グレートマックスなオレ!
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「俺はあいつとミキシマックスすることに決めた」
「それって……」
「誰なの?」
三国志時代の曹操以外でミキシマックスした相手を天馬と信助が尋ねると、ザナークは口の端を上げる。
「フッ、『クララジェーン』! それがあいつの名前だ」
「クララジェーン……ですか?」
「そんな歴史上の有名人っていたっけ?」
ザナークが答えた名は速水も浜野も聞いたことがない。もしかしたら自分たちがいる時代よりも未来の人物かもしれないが。
「俺様はクララジェーンの底知れぬ力を自分のモノにした!」
「!」
ザナークから強烈なオーラが見えるが、ミキシマックスしていないのでこれは片鱗に過ぎないだろうと天馬は思った。
「石のジジイ! 後半戦、俺を出してもらうぜ! FWとしてな!」
「――いいだろう」
「「「!」」」
試合参加を要求するザナークに了承したのは大介ではない。瑞貴と天馬と葵がその相手に向かって顔を振り向くと、このエルドラドチーム03の監督・豪炎寺修也だった。
「影山、ザナークと交代だ」
「はい!」
「輝……」
「必ず勝てるって信じてます!」
「……わかった!」
ザナークと交代することに異議を唱えなかった影山輝は、真っ直ぐな目で勝利を信じると天馬に告げた。
――ザナークも雷門のユニフォームに着替え、両チームはピッチに入ってポジションに着いた。
《さあ後半戦開始だ――っ!! エルドラドチーム03、FW・影山に代わってザナーク! ここで2点差を巻き返せるのか、まさに正念場だ――っ!!》
「フェイ……」
天馬は正面でスパイクの調子を確認するフェイに目をやる。前半でフェイは今までとは違う危険なプレーを繰り返して、そしてこれが本当の自分だとも。天馬はそれでも何度も言葉をかけるが、フェイはその度に否定をする。
チーム・ガルのボールから後半開始。デッキから渡されたボールでユウチがドリブルすると、雨宮太陽が駆け出す。
「うわっ!」
「ふっ!」
雨宮を弾き飛ばしたユウチはフェイにパスを回す。フェイは受け取ってドリブルするとザナークを前にするが……なんとザナークは何もせずフェイの突破を許したのだ。
「「えっ!?」」
「どうして何もしないの!?」
「「…………」」
輝と葵はあれだけ自信満々だったのに、動かないザナークに驚いた。しかし対して豪炎寺と瑞貴は表情を変えず黙って見やる。
「ザナーク!」
「焦るな焦るな。俺様の出番はまだまだ先だ」
ディフェンスに入ろうとして突破されたならまだしも、『何もしない』という事実に雨宮は怒りを表すがザナークはどこ吹く風というようだ。
《フェイ=ルーン、敵のゴールを目指して強引に突っ込んで行くー!》
「フェイ! ここは通さない!」
「ムダだよ、天馬。ふんっ!」
「うわあっ!」
なんとフェイは天馬に強烈なタックルをかました。その衝撃で地に腰を落とす天馬に葵は心配する。
「天馬!」
「フェイ!」
幸い天馬は動けるが、またいつものフェイらしくないラフプレーをかましたので声を上げる。だがフェイは一度も天馬を見ずドリブルを続ける。
「それって……」
「誰なの?」
三国志時代の曹操以外でミキシマックスした相手を天馬と信助が尋ねると、ザナークは口の端を上げる。
「フッ、『クララジェーン』! それがあいつの名前だ」
「クララジェーン……ですか?」
「そんな歴史上の有名人っていたっけ?」
ザナークが答えた名は速水も浜野も聞いたことがない。もしかしたら自分たちがいる時代よりも未来の人物かもしれないが。
「俺様はクララジェーンの底知れぬ力を自分のモノにした!」
「!」
ザナークから強烈なオーラが見えるが、ミキシマックスしていないのでこれは片鱗に過ぎないだろうと天馬は思った。
「石のジジイ! 後半戦、俺を出してもらうぜ! FWとしてな!」
「――いいだろう」
「「「!」」」
試合参加を要求するザナークに了承したのは大介ではない。瑞貴と天馬と葵がその相手に向かって顔を振り向くと、このエルドラドチーム03の監督・豪炎寺修也だった。
「影山、ザナークと交代だ」
「はい!」
「輝……」
「必ず勝てるって信じてます!」
「……わかった!」
ザナークと交代することに異議を唱えなかった影山輝は、真っ直ぐな目で勝利を信じると天馬に告げた。
――ザナークも雷門のユニフォームに着替え、両チームはピッチに入ってポジションに着いた。
《さあ後半戦開始だ――っ!! エルドラドチーム03、FW・影山に代わってザナーク! ここで2点差を巻き返せるのか、まさに正念場だ――っ!!》
「フェイ……」
天馬は正面でスパイクの調子を確認するフェイに目をやる。前半でフェイは今までとは違う危険なプレーを繰り返して、そしてこれが本当の自分だとも。天馬はそれでも何度も言葉をかけるが、フェイはその度に否定をする。
チーム・ガルのボールから後半開始。デッキから渡されたボールでユウチがドリブルすると、雨宮太陽が駆け出す。
「うわっ!」
「ふっ!」
雨宮を弾き飛ばしたユウチはフェイにパスを回す。フェイは受け取ってドリブルするとザナークを前にするが……なんとザナークは何もせずフェイの突破を許したのだ。
「「えっ!?」」
「どうして何もしないの!?」
「「…………」」
輝と葵はあれだけ自信満々だったのに、動かないザナークに驚いた。しかし対して豪炎寺と瑞貴は表情を変えず黙って見やる。
「ザナーク!」
「焦るな焦るな。俺様の出番はまだまだ先だ」
ディフェンスに入ろうとして突破されたならまだしも、『何もしない』という事実に雨宮は怒りを表すがザナークはどこ吹く風というようだ。
《フェイ=ルーン、敵のゴールを目指して強引に突っ込んで行くー!》
「フェイ! ここは通さない!」
「ムダだよ、天馬。ふんっ!」
「うわあっ!」
なんとフェイは天馬に強烈なタックルをかました。その衝撃で地に腰を落とす天馬に葵は心配する。
「天馬!」
「フェイ!」
幸い天馬は動けるが、またいつものフェイらしくないラフプレーをかましたので声を上げる。だがフェイは一度も天馬を見ずドリブルを続ける。