グレートマックスなオレ!
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悪びれもせずヨッカはボールを奪ってドリブルするが、またもいつの間にか動いていたザナークにボールを奪われた。そしてザナークは再びボールを足で押さえて両腕を組む。
「みんな知りたいか!? 知りたいよな? クララジェーンの正体!」
「チッ!」
「おいおい、邪魔しないでくれ。俺様は今気持ちよく話しているところだ」
ボールを奪い返そうとするヨッカだが、ザナークは見事なボールさばきでキープし続けると天馬にパスを出す。
それを受け取った天馬はデッキが来る前にレイに回すと、受け取ったレイがドリブルすると同時にザナークも走りながら再び語り出す。
「クララジェーンは破壊と災厄を運んで来る……ボールを寄越しな!」
「…………」
「あいつはさすがの俺様もビビリそうなほどスゲェ奴だったぜ」
タクジにマークされつつドリブルしていたレイは、何も言わずザナークにボールを回した。そしてザナークはローコのスライディングをジャンプでかわして言葉をつづける。
☆☆☆☆☆
――激しい雨風の中、ザナークはバイクを止めて『あいつ』に出会った。それは……。
『こいつが……史上最大と言われた巨大台風・クララジェーン! やっと巡り合えたぜ!』
竜巻が何重にも巻きついたような巨大さと、全てを破壊しつくさんと思えるほどの赤黒い台風。ザナークはそれを前にして驚きもしたが、それよりも歓喜に満ちていた。
『お前こそが、俺とミキシマックスするのにふさわしい!』
ドクンッ!
『まただぜ……また力がみなぎって来やがった!』
いつもは抑えるために苦しんだ発作も、受け入れようとしている今ではみなぎる力そのものだった。
『いくぞぉ!』
バイクを発進させたザナークは一度逆方向に進みスピードを増し、Uターンするとなんの躊躇いもなく崖から飛び出してクララジェーンへ向かう。
凄まじい雨と風、それはただの台風じゃなかった。だがザナークは恐れるどころか、自分のの中から湧き出す不思議な力に駆り立てられていた。
『うおおぉぉおおお!』
さらにバイクから離れて飛び出したザナークは、クララジェーンの中に突っ込んだ。まずは暴風に巻き込まれるのを覚悟していたが、自身の心臓の位置に輝く光を中心に力が溢れ出し、クララジェーンの中心に浮かんだ。
『おお……っ! 何が起こっている……!?』
ピシャ――ンッ!!
『うわああっ! っ、うおおぉぉおおお!』
頭上から落ちた雷が当たったザナーク。だが溢れる力と共にそれに耐え、打ち破った。それどころか今までは発作と共に出る力のオーラも色が変わっている。
『ハハハハッ! これで俺様は時空最強の小市民だぜ!』
ザナークは力を使いこなすことに成功しただけじゃなく、クララジェーンとのミキシマックスにも成功したのだ。
☆☆☆☆☆
まさかクララジェーンが巨大台風だと知って驚いた速水と浜野と天馬たち。それだけじゃなく、ザナークがミキシマックスまでしたと知ってさらに驚いた。
「巨大台風とミキシマックス!?」
「マジで!?」
「どうしてそんなことが……!?」
「わからねぇ! だが一つだけわかっていることがある……それはクロノストーンを手にしたとき、俺に熱い何かが入り込んで来たってことだ。それからだ……俺の中で何かが暴れ出すようになったのは!」
ダンッと音が聞こえるくらい足でボールを押さえたザナークは、そう断言した。しかし確信している胸の鼓動を示すように、ユニフォームの上から心臓の位置を強く握り締める。
『お前はもっと強くなれる! 体だけじゃない、心もな!』
力が暴走したときを始め、ザナークの言う『何か』は声と共に語りかけていた。
「みんな知りたいか!? 知りたいよな? クララジェーンの正体!」
「チッ!」
「おいおい、邪魔しないでくれ。俺様は今気持ちよく話しているところだ」
ボールを奪い返そうとするヨッカだが、ザナークは見事なボールさばきでキープし続けると天馬にパスを出す。
それを受け取った天馬はデッキが来る前にレイに回すと、受け取ったレイがドリブルすると同時にザナークも走りながら再び語り出す。
「クララジェーンは破壊と災厄を運んで来る……ボールを寄越しな!」
「…………」
「あいつはさすがの俺様もビビリそうなほどスゲェ奴だったぜ」
タクジにマークされつつドリブルしていたレイは、何も言わずザナークにボールを回した。そしてザナークはローコのスライディングをジャンプでかわして言葉をつづける。
☆☆☆☆☆
――激しい雨風の中、ザナークはバイクを止めて『あいつ』に出会った。それは……。
『こいつが……史上最大と言われた巨大台風・クララジェーン! やっと巡り合えたぜ!』
竜巻が何重にも巻きついたような巨大さと、全てを破壊しつくさんと思えるほどの赤黒い台風。ザナークはそれを前にして驚きもしたが、それよりも歓喜に満ちていた。
『お前こそが、俺とミキシマックスするのにふさわしい!』
ドクンッ!
『まただぜ……また力がみなぎって来やがった!』
いつもは抑えるために苦しんだ発作も、受け入れようとしている今ではみなぎる力そのものだった。
『いくぞぉ!』
バイクを発進させたザナークは一度逆方向に進みスピードを増し、Uターンするとなんの躊躇いもなく崖から飛び出してクララジェーンへ向かう。
凄まじい雨と風、それはただの台風じゃなかった。だがザナークは恐れるどころか、自分のの中から湧き出す不思議な力に駆り立てられていた。
『うおおぉぉおおお!』
さらにバイクから離れて飛び出したザナークは、クララジェーンの中に突っ込んだ。まずは暴風に巻き込まれるのを覚悟していたが、自身の心臓の位置に輝く光を中心に力が溢れ出し、クララジェーンの中心に浮かんだ。
『おお……っ! 何が起こっている……!?』
ピシャ――ンッ!!
『うわああっ! っ、うおおぉぉおおお!』
頭上から落ちた雷が当たったザナーク。だが溢れる力と共にそれに耐え、打ち破った。それどころか今までは発作と共に出る力のオーラも色が変わっている。
『ハハハハッ! これで俺様は時空最強の小市民だぜ!』
ザナークは力を使いこなすことに成功しただけじゃなく、クララジェーンとのミキシマックスにも成功したのだ。
☆☆☆☆☆
まさかクララジェーンが巨大台風だと知って驚いた速水と浜野と天馬たち。それだけじゃなく、ザナークがミキシマックスまでしたと知ってさらに驚いた。
「巨大台風とミキシマックス!?」
「マジで!?」
「どうしてそんなことが……!?」
「わからねぇ! だが一つだけわかっていることがある……それはクロノストーンを手にしたとき、俺に熱い何かが入り込んで来たってことだ。それからだ……俺の中で何かが暴れ出すようになったのは!」
ダンッと音が聞こえるくらい足でボールを押さえたザナークは、そう断言した。しかし確信している胸の鼓動を示すように、ユニフォームの上から心臓の位置を強く握り締める。
『お前はもっと強くなれる! 体だけじゃない、心もな!』
力が暴走したときを始め、ザナークの言う『何か』は声と共に語りかけていた。