11人目の時空最強!!
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「ザナーク、強引に行くな! 一旦戻すんだ!」
「…………」
「一人じゃムリだ! 戻せザナーク!」
「うるせぇ! 俺が決めてやる!」
「「わあっ!」」
ザナークが無理矢理ゼイクとゾタンを突破すると、回り込んでいた神童がザナークに向かい合いながら走りつつ説得する。
「俺たちには連携が必要なんだ! バラバラに戦っても、ギルには――」
「どけぇ!」
「うわあっ!」
ザナークは神童も弾き飛ばしてまで無理矢理突破した。そして空中にジャンプするとシュート体勢に入る。
「ディザスター……」
「必殺シュートは撃たせない!」
「何っ!?」
なんといつの間にかミスタとミドとモリーもジャンプして、空中でザナークと対峙する。
「クッ! うおおおっ!」
「「「わああっ!」」」
「ぐぅおおお!」
必殺シュートはできないので、ノーマルシュートを放つザナーク。その威力に三人は弾き飛ばされたものの、ブーフウが全身で受け止めて後ずさりながらもゴールラインを越えずに死守した。
《ブーフウ、ザナークのシュートをガッチリキャッチ!!》
「このチームを……まとめることはできないのか……!?」
「カウンター!」
「しまった! 戻れ! 戻るんだ!」
神童がショックを受けている間にメイアが指示を出したので、神童もまた慌てて指示を出す。
ブーフウのゴールキックをザットが取り、狩屋と接触する前にチェルにパスを出し、ガリングに対峙する前にザットに戻した。
「ザット!」
「ふっ!」
「させないド! アトランティスウォールG2! だド!」
ザットのノーマルシュートを弾いた天城だが、その先が悪くメイアとギリスの元へ転がってしまった。
「「デッドフューチャー!」」
「これ以上決めさせるか! キーパーコマンド07! ――ぐっ!」
メイアとギリスの必殺シュートは、ルジクの必殺技のリングのシールドを破り、ルジクごとゴールに叩きつけた。
《ゴォ――ルッ!! メイアとギリスの合体技が決まった――っ!!》
「勝負はついたね。これで母さんは僕らの元に来る」
専用のVIP室でSARUはニヤリと笑う。この試合で勝てばフェーダが世界の覇権を手に入れ、瑞貴を引き入れることができるのだから。
「3点差……!」
電光掲示板に表示される0対3という絶望的な数字。まだ前半とはいえ、あまりのショックに神童は片膝を付いてしまった。
「このチームには、雷門でやって来たことが通じない……! キャプテンの俺がみんなをまとめ、活かさなければならないのに……このチームで戦うにはどうすれば……!?」
「――おい! どうしたド!?」
「――大丈夫かよ!?」
「――ルジク!」
「ルジク!」
「!」
天城と狩屋とガリングがルジクを呼び掛ける声に、ガンマも慌ててゴールに駆け寄ると、神童は我に返った。先ほどのシュートでルジクは立ち上がれないようだ。
「さっきマトモに受けたから、負傷したのかもしれない」
「もし、交代が必要になったら……」
「どうすんだよ!?」
瑞貴がルジクの容体を心配する中、茜が見やった倉間は自分を指差して焦る。どう考えたって今までフィールドプレーヤーしかやってこなかった倉間がGKなど勤まるわけがない。しかし……。
「思ったよりは早いが、使うとするか」
チームにたった一人しかいGKが負傷だというのに、サカマキは焦るどころか口角を上げていた。
ルジクは自身で立ち上がることもできないので、担架にそのまま運ばれて行った。
「キーパーがいなくなってしまったド……」
「どうするんですか……? 神童キャプテン」
「…………!」
ガコンッ! プシュ~……!
「!」
重なるピンチに神童は天城と狩屋の言葉に応えられずにいると、さっきまで閉まっていた入場口がスモークと共に開いた。
「「「「「!」」」」」
ガコンッ、ガコンッ、ガコンッ――。
「フッ……」
「えっ……」
「この人……。いや、『これ』は……!」
現れた影はゆっくりとぎこちない動きでピッチに入って行く。登場した『ソレ』にサカマキは笑みを浮かべ、瑞貴は口を引きつらせ、神童たちは目を見開いて驚いた。
なんと『これ』は、プロトコル・オメガのGKのユニフォームを纏う円堂の姿を模したアンドロイドだったのだ。
☆コーチの 今日の格言☆
一人では不可能でも仲間がいれば可能性が広がる
以上!!
