アーサー王とマスタードラゴン
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『やっぱり俺じゃダメだ! ――神童先輩!』
『どうした?』
『…………』
『天馬?』
『……ホントに、キャプテンは俺でいいんですか?』
『『『『『『!?』』』』』』
まさか天馬の口からそんなことを聞くとは思っていなかったのか、天馬がキャプテンについて相談しなかった一部のメンバーは驚きを隠せなかった。
『バカなことを言うな! 雷門のキャプテンはお前だ!』
『でも俺なんかより、神童先輩のほうがリーダーにふさわしいんです! 誰が見たってそうです! 俺がリーダーじゃ、このチーム……ホントの力が出せない! そうじゃないですか!?』
『天馬、こんなときに何を言い出すぜよ!?』
『こんなときだからこそ言うんです!』
負けられない試合だからこそリーダーの器がある神童のほうがいいと、錦に怒られても天馬は反論した。すると――。
『……俺は、お前にリーダーなんて求めてないぜ』
『倉間さん!?』
まさか天馬を励ますどころか否定の声を上げた倉間に、雨宮たちは驚いた。そしてわかっていたとはいえ実際言葉にされた天馬はショックを受ける。
『俺にリーダーを……求めていない……』
『リーダーなら、確かに神童のほうが向いてるしな』
『倉間先輩! なんてこと言うんですか!』
輝は声を上げるが、倉間はそのまま先ほどの発言を訂正することはなかった。
☆☆☆☆☆
――そして神童が拒否したことでキャプテンは天馬のままだ。倉間の言葉もあって天馬はやはり自分がキャプテンマークを身に付けるにふさわしくないと思う。
「聞け、天馬!」
「!」
「どう思おうが、このチームのキャプテンは俺でも他の誰でもない――お前だ! 天馬、お前がキャプテンなんだ!」
「どうしてなんですか!? どうして俺がキャプテンなんですか!?」
もともと天馬がホーリーロード決勝戦でキャプテンを務めたのは、神童が負傷のため代理になったつもりだった。しかし神童は回復しても天馬にキャプテンでいてほしいと望んだこともあり、断る確固たる理由もなくそのまま流れるまま今までキャプテンとなっていた。
その蓄積された不安と葛藤がこの場でついに爆発し、天馬は辞退して神童がキャプテンに復帰するべきだと思ったが、神童は自分より天馬がキャプテンでいるべきだと断言した。
そんな雷門の様子を見たレイは、呆れるわけでもなく喜ぶわけでもなく淡々と言う。
「仲間割れか。――モードチェンジ」
「「「「「!」」」」」
「ハイパーダイブモード」
レイを始めパーフェクト・カスケイドの顔の一部が動き、まるでサングラスをかけているような目と頬に筋が通った。その紀海士崖の動きに天馬やフェイや錦たちは驚く。
「あっ……!」
「アンドロイド!?」
「おまんら、人間じゃなかったんか!?」
「なんと!」
「違和感の正体はこれだったの……!」
その衝撃はワンダバたちベンチ組も同じく、瑞貴もパーフェクト・カスケイドを恐竜時代で出会ったときから感じていたことの正体が予想以上だったことに驚いた。
「ミッションに従い、この戦闘においてお前たちを排除する」
「「「「「っ……!」」」」」
矢嶋がホイッスルを鳴らして試合開始。先攻はパーフェクト・カスケイドである。グラ=フォムがブル=レクスにボールを渡し、共に並んで上がっていく。
天馬とフェイがボールを奪おうと駆け出すが、ブルはグラにパスをして二人を突破した。
「「行かせない!」」
そのままパスを繰り返しながら上がっていくグラとブルを止めるべく、霧野と黄名子が上がる。しかし黄名子を前にしたブルはグラにパスをし、霧野が前に来る直前にグラは黄名子を突破したブルにボールを戻した。
《ブルとグラ、素早いパス回し! あっという間にゴール前だ――っ!!》
「消えろ」
「っ……!」
「信助!」
動くこともなく淡々と言葉を発したレイに、信助は来るであろうシュートに向けて構える。
天馬たち雷門メンバーは、エルドラド最強のパーフェクト・カスケイドに勝つことができるのだろうか――!?
☆コーチの 今日の格言☆
一歩一歩進むってことは、着実に目的地へ辿り着こうとしている証拠だよ
以上!!
