結束! 雷門とエルドラド!!
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――各チーム三日後の試合に向けてそれぞれ分かれて練習することになった。まず豪炎寺が監督をし葵がマネージャーをするエルドラドチーム03。
「レイザ!」
「行かせるか!」
「っ!」
「こっちです!」
「ふんっ!」
信助のゴールキックを空中で取ったレイザに霧野が駆け出すと、速水がレイザにパスを促した。しかし着地したレイザが速水に出した鋭く速いパスは、走る速水よりも前の位置を通りラインの外に出てしまった。
「遅い!」
「す、すいません……」
もともと敵同士だった上にプレースタイルだって違うのだ。連携どころかパスを一度繋ぐことさえままならない。
「プレーがチグハグで、全然連携が取れてないわ……。大丈夫かな……?」
「…………」
葵はこの状況に心配して豪炎寺を見上げるが、何も言わずただ黙って見ているだけだ。
(試合は三日後……それまでになんとかしなくちゃ!)
天馬はキャプテンとして、このチームを少しでもまとめようと考える。
――続いてサカマキが監督をしマネージャーは山菜茜がやっている、エルドラドチーム02。
「もらったぁ!」
「フッ。そんな動きじゃ僕からボールは取れないよ」
「何っ!?」
ドリブルするガンマから倉間典人はボールを奪おうとしたが、ジャンプしてかわされてしまった。
「あらあら、ガンマったらカッコつけちゃって。ホントやな子。――いっただき!」
「ガンマ! 狩屋にパスだ!」
「……フンッ」
「「!」」
「残念でしたわね」
迫るベータに神童がうしろにいる狩屋にパスを回すよう言ったが、ガンマはチラッと狩屋を見ただけで指示を無視して走り出す。そのせいでベータにボールを奪われてしまった。
あからさまな無視とわかり、天城大地は怒りを露わにしてガンマに怒鳴る。
「ガンマ! 今のはなんだド!? 神童がパスって言ったの、聞こえたはずだド!」
「だったら何か?」
「なんだド!?」
「この際だからハッキリ言っとくけど、僕には君たちと一緒に戦うつもりなんか、これっぽっちもない」
「……それ、本気で言ってるド?」
「フンッ」
「確かにこれまでは敵だったけど、今は同じチームのメンバーだド! チームが一つにならなきゃ、フェーダには勝てないド!」
「――ノー。私たちなら勝てる」
「「!」」
天城とガンマの言い争いの会話に入って来たのは、なんとアルファだった。
「私とベータとガンマは、エルドラドの再教育機関であるムゲン牢獄でレベルアップを図ってきた。今の私たちならフェーダなど敵ではない」
「ちょっと~。『私たち私たち』って一緒にするのやめちゃってもらえます~? 私とあなた方ではレベルが違いますし」
「!」
「まっ、みんなそれぞれ好きにやればいいんじゃないかな」
「おいおい。このチーム大丈夫かよ?」
雷門とエルドラドどころか、プロトコル・オメガのキャプテンを務めていた三人までも自由過ぎるので狩屋は呆れた。
(まさか、ここまでバラバラだとは……何故彼らを同じチームに入れたんだ? こうなることは、初めからわかっていたはず)
神童は疑問を持ちながらサカマキを見る。プロトコル・オメガのメンバーはエルドラド直属なので当然サカマキは彼らの仲も悪いことは知っているはずだ。それなのに会えて同じチームにした意図がわからない。
――鬼道が監督をし水鳥がマネージャーとなる、エルドラドチーム03。フェイもいるからかワンダバもこの場にいるのだが、あれからずっと監督をやれないことに落ち込んでいる。
「ふっ!」
「こっちやんね!」
「オウッ!」
ウォードからボールを取った青山俊介に、菜花黄名子はパスを促すと無事に渡った。
(この俺が、キャプテン……? 俺に何をさせたいんだ……!?)
キャプテンマークを身に付けた剣城は、鬼道が何故自分を指名したのかと思って彼を見るが、もともとポーカーフェイスが得意な鬼道の表情は読めない。
(どういうつもりか知らないが、俺は俺のプレーをするだけだ!)