「…………」
「一人じゃムリだ! 戻せザナーク!」
「うるせぇ! 俺が決めてやる!」
「「わあっ!」」
ザナークが無理矢理ゼイクとゾタンを突破すると、回り込んでいた神童がザナークに向かい合いながら走りつつ説得する。
「俺たちには連携が必要なんだ! バラバラに戦っても、ギルには――」
「どけぇ!」
「うわあっ!」
ザナークは神童も弾き飛ばしてまで無理矢理突破した。そして空中にジャンプするとシュート体勢に入る。
「ディザスター……」
「必殺シュートは撃たせない!」
「何っ!?」
なんといつの間にかミスタとミドとモリーもジャンプして、空中でザナークと対峙する。
「クッ! うおおおっ!」
「「「わああっ!」」」
「ぐぅおおお!」
必殺シュートはできないので、ノーマルシュートを放つザナーク。その威力に三人は弾き飛ばされたものの、ブーフウが全身で受け止めて後ずさりながらもゴールラインを越えずに死守した。
《ブーフウ、ザナークのシュートをガッチリキャッチ!!》
「このチームを……まとめることはできないのか……!?」
「カウンター!」
「しまった! 戻れ! 戻るんだ!」
神童がショックを受けている間にメイアが指示を出したので、神童もまた慌てて指示を出す。
ブーフウのゴールキックをザットが取り、狩屋と接触する前にチェルにパスを出し、ガリングに対峙する前にザットに戻した。
「ザット!」
「ふっ!」
「させないド! アトランティスウォールG2! だド!」
ザットのノーマルシュートを弾いた天城だが、その先が悪くメイアとギリスの元へ転がってしまった。
「「デッドフューチャー!」」
「これ以上決めさせるか! キーパーコマンド07! ――ぐっ!」
メイアとギリスの必殺シュートは、ルジクの必殺技のリングのシールドを破り、ルジクごとゴールに叩きつけた。
《ゴォ――ルッ!! メイアとギリスの合体技が決まった――っ!!》
「勝負はついたね。これで母さんは僕らの元に来る」
専用のVIP室でSARUはニヤリと笑う。この試合で勝てばフェーダが世界の覇権を手に入れ、瑞貴を引き入れることができるのだから。
「3点差……!」
電光掲示板に表示される0対3という絶望的な数字。まだ前半とはいえ、あまりのショックに神童は片膝を付いてしまった。
「このチームには、雷門でやって来たことが通じない……! キャプテンの俺がみんなをまとめ、活かさなければならないのに……このチームで戦うにはどうすれば……!?」
「――おい! どうしたド!?」
「――大丈夫かよ!?」
「――ルジク!」
「ルジク!」
「!」
天城と狩屋とガリングがルジクを呼び掛ける声に、ガンマも慌ててゴールに駆け寄ると、神童は我に返った。先ほどのシュートでルジクは立ち上がれないようだ。
「さっきマトモに受けたから、負傷したのかもしれない」
「もし、交代が必要になったら……」
「どうすんだよ!?」
瑞貴がルジクの容体を心配する中、茜が見やった倉間は自分を指差して焦る。どう考えたって今までフィールドプレーヤーしかやってこなかった倉間がGKなど勤まるわけがない。しかし……。
「思ったよりは早いが、使うとするか」
チームにたった一人しかいGKが負傷だというのに、サカマキは焦るどころか口角を上げていた。
ルジクは自身で立ち上がることもできないので、担架にそのまま運ばれて行った。
「キーパーがいなくなってしまったド……」
「どうするんですか……? 神童キャプテン」
「…………!」
ガコンッ! プシュ~……!
「!」
重なるピンチに神童は天城と狩屋の言葉に応えられずにいると、さっきまで閉まっていた入場口がスモークと共に開いた。
「「「「「!」」」」」
ガコンッ、ガコンッ、ガコンッ――。
「フッ……」
「えっ……」
「この人……。いや、『これ』は……!」
現れた影はゆっくりとぎこちない動きでピッチに入って行く。登場した『ソレ』にサカマキは笑みを浮かべ、瑞貴は口を引きつらせ、神童たちは目を見開いて驚いた。
なんと『これ』は、プロトコル・オメガのGKのユニフォームを纏う円堂の姿を模したアンドロイドだったのだ。
☆コーチの 今日の格言☆
一人では不可能でも仲間がいれば可能性が広がる
以上!!