『どうした?』
『…………』
『天馬?』
『……ホントに、キャプテンは俺でいいんですか?』
『『『『『『!?』』』』』』
まさか天馬の口からそんなことを聞くとは思っていなかったのか、天馬がキャプテンについて相談しなかった一部のメンバーは驚きを隠せなかった。
『バカなことを言うな! 雷門のキャプテンはお前だ!』
『でも俺なんかより、神童先輩のほうがリーダーにふさわしいんです! 誰が見たってそうです! 俺がリーダーじゃ、このチーム……ホントの力が出せない! そうじゃないですか!?』
『天馬、こんなときに何を言い出すぜよ!?』
『こんなときだからこそ言うんです!』
負けられない試合だからこそリーダーの器がある神童のほうがいいと、錦に怒られても天馬は反論した。すると――。
『……俺は、お前にリーダーなんて求めてないぜ』
『倉間さん!?』
まさか天馬を励ますどころか否定の声を上げた倉間に、雨宮たちは驚いた。そしてわかっていたとはいえ実際言葉にされた天馬はショックを受ける。
『俺にリーダーを……求めていない……』
『リーダーなら、確かに神童のほうが向いてるしな』
『倉間先輩! なんてこと言うんですか!』
輝は声を上げるが、倉間はそのまま先ほどの発言を訂正することはなかった。
☆☆☆☆☆
――そして神童が拒否したことでキャプテンは天馬のままだ。倉間の言葉もあって天馬はやはり自分がキャプテンマークを身に付けるにふさわしくないと思う。
「聞け、天馬!」
「!」
「どう思おうが、このチームのキャプテンは俺でも他の誰でもない――お前だ! 天馬、お前がキャプテンなんだ!」
「どうしてなんですか!? どうして俺がキャプテンなんですか!?」
もともと天馬がホーリーロード決勝戦でキャプテンを務めたのは、神童が負傷のため代理になったつもりだった。しかし神童は回復しても天馬にキャプテンでいてほしいと望んだこともあり、断る確固たる理由もなくそのまま流れるまま今までキャプテンとなっていた。
その蓄積された不安と葛藤がこの場でついに爆発し、天馬は辞退して神童がキャプテンに復帰するべきだと思ったが、神童は自分より天馬がキャプテンでいるべきだと断言した。
そんな雷門の様子を見たレイは、呆れるわけでもなく喜ぶわけでもなく淡々と言う。
「仲間割れか。――モードチェンジ」
「「「「「!」」」」」
「ハイパーダイブモード」
レイを始めパーフェクト・カスケイドの顔の一部が動き、まるでサングラスをかけているような目と頬に筋が通った。その紀海士崖の動きに天馬やフェイや錦たちは驚く。
「あっ……!」
「アンドロイド!?」
「おまんら、人間じゃなかったんか!?」
「なんと!」
「違和感の正体はこれだったの……!」
その衝撃はワンダバたちベンチ組も同じく、瑞貴もパーフェクト・カスケイドを恐竜時代で出会ったときから感じていたことの正体が予想以上だったことに驚いた。
「ミッションに従い、この戦闘においてお前たちを排除する」
「「「「「っ……!」」」」」
矢嶋がホイッスルを鳴らして試合開始。先攻はパーフェクト・カスケイドである。グラ=フォムがブル=レクスにボールを渡し、共に並んで上がっていく。
天馬とフェイがボールを奪おうと駆け出すが、ブルはグラにパスをして二人を突破した。
「「行かせない!」」
そのままパスを繰り返しながら上がっていくグラとブルを止めるべく、霧野と黄名子が上がる。しかし黄名子を前にしたブルはグラにパスをし、霧野が前に来る直前にグラは黄名子を突破したブルにボールを戻した。
《ブルとグラ、素早いパス回し! あっという間にゴール前だ――っ!!》
「消えろ」
「っ……!」
「信助!」
動くこともなく淡々と言葉を発したレイに、信助は来るであろうシュートに向けて構える。
天馬たち雷門メンバーは、エルドラド最強のパーフェクト・カスケイドに勝つことができるのだろうか――!?
☆コーチの 今日の格言☆
一歩一歩進むってことは、着実に目的地へ辿り着こうとしている証拠だよ
以上!!