支援者Xの正体!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
客席からやって来たクラーク=ワンダバットがそう言ったので、声を上げる瑞貴に続いてどういうことかと豪炎寺は尋ねる。
「ワンダバ!」
「念動派!?」
「ウム。セカンドステージ・チルドレンの特殊能力の一つ。敵の頭脳にプレッシャーを与える攻撃だ!」
「プレッシャーって……! それじゃあ天馬たちは!?」
「壊されてしまうぞ……早く止めなくては!」
「と、止めるって言ったって、いったいどうやって!?」
セカンドステージ・チルドレンは超能力を持っているが、普通の人間である自分たちにどうやって止めるのかと輝は焦る。しかし豪炎寺は冷静にまず放出した犯人は誰なのかと尋ねる。
「その念動派は誰が出している!?」
「……恐らくフェイだ」
「「「「!」」」」
「フェイくんが……!」
ワンダバが確信を持って名を上げたので瑞貴たちもフェイを見ると、ゆっくりと天馬の元に向かって歩く彼の瞳が青く光っていた。
「ウウッ……! 君なの…フェイ……!? これは君がやってるの!?」
「…………」
ブウンッ!
「うわああっ!」
さらにプレッシャーを与えるためフェイの体からオーラが出たので、葵はショックで口に手を当てる。
「ホントに、フェイが……!」
「やめるんだ、フェイ!」
ワンダバもまた声を上げてフェイを止めようとするが、フェイは顔を向けるどころか反応すらしない。
「やめてくれ……フェイ……! こんなこと……――」
ブウンッ!
「うわああっ! ウウッ……こ…こんなの…フェイがやりたいサッカーじゃない!」
「!」
「そうだろ!? ウッ!」
「天馬……」
〈――やるんだ、フェイ!〉
力の出力を上げても天馬は言葉を送り続けたので、フェイは迷いが生じ始めるとSARUが再びテレパシーを送った。
〈僕たちは、そいつらとわかり合うことなんてできないんだ。僕たちとは違う存在……僕たちの敵だ!〉
「グッ……!」
フェイはこんなやり方で天馬たちを苦しめることに心苦しく思ったのか葛藤すると、SARUは尚も命令してフェイの迷いを消し去ろうとしている。――そんな中、支援者XがVIP席から出て行った。
「フェイくん、やめて!」
「っ、母さん……!」
「こんなことで勝利したって意味はないよ! この身一つと仲間と力を合わせて戦うのが本当のサッカーでしょ!?」
「…………!」
〈フェイ、今の母さんの言うことは聞いてはダメだ〉
「っ!」
記憶があってもなくてもフェイは瑞貴のことが好きだ。迷いが再び生み出されようとしていたが、SARUがそれを許してくれない。
「トウドウ! これは重大なルール違反だ! サッカーでの決着は奴らが望んだこと、特殊能力の使用は自ら禁じたはずではないか!」
「……やはりセカンドステージ・チルドレンは人類の災い! 滅ぶべき異分子だ! そのためにもまず……!」
(母さん……)
自分たちから言ったルールを自分たちで破ったフェーダの勝手な行動にサカマキが怒りを表すと、トウドウは歯を食いしばって瑞貴を見た。また反対側のVIP席にいるSARUも同じように瑞貴を見る。
セカンドステージ・チルドレン誕生のキッカケの一つである瑞貴の存在は、両者ともに吉でもあり凶でもあるのだから、彼らの行動によって瑞貴は危険な目にも遭ってしまう。
「うあああっ!」
「僕は、天馬たちの敵なんだ!」
ブウンッ!
「うわあぁぁあああ!」
「僕は敵だ! 天馬の敵だ!」
「あっ!」
フェイはまるで自分に言い聞かせるように叫ぶと、天馬の隣にあるボールを取ってドリブルする。そしてフェイを先頭にチーム・ガルのメンバーも動き始めた。
エルドラドチーム03は苦しみのあまり動くことができない。ゴールの最後の砦である信助までもだ。このまま点を取られてしまうのか――!?
