フェイが敵⁉︎
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戦国時代、中世フランス時代、三国志時代、幕末時代、恐竜時代、絵本の世界……様々な時代や世界でフェイはいろんな人たちと出会ってきた。だけどすぐに仲良くなれたのは、一緒にサッカーをしたからだ。サッカーのことを知らない時代の人たちも、一緒にボールを追えば『楽しい』と言ってくれた。
そして、仲間と――天馬とサッカーをするときがフェイにとって心から楽しく思えた。
「みんなを繋いでくれた、笑顔をくれた、勇気を教えてくれた、サッカーは俺たちの懸け橋になってくれたんだ!」
「……サッカーが」
「フェイ! これが俺の気持ちだ!」
「!」
必死に声をかけてくれる天馬の言葉に、フェイはさっきまでの決意が揺らぐほど戸惑う中、天馬は両腕を横にして構えた。
「ワンダートラップ!」
「っ!」
天馬は必殺技を使ってフェイからボールを奪った。動揺のこともあってかフェイは油断してしまう。
そのままドリブルする天馬をフェイは追いかけ、再び天馬の前に立ちはだかると、天馬は走りながら左手を胸に当てた。その動作に瑞貴とワンダバは気づく。
「あれは!」
「あれは、フェイとの試合の中で天馬が生み出した技だ!」
さっきのワンダートラップといい、天馬はフェイとの思い出の必殺技を使っている。
「そんなもの!」
「アグレッシブ――……っ!」
「天馬!」
完全に必殺技が発動する前にフェイがボールを奪ったので、弾き飛ばされた天馬を見て葵は声を上げる。
(サッカーが懸け橋だと? そんなもの君の幻想だよ。僕たちセカンドステージ・チルドレンと君たちは、永遠にわかり合うことができないんだ!)
またもフェイの攻撃が始まる――と思いきや、前半終了のホイッスルが鳴り響いた。
《ここで前半終了――っ!! エルドラドチーム03対チーム・ガルの試合は、2対0でガルがリード!》
「フェイ……」
《しかし、点差以上に両チームの力に大きな差があるぞ! 後半もこのままガルが一方的に攻めて、試合を決めてしまうのか!? それともエルドラドチーム03に起死回生の秘策はあるのか――っ!?》
倒れた天馬を一瞥しただけで、フェイはチーム・ガルと共にベンチに戻った。
そしてエルドラドチーム03の疲労は激しく、葵と瑞貴に手当てやアイシングを受けている。
(フェイ……。あんなプレーをするなんて、あんなにサッカーが好きだったフェイが……!)
「悩むのはあとだ。今は試合に全力を捧げろ」
「はい……」
前半のフェイのプレーに信じられない気持ちで彼を見る天馬だが、豪炎寺に喝を入れられて立ち上がる。
「でも修也、フェイくんのこと以上に力の差が歴然としているよ」
「前半は完全にガルのペースだったな……」
「ボール支配率は、ガルが95パーセント以上、我々は試合開始直後のシュート一本のみ」
「それも撃たせてもらった奴だけどね」
「後半は、どう戦えば……」
瑞貴の言葉に同意するように霧野が言うと、レイが淡々と確率を述べる。特にその最初のシュートを撃った雨宮は悔しそうだ。このままだと後半は勝てないと霧野は思案すると……。
「――フフフフフッ。やはり俺様の力が必要なようだな!」
「「「「「!?」」」」」」
自信満々な笑い声に全員顔を向けると、入場口の壁の装飾の一部に両腕を組んで不敵に笑うザナークがそこに立っていた。
☆コーチの 今日の格言☆
相手が企んでいた経緯はどうであれ、正々堂々と勝利をつかもう!
以上!!
そして、仲間と――天馬とサッカーをするときがフェイにとって心から楽しく思えた。
「みんなを繋いでくれた、笑顔をくれた、勇気を教えてくれた、サッカーは俺たちの懸け橋になってくれたんだ!」
「……サッカーが」
「フェイ! これが俺の気持ちだ!」
「!」
必死に声をかけてくれる天馬の言葉に、フェイはさっきまでの決意が揺らぐほど戸惑う中、天馬は両腕を横にして構えた。
「ワンダートラップ!」
「っ!」
天馬は必殺技を使ってフェイからボールを奪った。動揺のこともあってかフェイは油断してしまう。
そのままドリブルする天馬をフェイは追いかけ、再び天馬の前に立ちはだかると、天馬は走りながら左手を胸に当てた。その動作に瑞貴とワンダバは気づく。
「あれは!」
「あれは、フェイとの試合の中で天馬が生み出した技だ!」
さっきのワンダートラップといい、天馬はフェイとの思い出の必殺技を使っている。
「そんなもの!」
「アグレッシブ――……っ!」
「天馬!」
完全に必殺技が発動する前にフェイがボールを奪ったので、弾き飛ばされた天馬を見て葵は声を上げる。
(サッカーが懸け橋だと? そんなもの君の幻想だよ。僕たちセカンドステージ・チルドレンと君たちは、永遠にわかり合うことができないんだ!)
またもフェイの攻撃が始まる――と思いきや、前半終了のホイッスルが鳴り響いた。
《ここで前半終了――っ!! エルドラドチーム03対チーム・ガルの試合は、2対0でガルがリード!》
「フェイ……」
《しかし、点差以上に両チームの力に大きな差があるぞ! 後半もこのままガルが一方的に攻めて、試合を決めてしまうのか!? それともエルドラドチーム03に起死回生の秘策はあるのか――っ!?》
倒れた天馬を一瞥しただけで、フェイはチーム・ガルと共にベンチに戻った。
そしてエルドラドチーム03の疲労は激しく、葵と瑞貴に手当てやアイシングを受けている。
(フェイ……。あんなプレーをするなんて、あんなにサッカーが好きだったフェイが……!)
「悩むのはあとだ。今は試合に全力を捧げろ」
「はい……」
前半のフェイのプレーに信じられない気持ちで彼を見る天馬だが、豪炎寺に喝を入れられて立ち上がる。
「でも修也、フェイくんのこと以上に力の差が歴然としているよ」
「前半は完全にガルのペースだったな……」
「ボール支配率は、ガルが95パーセント以上、我々は試合開始直後のシュート一本のみ」
「それも撃たせてもらった奴だけどね」
「後半は、どう戦えば……」
瑞貴の言葉に同意するように霧野が言うと、レイが淡々と確率を述べる。特にその最初のシュートを撃った雨宮は悔しそうだ。このままだと後半は勝てないと霧野は思案すると……。
「――フフフフフッ。やはり俺様の力が必要なようだな!」
「「「「「!?」」」」」」
自信満々な笑い声に全員顔を向けると、入場口の壁の装飾の一部に両腕を組んで不敵に笑うザナークがそこに立っていた。
☆コーチの 今日の格言☆
相手が企んでいた経緯はどうであれ、正々堂々と勝利をつかもう!
以上!!