「あっ!」
「ダーラ!」
黄名子からボールを奪った剣城は、前線にいるダーラにボールを送った。完全なフリーなので車田が三国に声を上げる。
「三国!」
「オウッ!」
「シュートコマンド06!」
【プラズマボール】
「真ゴッドハンドX!」
三国の新必殺技であるゴッドハンドX――いや、さらにパワーアップをした真ゴッドハンドXがダーラのシュートを止めた。
「レイザ!」
「行かせるか!」
「っ!」
「こっちです!」
「ふんっ!」
信助のゴールキックを空中で取ったレイザに霧野が駆け出すと、速水がレイザにパスを促した。しかし着地したレイザが速水に出した鋭く速いパスは、走る速水よりも前の位置を通りラインの外に出てしまった。
「遅い!」
「す、すいません……」
もともと敵同士だった上にプレースタイルだって違うのだ。連携どころかパスを一度繋ぐことさえままならない。
「プレーがチグハグで、全然連携が取れてないわ……。大丈夫かな……?」
「…………」
葵はこの状況に心配して豪炎寺を見上げるが、何も言わずただ黙って見ているだけだ。
(試合は三日後……それまでになんとかしなくちゃ!)
天馬はキャプテンとして、このチームを少しでもまとめようと考える。
――続いてサカマキが監督をしマネージャーは山菜茜がやっている、エルドラドチーム02。
「もらったぁ!」
「フッ。そんな動きじゃ僕からボールは取れないよ」
「何っ!?」
ドリブルするガンマから倉間典人はボールを奪おうとしたが、ジャンプしてかわされてしまった。
「あらあら、ガンマったらカッコつけちゃって。ホントやな子。――いっただき!」
「ガンマ! 狩屋にパスだ!」
「……フンッ」
「「!」」
「残念でしたわね」
迫るベータに神童がうしろにいる狩屋にパスを回すよう言ったが、ガンマはチラッと狩屋を見ただけで指示を無視して走り出す。そのせいでベータにボールを奪われてしまった。
あからさまな無視とわかり、天城大地は怒りを露わにしてガンマに怒鳴る。
「ガンマ! 今のはなんだド!? 神童がパスって言ったの、聞こえたはずだド!」
「だったら何か?」
「なんだド!?」
「この際だからハッキリ言っとくけど、僕には君たちと一緒に戦うつもりなんか、これっぽっちもない」
「……それ、本気で言ってるド?」
「フンッ」
「確かにこれまでは敵だったけど、今は同じチームのメンバーだド! チームが一つにならなきゃ、フェーダには勝てないド!」
「――ノー。私たちなら勝てる」
「「!」」
天城とガンマの言い争いの会話に入って来たのは、なんとアルファだった。
「私とベータとガンマは、エルドラドの再教育機関であるムゲン牢獄でレベルアップを図ってきた。今の私たちならフェーダなど敵ではない」
「ちょっと~。『私たち私たち』って一緒にするのやめちゃってもらえます~? 私とあなた方ではレベルが違いますし」
「!」
「まっ、みんなそれぞれ好きにやればいいんじゃないかな」
「おいおい。このチーム大丈夫かよ?」
雷門とエルドラドどころか、プロトコル・オメガのキャプテンを務めていた三人までも自由過ぎるので狩屋は呆れた。
(まさか、ここまでバラバラだとは……何故彼らを同じチームに入れたんだ? こうなることは、初めからわかっていたはず)
神童は疑問を持ちながらサカマキを見る。プロトコル・オメガのメンバーはエルドラド直属なので当然サカマキは彼らの仲も悪いことは知っているはずだ。それなのに会えて同じチームにした意図がわからない。
――鬼道が監督をし水鳥がマネージャーとなる、エルドラドチーム03。フェイもいるからかワンダバもこの場にいるのだが、あれからずっと監督をやれないことに落ち込んでいる。
「ふっ!」
「こっちやんね!」
「オウッ!」
ウォードからボールを取った青山俊介に、菜花黄名子はパスを促すと無事に渡った。
(この俺が、キャプテン……? 俺に何をさせたいんだ……!?)
キャプテンマークを身に付けた剣城は、鬼道が何故自分を指名したのかと思って彼を見るが、もともとポーカーフェイスが得意な鬼道の表情は読めない。
(どういうつもりか知らないが、俺は俺のプレーをするだけだ!)
「あっ!」
「ダーラ!」
黄名子からボールを奪った剣城は、前線にいるダーラにボールを送った。完全なフリーなので車田が三国に声を上げる。
「三国!」
「オウッ!」
「シュートコマンド06!」
【プラズマボール】
「真ゴッドハンドX!」
三国の新必殺技であるゴッドハンドX――いや、さらにパワーアップをした真ゴッドハンドXがダーラのシュートを止めた。