集結! 時空最強イレブン‼︎
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「「「1! 2! 3! 4! 5! 6! 7!」」」
一人一人指差して確認するマネージャー組。次にフェイに顔を向けると思わずといった感じでフェイが声を上げ、続いて黄名子、天馬も続く。ザナークはただ笑っただけだが。
「っ、8!」
「9!」
「10!」
「フッ」
「11!」
「間違いないです! コンプリートです!」
「やった! コンプリート!」
間違いなく全員そろっているので水鳥はガッツポーズし、葵は声を上げ、茜は目を潤ませ、三人顔を見合わせて嬉しそうに笑い合う。
この時代を越える旅のもう一つの目的である時空最強イレブン。それがついにそろうことができて三国や車田剛一たちは選ばれずとも自分のことのように嬉しそうに笑っている。
「やったな、天馬!」
「お前らなら必ずやり遂げてくれると思ったぜ!」
「三国先輩……! 車田先輩……! はい!」
「おめでとう、みんな!」
「瑞貴さん……! ありがとうございます!」
最後に瑞貴からも満面の笑顔を向けられ、天馬たちを始め全員喜びに充ち溢れて来た。
ワイワイワイ――!
「静粛に!」
ワイワイワイ――!
「静粛に!」
ワイワイワイ――!
「うるさ――いっ!!」
「「「「「!」」」」」
喜んで笑い合っているのに、何故かワンダバが大声を上げて中断させた。そして自然に全員は部屋の中心にいるワンダバに注目する。
「ウム。こうして時空最強イレブンもコンプリートした。ついてはこのチームに名前を付けようと思う!」
「名前?」
〈確かに。時空最強イレブンとばかり呼んでられんしな〉
ワンダバの提案に天馬は急に何をと思ったが、大介はワンダバの言う通りだと同意した。時空最強イレブンの生みの親(?)でもある大介――即ちマスターDからも了承を受けたので、ワンダバはニヤリと笑う。
「名前はすでに考えてある。時空最強イレブン、その名も――」
〈時を越え、吹き抜ける暴風! 『クロノストーム』だ!〉
パアアァァアアア――!
大介はワンダバの台詞を被せ、今まで見たことのない輝きを放って宣言した。一番近くにいるワンダバは目を閉じて腕で覆うくらいだ。
〈フェーダの少年たちの邪悪な闇を吹き飛ばすのだ! チーム名はクロノストームに決まりだ!〉
「ガッ!? 私の考えた名前は!?」
「クロノストームか……!」
ワンダバは別に考えていただろうが、大介の考えたクロノストームというチーム名に天馬たちは賛成の表情を浮かべている。それを水差すことなどできず肩を落とした。
「明日の最終戦は、このチーム・クロノストームで戦う!」
「そう言うと思ったぜ」
「でも、アルファやレイ=ルクたちは?」
「あいつらも、一緒にラグナロクを戦った仲間だド!」
ザナークはニヤリと笑ったが、天馬と天城は納得できない部分もあった。最初は敵だったがラグナロクで共にフィールドを駆けて力を合わせて戦ったメンバーだ。彼らだって最終戦を戦いたいかもしれないのに、何も言わずに勝手に決めるわけにはいかない。
信助は顔を見上げて、アルファたちをどうにか一緒に戦えないかと瑞貴に頼み込んでみる。
「瑞貴さん、なんとかなりませんか!?」
「う~ん……。控えに置くって手もあるけど……」
「――私たちが議長に頼んだ」
「「「「「!」」」」」
両腕を組んで悩む瑞貴に扉が開いたままの出入り口から声がかけられた。天馬や葵たち全員が振り向くと、そこにはアルファとベータとガンマがいる。
「みんな!」
「頼んだって、どういうこと?」
「明日の最終戦、相手はフェーダの最強チーム……勝てるのは、お前たちしかいない」
「「「「「!」」」」」
「あんまりアルファがしつこく言うものですから、もう根負け~って感じです。ウフッ」
「仕方がないから、今回は譲ってあげようと思ってね」
「ベータ……ガンマ……」
口ではそう言っているものの、ベータもガンマも心から了承しているのが神童たちには伝わった。
「松風天馬」
「!」
「私たちのサッカーを、守ってほしい」
「えっ、『私たち』……?」
「…………」
「アルファ……――ああ!」
少しだけ口の端を広げたアルファに天馬は了承した。出会いは敵味方と分かれていたが、共にボールを蹴ることでアルファたちも好きになってくれたサッカー……――それを守るために天馬はみんなに向かって叫ぶ。
一人一人指差して確認するマネージャー組。次にフェイに顔を向けると思わずといった感じでフェイが声を上げ、続いて黄名子、天馬も続く。ザナークはただ笑っただけだが。
「っ、8!」
「9!」
「10!」
「フッ」
「11!」
「間違いないです! コンプリートです!」
「やった! コンプリート!」
間違いなく全員そろっているので水鳥はガッツポーズし、葵は声を上げ、茜は目を潤ませ、三人顔を見合わせて嬉しそうに笑い合う。
この時代を越える旅のもう一つの目的である時空最強イレブン。それがついにそろうことができて三国や車田剛一たちは選ばれずとも自分のことのように嬉しそうに笑っている。
「やったな、天馬!」
「お前らなら必ずやり遂げてくれると思ったぜ!」
「三国先輩……! 車田先輩……! はい!」
「おめでとう、みんな!」
「瑞貴さん……! ありがとうございます!」
最後に瑞貴からも満面の笑顔を向けられ、天馬たちを始め全員喜びに充ち溢れて来た。
ワイワイワイ――!
