支援者Xの正体!
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「追加点は入れさせんぞ!」
「特にザナーク、あなたにはね!」
カズチがディフェンス陣のメンバーに向けて意気込みを上げると、グウミが先に飛び出してザナークの元へ走り出す。
「へっ、ほざけ! ふっ!」
「っ!?」
ザナークはグウミと対峙する前にレイザにパスを出した。一人目がかわされたことでカズチも飛び出すと、レイザは次に天馬にパスを出す。
「いけ!」
「よし!」
天馬もまた続こうとしたがフミータにボールを取られてしまった。
激しいプレーで一進一退の攻防が続く中、ずっとフェイが動かないでVIP席を見上げていた。その様子に神童も円堂瑞貴も剣城京介も不審に思う。
「なんだ?」
「フェイくん?」
「さっきの天馬との競り合いから、全くの棒立ちになってしまったな」
「……あいつやんね」
「!」
剣城はうしろの席にいる黄名子を見ると、彼女は握った両拳を震わせながら神妙な顔立ちでいた。
「フェーダのリーダーが、フェイに何かしたやんね!」
「何っ!?」
見れば確かにフェイが見上げているのはフェーダのVIP席。そこにいるのは支援者XとフェーダのリーダーであるSARUだけだ。彼もまた椅子から立ち上がってガラス窓のそばにいる。
〈さあ、次のステージに移るよ。フェイ〉
「!」
〈確認しておきたいんだ。君が本当に僕たちの元へ帰って来たのか〉
「…………」
テレパシーでSARUはフェイに新たな指示を出すと、フェイが拳を握った。その姿を見てSARUは不敵に笑う。
「……わかった」
振り向いたフェイの表情には陰があり、体を振り向けると体に力を入れ始める。するとだんだん髪も逆立ってオーラが現れ始めた。
「はああぁぁあああ……!」
シュバンッ!
「っ!? うわああっ!」
「「「「「わあああっ!」」」」」
両手を上げたフェイを中心に何かの光がフィールド中に広がったと思いきや、天馬を始め一人を除いたエルドラドチーム03のメンバーが頭を両手で抑えて苦しみ始めた。
「な、なんだこれ!? 頭が……! あっ…ウウッ……!」
「頭が割れちゃうよー!」
「イッテテテテ!」
「ぬぐぅ……! やめろー!」
「クッ……!」
ドリブルをやめた天馬は両膝も着き、信助は叫び、トーブは寝転がってジタバタし、ザナークはフェイに向かって叫び、うずくまった雨宮はミキシマックスまで解けた。
《これはどうしたことでしょう!? エルドラドチーム03の選手たちが、次々と苦しみ始めました! 何が起こったのか、試合はどうなる――っ!?》
「SARU、まさか!」
「奴が力を!?」
反対側のVIP席にいたトウドウ=ヘイキチとサカマキ=トグロウは、SARUが約束を破って超能力を使ったのだとすぐにわかった。
幸いベンチには何も影響がないため、空野葵や影山輝たちもその光景に驚いた。
「みんな、どうしたんでしょうか!?」
「倒れていくのは、天馬くんたちだけだよ!?」
「――これは念動派だ!」
「特にザナーク、あなたにはね!」
カズチがディフェンス陣のメンバーに向けて意気込みを上げると、グウミが先に飛び出してザナークの元へ走り出す。
「へっ、ほざけ! ふっ!」
「っ!?」
ザナークはグウミと対峙する前にレイザにパスを出した。一人目がかわされたことでカズチも飛び出すと、レイザは次に天馬にパスを出す。
「いけ!」
「よし!」
天馬もまた続こうとしたがフミータにボールを取られてしまった。
激しいプレーで一進一退の攻防が続く中、ずっとフェイが動かないでVIP席を見上げていた。その様子に神童も円堂瑞貴も剣城京介も不審に思う。
「なんだ?」
「フェイくん?」
「さっきの天馬との競り合いから、全くの棒立ちになってしまったな」
「……あいつやんね」
「!」
剣城はうしろの席にいる黄名子を見ると、彼女は握った両拳を震わせながら神妙な顔立ちでいた。
「フェーダのリーダーが、フェイに何かしたやんね!」
「何っ!?」
見れば確かにフェイが見上げているのはフェーダのVIP席。そこにいるのは支援者XとフェーダのリーダーであるSARUだけだ。彼もまた椅子から立ち上がってガラス窓のそばにいる。
〈さあ、次のステージに移るよ。フェイ〉
「!」
〈確認しておきたいんだ。君が本当に僕たちの元へ帰って来たのか〉
「…………」
テレパシーでSARUはフェイに新たな指示を出すと、フェイが拳を握った。その姿を見てSARUは不敵に笑う。
「……わかった」
振り向いたフェイの表情には陰があり、体を振り向けると体に力を入れ始める。するとだんだん髪も逆立ってオーラが現れ始めた。
「はああぁぁあああ……!」
シュバンッ!
「っ!? うわああっ!」
「「「「「わあああっ!」」」」」
両手を上げたフェイを中心に何かの光がフィールド中に広がったと思いきや、天馬を始め一人を除いたエルドラドチーム03のメンバーが頭を両手で抑えて苦しみ始めた。
「な、なんだこれ!? 頭が……! あっ…ウウッ……!」
「頭が割れちゃうよー!」
「イッテテテテ!」
「ぬぐぅ……! やめろー!」
「クッ……!」
ドリブルをやめた天馬は両膝も着き、信助は叫び、トーブは寝転がってジタバタし、ザナークはフェイに向かって叫び、うずくまった雨宮はミキシマックスまで解けた。
《これはどうしたことでしょう!? エルドラドチーム03の選手たちが、次々と苦しみ始めました! 何が起こったのか、試合はどうなる――っ!?》
「SARU、まさか!」
「奴が力を!?」
反対側のVIP席にいたトウドウ=ヘイキチとサカマキ=トグロウは、SARUが約束を破って超能力を使ったのだとすぐにわかった。
幸いベンチには何も影響がないため、空野葵や影山輝たちもその光景に驚いた。
「みんな、どうしたんでしょうか!?」
「倒れていくのは、天馬くんたちだけだよ!?」
「――これは念動派だ!」