恐怖のハイパーダイブモード
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「みんなと支え合ってるやんね!」
「…………!」
「天馬はいつもみんなと肩を並べてるんだ」
「悩んでる奴と一緒に悩んで、いろいろ大変だよな」
「なんか知らねーけど、オメーあったけぇぞ!」
「それが松風天馬!」
(みんな……!)
「俺たちの想い、受け取れー!」
黄名子たちだけじゃない。霧野も狩屋もトーブもここまで戦い続けて来られたのは、天馬がキャプテンだからだ。最後に神童のパスが全員の想いと共に真っ直ぐ天馬に渡る。
『答えはフィールドにある!』
「!」
『松風天馬、確かにお前は「リーダー」と呼ばれる一種の指導者には向いていない。だが、人を率いるために本当に必要なのはそれではい』
『私が言ったのは「リーダーの素質」じゃない「キャプテンの素質」だよ』
「みんな……!」
アーサー王も瑞貴も、天馬には先頭に立つ『リーダー』には向いてないと言っていた。しかし『キャプテン』に必要なのは持っている。だからこそチームメイトは自分がキャプテンでいいと言ってくれたのだと気づき、天馬の目尻に涙が浮かんだ。
その涙を瞬きすることによって飛ばした天馬は、次いで開けたときその瞳にはもう迷いがない。
(俺、先頭を走れないかもしれないけど……――でも、いつもみんなと一緒に走り続ける! そんなキャプテンになってみせる!)
ドリブルする天馬の前に、レイとリン=クールがダブルディフェンスに入ろうと走って来た。
「剣城!」
「やっと気づいたか」
遅いぞといように不敵な笑みを浮かべる剣城に、天馬も口の端を上げて笑った。剣城もまた天馬をキャプテンとして認めている一人なのだ。
〈今だ! ミキシマックス、ナウ! 『十の力――絶対的な勇気と揺るぎない実行力で、大地をも味方にするキングオブMF』! 松風天馬を置いて他にあるまい!〉
「なるほどー!」
ついに自分が望む条件を満たしたと気づいた大介は、ワンダバにアーサー王と天馬をミキシマックスさせるように叫ぶ。そしてワンダバもミキシマックスガンを、アーサー王と天馬にそれぞれ撃った。
「うおおぉぉおおお!」
「ミキシマックス・コンプリート!」
天馬の髪の色は鮮やかな金となりうしろ髪が伸びている。しかしそれだけでなく、雰囲気も仲間を率いる王者としての風格が確かにそこにあった。
「やったね天馬!」
「ウム!」
「伝わったか、我が力」
「なくてはならない絶対的な勇気と揺るぎない実行力を兼ね備えた、十人目の時空最強イレブンである天馬の新しい力……!」
葵もワンダバも嬉しそうに声を上げ、アーサー王は自分の力と共に伝えたいことが届いたとわかり、瑞貴も教え子の成長に喜びを感じていた。
「天馬!」
剣城からパスを受け取ったフェイは、次いで天馬にボールを回す。
「行くぞ!」
「「排除」」
リンとパドがボールを奪い天馬を排除しようとディフェンスに入る。だが――。
「王の剣!」
天馬の手から現れたのは、アーサー王と同じ選ばれし者のみが持つことを許されるエクスカリバーだ。その輝きと圧倒的なパワーがひと振りしただけで一気に突破した。
キャプテンとして自信を持ちアーサー王の力を得たので、天馬が完全復活したとフェイと神童と信助は喜びの声を上げる。
「「「天馬!」」」
「剣城!」
「オウッ! ミキシトランス・沖田!」
天馬からパスを受け取った剣城もまたミキシトランスし、このチャンスを逃(ノガ)すまいとシュート体勢に入る。
「菊一文字!」
そのスピードにラウ=セムは必殺技を発動できず、シュートは一直線にゴールに入った。
《ゴォ――ルッ!! 円卓の騎士団、ついに1点を返した――っ!!》
「異常事態」
相変わらず淡々と言うレイだが、この状況がパーフェクト・カスケイドにとって想定外の出来事なのだろう。
「…………!」
「天馬はいつもみんなと肩を並べてるんだ」
「悩んでる奴と一緒に悩んで、いろいろ大変だよな」
「なんか知らねーけど、オメーあったけぇぞ!」
「それが松風天馬!」
(みんな……!)
