グレートマックスなオレ!
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「クロノ…ストーン……!」
瑞貴は首から下げた指輪を握り締めながら、ザナークの言葉を反芻しつつ目を見開いた。
「俺を突き動かす力……そいつは頭の中で何度も甦って来やがった。あのときだってそうだ」
「!」
「もう一つのクロノストーンって……!」
「守、だよ……」
クララジェーンとミキシマックスしたときもザナークの脳裏に甦った言葉。そして語りかけたのが誰なのかを天馬も葵も気づくと、瑞貴は大介と同様にクロノストーンになった人物・円堂守の名を上げた。
〈サッカーを愛する守の想いと、ザナークの邪悪な力との戦いが奴を暴走させ、心の奥深くに沈んでいた真の力を目覚めさせた! そして、最後の十一人目として完成したのだ!〉
「自分が捕まっているってのに、まったく……」
「それが俺たちのキャプテンだろ?」
「うん……!」
呆れつつもどこか嬉しそうに苦笑する瑞貴に、豪炎寺がそう返すと瑞貴は深く頷いた。
「うおおおっ!」
「おっと。少しばかりしゃべりすぎたか」
うしろからスライディングして来たピノをザナークはかわすが、いつの間にか体勢を立て直したピノと、ヨッカとローコとカズチに四方へ囲まれていた。しかしザナークは全く動じていない。
「弱い奴ほどよく吠える……だが知ってるよな? ――俺は強いがよく吠える! 究極に強くなった俺は、吠えて吠えて吠えまくるぜぇ!」
「「「「「!」」」」」
「ミキシトランス・スーパーザナーク!」
溢れるオーラを出したザナークに全員が驚く中、ミキシマックスを発動させる。すると髪の一部が白くなってうしろ髪が一つにまとめられただけでなく、髪のあちこちが稲妻のような鋭い形になっていた。
「これが巨大台風・クララジェーントミキシマックスした、俺の新しい姿だ!」
「ちゅーか、ホントに台風とミキシマックスしちゃったの!?」
「ムチャクチャですー!」
浜野は目を見開き、速水は頭を抱えた。ザナークの真の力が自然とのミキシマックスを可能にしたかもしれない。
「フフフフ……ザナーク改めスーパーザナーク! これからは俺様をそう呼べ!」
「そのセンス……」
「ついていけない……」
さらに力を付けたことでザナークは酔いしれているのだろう。もともと自信家ではあったが、ザナークのテンションについていけない葵と輝は肩を落とした。
「いくぞぉ!」
「通すな!」
今までよりも素早いドリブルで駆け込むザナーク。フェイの指示でピノを中心にカズチとローコが飛び出して三人でザナークを止めるべく、ディフェンスに入る。
いくら一人ではムリだと思い神童拓人が客席から声を上げるのと同時に、天馬がザナークの隣を走る。
「ムチャだ!」
「ザナーク!」
「フッ。はあっ!」
ザナークは呼びかけに素直に応じて天馬にパスを送り、その間身軽になった自分は三人の間を抜く。
「オラオラ、こっちだぜ!」
「任せた!」
再び天馬はボールを戻すと、ザナークは再び素早いドリブルで深く切り込み、一気にチェットがいるゴール前まで来た。
「くらえ! これが俺の新必殺技だ! 今ここに再誕する……グレートマックスなオレ! スゥゥ――パァァ――ッ!!」
巨大台風・クララジェーンのパワーを全開にし、渦巻く灼熱のエネルギーの中で中でボールに激震する稲妻の力合わさり、熱風で吹き荒らし雷鳴を轟かすシュートが襲いかかる。
瑞貴は首から下げた指輪を握り締めながら、ザナークの言葉を反芻しつつ目を見開いた。
「俺を突き動かす力……そいつは頭の中で何度も甦って来やがった。あのときだってそうだ」
「!」
「もう一つのクロノストーンって……!」
「守、だよ……」
クララジェーンとミキシマックスしたときもザナークの脳裏に甦った言葉。そして語りかけたのが誰なのかを天馬も葵も気づくと、瑞貴は大介と同様にクロノストーンになった人物・円堂守の名を上げた。
〈サッカーを愛する守の想いと、ザナークの邪悪な力との戦いが奴を暴走させ、心の奥深くに沈んでいた真の力を目覚めさせた! そして、最後の十一人目として完成したのだ!〉
「自分が捕まっているってのに、まったく……」
「それが俺たちのキャプテンだろ?」
「うん……!」
呆れつつもどこか嬉しそうに苦笑する瑞貴に、豪炎寺がそう返すと瑞貴は深く頷いた。
「うおおおっ!」
「おっと。少しばかりしゃべりすぎたか」
うしろからスライディングして来たピノをザナークはかわすが、いつの間にか体勢を立て直したピノと、ヨッカとローコとカズチに四方へ囲まれていた。しかしザナークは全く動じていない。
「弱い奴ほどよく吠える……だが知ってるよな? ――俺は強いがよく吠える! 究極に強くなった俺は、吠えて吠えて吠えまくるぜぇ!」
「「「「「!」」」」」
「ミキシトランス・スーパーザナーク!」
溢れるオーラを出したザナークに全員が驚く中、ミキシマックスを発動させる。すると髪の一部が白くなってうしろ髪が一つにまとめられただけでなく、髪のあちこちが稲妻のような鋭い形になっていた。
「これが巨大台風・クララジェーントミキシマックスした、俺の新しい姿だ!」
「ちゅーか、ホントに台風とミキシマックスしちゃったの!?」
「ムチャクチャですー!」
浜野は目を見開き、速水は頭を抱えた。ザナークの真の力が自然とのミキシマックスを可能にしたかもしれない。
「フフフフ……ザナーク改めスーパーザナーク! これからは俺様をそう呼べ!」
「そのセンス……」
「ついていけない……」
さらに力を付けたことでザナークは酔いしれているのだろう。もともと自信家ではあったが、ザナークのテンションについていけない葵と輝は肩を落とした。
「いくぞぉ!」
「通すな!」
今までよりも素早いドリブルで駆け込むザナーク。フェイの指示でピノを中心にカズチとローコが飛び出して三人でザナークを止めるべく、ディフェンスに入る。
いくら一人ではムリだと思い神童拓人が客席から声を上げるのと同時に、天馬がザナークの隣を走る。
「ムチャだ!」
「ザナーク!」
「フッ。はあっ!」
ザナークは呼びかけに素直に応じて天馬にパスを送り、その間身軽になった自分は三人の間を抜く。
「オラオラ、こっちだぜ!」
「任せた!」
再び天馬はボールを戻すと、ザナークは再び素早いドリブルで深く切り込み、一気にチェットがいるゴール前まで来た。
「くらえ! これが俺の新必殺技だ! 今ここに再誕する……グレートマックスなオレ! スゥゥ――パァァ――ッ!!」
巨大台風・クララジェーンのパワーを全開にし、渦巻く灼熱のエネルギーの中で中でボールに激震する稲妻の力合わさり、熱風で吹き荒らし雷鳴を轟かすシュートが襲いかかる。