな、天馬」
「はい!」
「俺たちが人類の未来をかけて戦うことになるなんて、未だに信じられないよ」
「ええ。だがここまできた以上、負けるわけにはいかない」
「うん! 時空最強イレブンの力を見せてやろう!」
「ああ。僕たちは絶対に負けない!」
「興奮して来たぜよ!」
「火山みたいにウホウホくっぞー!」
「精一杯戦うやんね!」
「まっ、俺様がいりゃあ勝ったも同然だがな」
神童、天馬、霧野蘭丸、剣城京介、信助、雨宮太陽、錦龍馬、トーブ、菜花黄名子、ザナーク……同じユニフォームを纏うメンバーを見たフェイはやはりこの場所は居心地がよかった。
「!」
「フェイ……」
しかしSARUたちを見やると、SARUだけじゃなく他のメンバーも自分を睨みつけるように見ている。フェイは彼らを救いたいと思っているが、SARUたちにとってフェイは裏切り者なのだから。
「みんな、これが最後の試合だ! 思いっきりやって来い!」
みんなに向かっていつものように拳を手の平にパンッと打ち付けて笑う円堂。それを見た天馬は円堂の元へ駆け寄る。
「監督、必ず勝ちますから! 勝ってSARUたちにもサッカーの素晴らしさをわかってもらいます!」
「ああ! その意気だ!」
「よーし……いくよ、みんな!」
「「「「「オウッ!!」」」」」」
再びチームメイトに振り向いた天馬がそう宣言すると、全員空に輝く太陽に向けて拳を高らかに上げた。
「頼んだぞ、円堂」
「鬼道……! 豪炎寺……!」
「当然、瑞貴は監督補佐だ」
「えっ」
「久しぶりに、お前たちコンビの力を見せてもらうぞ」
「っ、うん!」
円堂に引き続いて自分も監督と選手の支えとなるポジションを譲ってくれて、瑞貴も鬼道と豪炎寺に向かって力強く頷いた。
「お願いします!」
「「「「「お願いします!」」」」」
神童拓人を始め全員頭を下げて再度お願いする。円堂もここまでしてくれているのに断る理由などない。
「よーし、久しぶりにお前たちと一緒に戦うぞ! ――サッカーやろうぜ!」
「「「「「オウッ!!」」」」」」
☆☆☆☆☆
超満員な上に熱気も高いラグナロクスタジアム。サリュー=エヴァンの率いるザ・ラグーンと、天馬の率いるクロノストームがベンチで待機してお互いを睨み合っていると、矢嶋陽介が現れて実況者になる。
《さあラグナロクも一勝一敗一引き分けで迎えた最終戦!! 文字通り最後の試合だ――っ!! SARUが率いるフェーダ最強チームのザ・ラグーンと、エルドラドからはチーム名も一新、その名もクロノストーム! 果たして、最終戦に勝利して世界の実権を握るのはフェーダか!? それともエルドラドかー!? 世界の運命はこの一戦にかかっている――っ!!》
ベンチにはクロノストームとマネージャー三人、円堂と瑞貴と豪炎寺と鬼道、ワンダバがいる。そして専用の客席には共に戦ってきたプロトコル・オメガや雷門メンバーがいた。
そしてフェイの父・アスレイ=ルーンも密かに観戦していた。息子だけじゃなくSARUたちも助けたいため、この試合の行く末を最後まで見守るために。
「いよいよだな、天馬」
「はい!」
「俺たちが人類の未来をかけて戦うことになるなんて、未だに信じられないよ」
「ええ。だがここまできた以上、負けるわけにはいかない」
「うん! 時空最強イレブンの力を見せてやろう!」
「ああ。僕たちは絶対に負けない!」
「興奮して来たぜよ!」
「火山みたいにウホウホくっぞー!」
「精一杯戦うやんね!」
「まっ、俺様がいりゃあ勝ったも同然だがな」
神童、天馬、霧野蘭丸、剣城京介、信助、雨宮太陽、錦龍馬、トーブ、菜花黄名子、ザナーク……同じユニフォームを纏うメンバーを見たフェイはやはりこの場所は居心地がよかった。
「!」
「フェイ……」
しかしSARUたちを見やると、SARUだけじゃなく他のメンバーも自分を睨みつけるように見ている。フェイは彼らを救いたいと思っているが、SARUたちにとってフェイは裏切り者なのだから。
「みんな、これが最後の試合だ! 思いっきりやって来い!」
みんなに向かっていつものように拳を手の平にパンッと打ち付けて笑う円堂。それを見た天馬は円堂の元へ駆け寄る。
「監督、必ず勝ちますから! 勝ってSARUたちにもサッカーの素晴らしさをわかってもらいます!」
「ああ! その意気だ!」
「よーし……いくよ、みんな!」
「「「「「オウッ!!」」」」」」
再びチームメイトに振り向いた天馬がそう宣言すると、全員空に輝く太陽に向けて拳を高らかに上げた。