「俺たちの想い、受け取れー!」
黄名子たちだけじゃない。霧野も狩屋もトーブもここまで戦い続けて来られたのは、天馬がキャプテンだからだ。最後に神童のパスが全員の想いと共に真っ直ぐ天馬に渡る。
『答えはフィールドにある!』
「!」
『松風天馬、確かにお前は「リーダー」と呼ばれる一種の指導者には向いていない。だが、人を率いるために本当に必要なのはそれではい』
『私が言ったのは「リーダーの素質」じゃない「キャプテンの素質」だよ』
「みんな……!」
アーサー王も瑞貴も、天馬には先頭に立つ『リーダー』には向いてないと言っていた。しかし『キャプテン』に必要なのは持っている。だからこそチームメイトは自分がキャプテンでいいと言ってくれたのだと気づき、天馬の目尻に涙が浮かんだ。
その涙を瞬きすることによって飛ばした天馬は、次いで開けたときその瞳にはもう迷いがない。
(俺、先頭を走れないかもしれないけど……――でも、いつもみんなと一緒に走り続ける! そんなキャプテンになってみせる!)
ドリブルする天馬の前に、レイとリン=クールがダブルディフェンスに入ろうと走って来た。
「剣城!」
「やっと気づいたか」
遅いぞといように不敵な笑みを浮かべる剣城に、天馬も口の端を上げて笑った。剣城もまた天馬をキャプテンとして認めている一人なのだ。
〈今だ! ミキシマックス、ナウ! 『十の力――絶対的な勇気と揺るぎない実行力で、大地をも味方にするキングオブMF』! 松風天馬を置いて他にあるまい!〉
「なるほどー!」
ついに自分が望む条件を満たしたと気づいた大介は、ワンダバにアーサー王と天馬をミキシマックスさせるように叫ぶ。そしてワンダバもミキシマックスガンを、アーサー王と天馬にそれぞれ撃った。
「うおおぉぉおおお!」
「ミキシマックス・コンプリート!」
天馬の髪の色は鮮やかな金となりうしろ髪が伸びている。しかしそれだけでなく、雰囲気も仲間を率いる王者としての風格が確かにそこにあった。
「やったね天馬!」
「ウム!」
「伝わったか、我が力」
「なくてはならない絶対的な勇気と揺るぎない実行力を兼ね備えた、十人目の時空最強イレブンである天馬の新しい力……!」
葵もワンダバも嬉しそうに声を上げ、アーサー王は自分の力と共に伝えたいことが届いたとわかり、瑞貴も教え子の成長に喜びを感じていた。
「天馬!」
剣城からパスを受け取ったフェイは、次いで天馬にボールを回す。
「行くぞ!」
「「排除」」
リンとパドがボールを奪い天馬を排除しようとディフェンスに入る。だが――。
「王の剣!」
天馬の手から現れたのは、アーサー王と同じ選ばれし者のみが持つことを許されるエクスカリバーだ。その輝きと圧倒的なパワーがひと振りしただけで一気に突破した。
キャプテンとして自信を持ちアーサー王の力を得たので、天馬が完全復活したとフェイと神童と信助は喜びの声を上げる。
「「「天馬!」」」
「剣城!」
「オウッ! ミキシトランス・沖田!」
天馬からパスを受け取った剣城もまたミキシトランスし、このチャンスを逃(ノガ)すまいとシュート体勢に入る。
「菊一文字!」
そのスピードにラウ=セムは必殺技を発動できず、シュートは一直線にゴールに入った。
《ゴォ――ルッ!! 円卓の騎士団、ついに1点を返した――っ!!》
「異常事態」
相変わらず淡々と言うレイだが、この状況がパーフェクト・カスケイドにとって想定外の出来事なのだろう。