「静粛に!」
ワイワイワイ――!
「静粛に!」
ワイワイワイ――!
「うるさ――いっ!!」
「「「「「!」」」」」
喜んで笑い合っているのに、何故かワンダバが大声を上げて中断させた。そして自然に全員は部屋の中心にいるワンダバに注目する。
「ウム。こうして時空最強イレブンもコンプリートした。ついてはこのチームに名前を付けようと思う!」
「名前?」
〈確かに。時空最強イレブンとばかり呼んでられんしな〉
ワンダバの提案に天馬は急に何をと思ったが、大介はワンダバの言う通りだと同意した。時空最強イレブンの生みの親(?)でもある大介――即ちマスターDからも了承を受けたので、ワンダバはニヤリと笑う。
「名前はすでに考えてある。時空最強イレブン、その名も――」
〈時を越え、吹き抜ける暴風! 『クロノストーム』だ!〉
パアアァァアアア――!
大介はワンダバの台詞を被せ、今まで見たことのない輝きを放って宣言した。一番近くにいるワンダバは目を閉じて腕で覆うくらいだ。
〈フェーダの少年たちの邪悪な闇を吹き飛ばすのだ! チーム名はクロノストームに決まりだ!〉
「ガッ!? 私の考えた名前は!?」
「クロノストームか……!」
ワンダバは別に考えていただろうが、大介の考えたクロノストームというチーム名に天馬たちは賛成の表情を浮かべている。それを水差すことなどできず肩を落とした。
「明日の最終戦は、このチーム・クロノストームで戦う!」
「そう言うと思ったぜ」
「でも、アルファやレイ=ルクたちは?」
「あいつらも、一緒にラグナロクを戦った仲間だド!」
ザナークはニヤリと笑ったが、天馬と天城は納得できない部分もあった。最初は敵だったがラグナロクで共にフィールドを駆けて力を合わせて戦ったメンバーだ。彼らだって最終戦を戦いたいかもしれないのに、何も言わずに勝手に決めるわけにはいかない。
信助は顔を見上げて、アルファたちをどうにか一緒に戦えないかと瑞貴に頼み込んでみる。
「瑞貴さん、なんとかなりませんか!?」
「う~ん……。控えに置くって手もあるけど……」
「――私たちが議長に頼んだ」
「「「「「!」」」」」
両腕を組んで悩む瑞貴に扉が開いたままの出入り口から声がかけられた。天馬や葵たち全員が振り向くと、そこにはアルファとベータとガンマがいる。
「みんな!」
「頼んだって、どういうこと?」
「明日の最終戦、相手はフェーダの最強チーム……勝てるのは、お前たちしかいない」
「「「「「!」」」」」
「あんまりアルファがしつこく言うものですから、もう根負け~って感じです。ウフッ」
「仕方がないから、今回は譲ってあげようと思ってね」
「ベータ……ガンマ……」
口ではそう言っているものの、ベータもガンマも心から了承しているのが神童たちには伝わった。
「松風天馬」
「!」
「私たちのサッカーを、守ってほしい」
「えっ、『私たち』……?」
「…………」
「アルファ……――ああ!」
少しだけ口の端を広げたアルファに天馬は了承した。出会いは敵味方と分かれていたが、共にボールを蹴ることでアルファたちも好きになってくれたサッカー……――それを守るために天馬はみんなに向かって叫ぶ。