「ワンダバ!」
「念動派!?」
「ウム。セカンドステージ・チルドレンの特殊能力の一つ。敵の頭脳にプレッシャーを与える攻撃だ!」
「プレッシャーって……! それじゃあ天馬たちは!?」
「壊されてしまうぞ……早く止めなくては!」
「と、止めるって言ったって、いったいどうやって!?」
セカンドステージ・チルドレンは超能力を持っているが、普通の人間である自分たちにどうやって止めるのかと輝は焦る。しかし豪炎寺は冷静にまず放出した犯人は誰なのかと尋ねる。
「その念動派は誰が出している!?」
「……恐らくフェイだ」
「「「「!」」」」
「フェイくんが……!」
ワンダバが確信を持って名を上げたので瑞貴たちもフェイを見ると、ゆっくりと天馬の元に向かって歩く彼の瞳が青く光っていた。
「ウウッ……! 君なの…フェイ……!? これは君がやってるの!?」
「…………」
ブウンッ!
「うわああっ!」
さらにプレッシャーを与えるためフェイの体からオーラが出たので、葵はショックで口に手を当てる。
「ホントに、フェイが……!」
「やめるんだ、フェイ!」
ワンダバもまた声を上げてフェイを止めようとするが、フェイは顔を向けるどころか反応すらしない。
「やめてくれ……フェイ……! こんなこと……――」
ブウンッ!
「うわああっ! ウウッ……こ…こんなの…フェイがやりたいサッカーじゃない!」
「!」
「そうだろ!? ウッ!」
「天馬……」
〈――やるんだ、フェイ!〉
力の出力を上げても天馬は言葉を送り続けたので、フェイは迷いが生じ始めるとSARUが再びテレパシーを送った。
〈僕たちは、そいつらとわかり合うことなんてできないんだ。僕たちとは違う存在……僕たちの敵だ!〉
「グッ……!」
フェイはこんなやり方で天馬たちを苦しめることに心苦しく思ったのか葛藤すると、SARUは尚も命令してフェイの迷いを消し去ろうとしている。――そんな中、支援者XがVIP席から出て行った。
「フェイくん、やめて!」
「っ、母さん……!」
「こんなことで勝利したって意味はないよ! この身一つと仲間と力を合わせて戦うのが本当のサッカーでしょ!?」
「…………!」
〈フェイ、今の母さんの言うことは聞いてはダメだ〉
「っ!」
記憶があってもなくてもフェイは瑞貴のことが好きだ。迷いが再び生み出されようとしていたが、SARUがそれを許してくれない。
「トウドウ! これは重大なルール違反だ! サッカーでの決着は奴らが望んだこと、特殊能力の使用は自ら禁じたはずではないか!」
「……やはりセカンドステージ・チルドレンは人類の災い! 滅ぶべき異分子だ! そのためにもまず……!」
(母さん……)
自分たちから言ったルールを自分たちで破ったフェーダの勝手な行動にサカマキが怒りを表すと、トウドウは歯を食いしばって瑞貴を見た。また反対側のVIP席にいるSARUも同じように瑞貴を見る。
セカンドステージ・チルドレン誕生のキッカケの一つである瑞貴の存在は、両者ともに吉でもあり凶でもあるのだから、彼らの行動によって瑞貴は危険な目にも遭ってしまう。
「うあああっ!」
「僕は、天馬たちの敵なんだ!」
ブウンッ!
「うわあぁぁあああ!」
「僕は敵だ! 天馬の敵だ!」
「あっ!」
フェイはまるで自分に言い聞かせるように叫ぶと、天馬の隣にあるボールを取ってドリブルする。そしてフェイを先頭にチーム・ガルのメンバーも動き始めた。
エルドラドチーム03は苦しみのあまり動くことができない。ゴールの最後の砦である信助までもだ。このまま点を取られてしまうのか――!?