恐怖のハイパーダイブモード
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの気持ちが……!」
〈でも、優しさや愛情だけでは愛する者を守ることはできません。愛する者を守るためには、強さと賢さを身に付けなければなりません〉
「強さと賢さ……」
〈愛する者に降りかかる大きな危険に立ち向かう強さ、そして愛する者の傷ついた心、その全てを理解してやれる賢さ、その両方を持つ者こそ……――大切な者を守り、愛情を育む力を持つ〉
「大切な者を守り、愛情を育む……」
〈あなたは最後まで私のことを信じ、救おうとしてくれました。今こそあなたの想いに報いましょう。野獣の獰猛さと賢者の頭脳……この二つの力をあなたに授けます〉
「マスタードラゴン……!」
顔を近づけて擦り寄って来たマスタードラゴンを黄名子は受け入れ、そして与えられる力に身を委ねた。
先ほどとは違う光が空間の外にまで輝いているので、それがマスタードラゴンが黄名子に力を与えているとワンダバは気づいた。
「おおっ! マスタードラゴンが自らミキシマックスをしている!」
「ミキシマックス?」
「マスタードラゴンが、オーラを黄名子ちゃんに送っているんです!」
アーサー王はミキシマックスがなんのことかわからず尋ねると、葵が説明した。それを聞いたアーサー王はもう一度光を見る。
するとだんだんと光が止むと、マスタードラゴンに寄り添う黄名子の姿が変わっていた。髪は淡いはちみつ色で一部が跳ねており、瞳はマスタードラゴンに似た青と水色である。
〈思う存分力を振るいなさい。愛する者のために〉
マスタードラゴンと黄名子は体を離してお互いを見つめる。そして姿が変わった黄名子にみんなは目を見開いた。
「ミキシマックス・コンプリート!」
〈これぞ『野獣の獰猛さと賢者の頭脳を持つ、ファンタジックリベロ』!〉
「あれが九人目の時空最強イレブンの、黄名子ちゃんの姿!」
拳を握るワンダバは拳を作ってガッツポーズし、瑞貴のリュックから現れた円堂大介と瑞貴も喜びの声を上げた。
〈がんばって、黄名子〉
「ありがとう、マスタードラゴン……! よし! これからが本当の勝負!」
マスタードラゴンはそう言い残して再び湖の中に身を潜めた。礼を言った黄名子がみんなに向かって体を振り向くと、気合い充分というようにやる気を見せる。
パーフェクト=カスケイドのスローイングで試合再開。ニールが投げたボールをブルが受け取るとケイと共に上がり、天馬と雨宮をワンツーパスでかわした。しかし――。
「止めるやんね! きらきらイリュージョン!」
エメラルドに輝く湖を出現させてマスタードラゴンを召喚し、幻想的に飛び交う花火でケイを弾き飛ばすとボールを取った。
《菜花、必殺技で攻撃を止めたー!》
「キャプテン!」
「!」
黄名子が取ったボールは、真っ直ぐ天馬の胸に渡る。
「ウチ、わかったやんね! 一人で抱え込んじゃダメだって。だから、キャプテンも元気出すやんね!」
「黄名子……!」
天馬がドリブルをすると、レイとエミが立ち塞がり天馬の行く手を阻む。
「天馬!」
サイドから錦が上がっているので、天馬は錦へパスを出した。
「わしらはおまんを信頼しとるぜよ!」
「錦先輩……!」
「おおっと!」
すると錦の隣に一気に戻って来た。ボールを取らせるわけにはいかないと錦はフェイに回す。
「天馬は僕の横にいる!」
「僕らだって、天馬の横にいるんだ!」
続いてフェイが雨宮にパスを出し、雨宮はスライディングして来たケイをボールごとジャンプしてかわした。続いて雨宮が上がって来た黄名子へ回す。
〈でも、優しさや愛情だけでは愛する者を守ることはできません。愛する者を守るためには、強さと賢さを身に付けなければなりません〉
「強さと賢さ……」
〈愛する者に降りかかる大きな危険に立ち向かう強さ、そして愛する者の傷ついた心、その全てを理解してやれる賢さ、その両方を持つ者こそ……――大切な者を守り、愛情を育む力を持つ〉
「大切な者を守り、愛情を育む……」
〈あなたは最後まで私のことを信じ、救おうとしてくれました。今こそあなたの想いに報いましょう。野獣の獰猛さと賢者の頭脳……この二つの力をあなたに授けます〉
「マスタードラゴン……!」
顔を近づけて擦り寄って来たマスタードラゴンを黄名子は受け入れ、そして与えられる力に身を委ねた。
先ほどとは違う光が空間の外にまで輝いているので、それがマスタードラゴンが黄名子に力を与えているとワンダバは気づいた。
「おおっ! マスタードラゴンが自らミキシマックスをしている!」
「ミキシマックス?」
「マスタードラゴンが、オーラを黄名子ちゃんに送っているんです!」
アーサー王はミキシマックスがなんのことかわからず尋ねると、葵が説明した。それを聞いたアーサー王はもう一度光を見る。
するとだんだんと光が止むと、マスタードラゴンに寄り添う黄名子の姿が変わっていた。髪は淡いはちみつ色で一部が跳ねており、瞳はマスタードラゴンに似た青と水色である。
〈思う存分力を振るいなさい。愛する者のために〉
マスタードラゴンと黄名子は体を離してお互いを見つめる。そして姿が変わった黄名子にみんなは目を見開いた。
「ミキシマックス・コンプリート!」
〈これぞ『野獣の獰猛さと賢者の頭脳を持つ、ファンタジックリベロ』!〉
「あれが九人目の時空最強イレブンの、黄名子ちゃんの姿!」
拳を握るワンダバは拳を作ってガッツポーズし、瑞貴のリュックから現れた円堂大介と瑞貴も喜びの声を上げた。
〈がんばって、黄名子〉
「ありがとう、マスタードラゴン……! よし! これからが本当の勝負!」
マスタードラゴンはそう言い残して再び湖の中に身を潜めた。礼を言った黄名子がみんなに向かって体を振り向くと、気合い充分というようにやる気を見せる。
パーフェクト=カスケイドのスローイングで試合再開。ニールが投げたボールをブルが受け取るとケイと共に上がり、天馬と雨宮をワンツーパスでかわした。しかし――。
「止めるやんね! きらきらイリュージョン!」
エメラルドに輝く湖を出現させてマスタードラゴンを召喚し、幻想的に飛び交う花火でケイを弾き飛ばすとボールを取った。
《菜花、必殺技で攻撃を止めたー!》
「キャプテン!」
「!」
黄名子が取ったボールは、真っ直ぐ天馬の胸に渡る。
「ウチ、わかったやんね! 一人で抱え込んじゃダメだって。だから、キャプテンも元気出すやんね!」
「黄名子……!」
天馬がドリブルをすると、レイとエミが立ち塞がり天馬の行く手を阻む。
「天馬!」
サイドから錦が上がっているので、天馬は錦へパスを出した。
「わしらはおまんを信頼しとるぜよ!」
「錦先輩……!」
「おおっと!」
すると錦の隣に一気に戻って来た。ボールを取らせるわけにはいかないと錦はフェイに回す。
「天馬は僕の横にいる!」
「僕らだって、天馬の横にいるんだ!」
続いてフェイが雨宮にパスを出し、雨宮はスライディングして来たケイをボールごとジャンプしてかわした。続いて雨宮が上がって来た黄名子へ回す。