SARUの力!
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今日は人類の未来をかけたラグナロクの最終戦。フェイ=ルーンもフェーダを抜けて帰って来たことで、時空最強イレブンはそろいチーム名は『クロノストーム』と命名された。
そしてフェイがフェーダからとあるクロノストーンを取り戻してくれて、クロスワード=アルノが発明した装置により、ついに円堂守が復活した!
「瑞貴、そばにいてやれなくてごめんな。やっと会えた」
「うん……!」
相棒であり愛する人と出会えた嬉しさか、円堂は自然と円堂瑞貴を抱き寄せると、彼女もまた受け入れた。それを見た松風天馬たちは見るだけで照れたり、顔を逸らしたり、微笑ましそうに見ていたりと反応は様々だ。……一番うしろにいる鬼道有人と豪炎寺修也は見慣れているので呆れて溜息を吐いていたが。
少しして二人はお互い身を離すと、円堂は瑞貴の慈しむように頭を撫でながら礼を言う。
「それと、天馬たちを守ってくれてありがとうな」
「そんなことないよ、私もみんなに助けてもらっていた。……そして、もう一人にも」
パアッ……!
「?」
円堂瑞貴が握った首から下げた結婚指輪をギュッと握ると、その中で微かに光ったのを円堂は見た。
「これで大介さんも、元に戻れますね」
〈わしか? わしは結構気に入っとる。このほうが動きやすいしの!〉
空野葵に声をかけられた円堂大介はクロノストーンのままだ。しかしすっかり慣れたのか、自由自在に宙に浮いている様子は表情が見えなくてもとても楽しそうである。
エルドラドでは円堂のことを雷門の監督であり、瑞貴の夫であり、サッカーの隆盛を作った伝説の男と言われている。ザナーク=アバロニクは興味があったのか円堂に注目する。
「こいつが円堂守か……」
「みんな、ここまでよくがんばったな!」
「っ! この声……!」
「!」
ザナークが円堂の声を聞いてあることに気づくと、円堂もまた彼を見て笑い返していた。その雰囲気も伴ってザナークはやっと気づく。
「おおっ! あのときの声は円堂守だったのか!」
「「「「「?」」」」」
「あのとき?」
「ああ。クララジェーンとミキシマックスしたときだ」
なんのことかと天馬たちはザナークを振り向くと、ザナークは頷いて説明を始める。
『お前はもっと強くなれる! 体だけじゃない、心もな!』
セカンドステージ・チルドレンとしての力が暴走したときに聞こえた声が、ザナークにはずっと胸の中で響き渡っていた。そしてクララジェーンに突入したときも、その声が支えにもなっていた。
天馬と西園信助は円堂を見ると、彼もザナークとは初対面のはずなのにすでに知っている顔をしていた。どうやら大介と同じで、クロノストーンにされても意識はあったらしい。
「お前ならやると思った。お前の力、見せてもらうぞ」
「フッ、楽しみにしてな」
ザナークと円堂は幕末時代で別れたので、その後の成長は知らない。もう一人の教え子の成長に円堂もまた楽しみにしていた。
「そろそろスタジアムに行く時間だ――っ!! さっそく、このクラーク=ワンダバット様がチーム・クロノストームの監督として――」
「円堂監督、この試合の監督をお願いできますか!?」
「ダバ――ッ!?」
チュド――ンッ!!
大舞台で監督をやれると思っていたワンダバの期待は、天馬が円堂に頼んだことで見事に打ち破られた。そのショックは体が吹っ飛んで爆発するくらいだったが、慣れていたり興味がなかったりするので全員これまた見事なスルーである。
「俺、最後の試合は円堂監督にに指揮してもらいたいんです!」
「お前たち……!」
「――いいんじゃないか」
「えっ」
今までずっと離れていても尚、こんな大舞台に円堂を選んでくれる天馬たち。それに同意の声を上げたのは鬼道であり、その隣の豪炎寺も笑っていた。
そしてフェイがフェーダからとあるクロノストーンを取り戻してくれて、クロスワード=アルノが発明した装置により、ついに円堂守が復活した!
「瑞貴、そばにいてやれなくてごめんな。やっと会えた」
「うん……!」
相棒であり愛する人と出会えた嬉しさか、円堂は自然と円堂瑞貴を抱き寄せると、彼女もまた受け入れた。それを見た松風天馬たちは見るだけで照れたり、顔を逸らしたり、微笑ましそうに見ていたりと反応は様々だ。……一番うしろにいる鬼道有人と豪炎寺修也は見慣れているので呆れて溜息を吐いていたが。
少しして二人はお互い身を離すと、円堂は瑞貴の慈しむように頭を撫でながら礼を言う。
「それと、天馬たちを守ってくれてありがとうな」
「そんなことないよ、私もみんなに助けてもらっていた。……そして、もう一人にも」
パアッ……!
「?」
円堂瑞貴が握った首から下げた結婚指輪をギュッと握ると、その中で微かに光ったのを円堂は見た。
「これで大介さんも、元に戻れますね」
〈わしか? わしは結構気に入っとる。このほうが動きやすいしの!〉
空野葵に声をかけられた円堂大介はクロノストーンのままだ。しかしすっかり慣れたのか、自由自在に宙に浮いている様子は表情が見えなくてもとても楽しそうである。
エルドラドでは円堂のことを雷門の監督であり、瑞貴の夫であり、サッカーの隆盛を作った伝説の男と言われている。ザナーク=アバロニクは興味があったのか円堂に注目する。
「こいつが円堂守か……」
「みんな、ここまでよくがんばったな!」
「っ! この声……!」
「!」
ザナークが円堂の声を聞いてあることに気づくと、円堂もまた彼を見て笑い返していた。その雰囲気も伴ってザナークはやっと気づく。
「おおっ! あのときの声は円堂守だったのか!」
「「「「「?」」」」」
「あのとき?」
「ああ。クララジェーンとミキシマックスしたときだ」
なんのことかと天馬たちはザナークを振り向くと、ザナークは頷いて説明を始める。
『お前はもっと強くなれる! 体だけじゃない、心もな!』
セカンドステージ・チルドレンとしての力が暴走したときに聞こえた声が、ザナークにはずっと胸の中で響き渡っていた。そしてクララジェーンに突入したときも、その声が支えにもなっていた。
天馬と西園信助は円堂を見ると、彼もザナークとは初対面のはずなのにすでに知っている顔をしていた。どうやら大介と同じで、クロノストーンにされても意識はあったらしい。
「お前ならやると思った。お前の力、見せてもらうぞ」
「フッ、楽しみにしてな」
ザナークと円堂は幕末時代で別れたので、その後の成長は知らない。もう一人の教え子の成長に円堂もまた楽しみにしていた。
「そろそろスタジアムに行く時間だ――っ!! さっそく、このクラーク=ワンダバット様がチーム・クロノストームの監督として――」
「円堂監督、この試合の監督をお願いできますか!?」
「ダバ――ッ!?」
チュド――ンッ!!
大舞台で監督をやれると思っていたワンダバの期待は、天馬が円堂に頼んだことで見事に打ち破られた。そのショックは体が吹っ飛んで爆発するくらいだったが、慣れていたり興味がなかったりするので全員これまた見事なスルーである。
「俺、最後の試合は円堂監督にに指揮してもらいたいんです!」
「お前たち……!」
「――いいんじゃないか」
「えっ」
今までずっと離れていても尚、こんな大舞台に円堂を選んでくれる天馬たち。それに同意の声を上げたのは鬼道であり、その隣の豪炎寺も笑っていた。