伝説へのジャンプ!
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――四人が城に無事に到着すると、門番は誰もいない上に扉となる柵が上がっていた。そのまま中に入ろうと足を進めるフェイに対して天馬は戸惑う。
「勝手に入っていいのかな?」
「平気だよ。あの本だと――」
「二人の見習い騎士は円卓の騎士の入団テストを受けることになってる……。従者は無関係だがな……」
「わ、私も魔法使いだから無関係だよ。ほら、仲間仲間!」
「「アハハハ……」」
すっかり意気消沈しているワンダバを必死に瑞貴は励ます。見習い騎士のポジションとなっている天馬とフェイには、さすがにかける言葉が見つからなかった。
パパパパ~パラッパパー!
「天馬!」
「うん!」
城の中からラッパの音が聞こえたので、急いで中に入る四人。広場のような場所に来て辺りを見渡すと――。
「よく来た。勇気ある若者たちよ!」
「あの人がアーサー王……」
「絵本通りの姿だ!」
天馬やワンダバが見やると、奥の扉から現れた人物は絵本にも現れたアーサー王だ。
「名を名乗るが良い」
「あっ、松風天馬です!」
「フェイ=ルーンです!」
「ホォ、どちらも良い名前だ。私は常に優れた騎士を求めている。お前たちが我が宮廷の誇る円卓の騎士と戦い、その力を示すことができたなら、騎士として我が城に迎えよう!」
「ありがとうございます!」
「ウム。――ん? そちらの者は魔法使いか?」
「は、はい!」
まさかアーサー王が自分に声がかかると思わなかったので、驚いた瑞貴は思わず声が上擦って返事をすると、アーサー王は瑞貴の姿を見て目を見開いた。
「まさかそのローブを纏う者に会えるとは思わなかったぞ。名は?」
「円堂瑞貴といいます」
「フム。ではお前も入団テストを受けることを認めよう」
「「「ええっ!?」」」
「な、なんで瑞貴さんが? 入団テストを受けるのは二人の見習い騎士だけのはずなのに……!」
「たぶん、魔法使いというイレギュラーな登場人物が生まれたから、物語も変わったのかもしれない」
「おいおい、大丈夫なのか?」
「……とにかく、このまま様子を見てみよう」
物語と違う展開を迎えたので天馬もフェイもワンダバも困惑するが、瑞貴は冷静を保ちつつそう言った。
「では始めよう! 我が王国が誇る最高の騎士団――誉れある円卓の騎士たちよ、ここに!」
アーサー王の合図と共に現れた十一人の騎士、円卓の騎士のメンバーに瑞貴とワンダバとフェイと天馬は驚きを隠せなかった。
「あっ!」
「えっ!」
「なっ!?」
「みんな!?」
「我々は円卓の騎士! お前たちが同士となりうるか否か、その力を試させてもらおう!」
なんと円卓の騎士は神童を始めとする共にタイムジャンプした雷門メンバーの中の選手たちだ。
「神童先輩が、円卓の騎士のリーダー……!」
「雷門中のみんなが円卓の騎士なんだ……!」
「ここまで来たんだ……やるしかない!」
「そうだ! その意気だ!」
天馬が物語を進めるためだと覚悟を決めると、すっかりいつもの調子を取り戻したワンダバが応援するが、問題があるとフェイが言う。
「で、でも、あの本だと入団テストって……」
「あっ!」
「槍を武器にして馬に乗って戦うんだよね……」
「大丈夫かな……?」
「ウッ……!」
ワンダバが声を上げたあと本の内容を瑞貴が説明する。槍にしろ馬にしろどちらも経験がないので、本当に合格できるのかと不安になったフェイは苦笑し、天馬も緊張が高まった。
☆コーチの 今日の格言☆
チームによってはいろんなキャプテンがいる
以上!!
「勝手に入っていいのかな?」
「平気だよ。あの本だと――」
「二人の見習い騎士は円卓の騎士の入団テストを受けることになってる……。従者は無関係だがな……」
「わ、私も魔法使いだから無関係だよ。ほら、仲間仲間!」
「「アハハハ……」」
すっかり意気消沈しているワンダバを必死に瑞貴は励ます。見習い騎士のポジションとなっている天馬とフェイには、さすがにかける言葉が見つからなかった。
パパパパ~パラッパパー!
「天馬!」
「うん!」
城の中からラッパの音が聞こえたので、急いで中に入る四人。広場のような場所に来て辺りを見渡すと――。
「よく来た。勇気ある若者たちよ!」
「あの人がアーサー王……」
「絵本通りの姿だ!」
天馬やワンダバが見やると、奥の扉から現れた人物は絵本にも現れたアーサー王だ。
「名を名乗るが良い」
「あっ、松風天馬です!」
「フェイ=ルーンです!」
「ホォ、どちらも良い名前だ。私は常に優れた騎士を求めている。お前たちが我が宮廷の誇る円卓の騎士と戦い、その力を示すことができたなら、騎士として我が城に迎えよう!」
「ありがとうございます!」
「ウム。――ん? そちらの者は魔法使いか?」
「は、はい!」
まさかアーサー王が自分に声がかかると思わなかったので、驚いた瑞貴は思わず声が上擦って返事をすると、アーサー王は瑞貴の姿を見て目を見開いた。
「まさかそのローブを纏う者に会えるとは思わなかったぞ。名は?」
「円堂瑞貴といいます」
「フム。ではお前も入団テストを受けることを認めよう」
「「「ええっ!?」」」
「な、なんで瑞貴さんが? 入団テストを受けるのは二人の見習い騎士だけのはずなのに……!」
「たぶん、魔法使いというイレギュラーな登場人物が生まれたから、物語も変わったのかもしれない」
「おいおい、大丈夫なのか?」
「……とにかく、このまま様子を見てみよう」
物語と違う展開を迎えたので天馬もフェイもワンダバも困惑するが、瑞貴は冷静を保ちつつそう言った。
「では始めよう! 我が王国が誇る最高の騎士団――誉れある円卓の騎士たちよ、ここに!」
アーサー王の合図と共に現れた十一人の騎士、円卓の騎士のメンバーに瑞貴とワンダバとフェイと天馬は驚きを隠せなかった。
「あっ!」
「えっ!」
「なっ!?」
「みんな!?」
「我々は円卓の騎士! お前たちが同士となりうるか否か、その力を試させてもらおう!」
なんと円卓の騎士は神童を始めとする共にタイムジャンプした雷門メンバーの中の選手たちだ。
「神童先輩が、円卓の騎士のリーダー……!」
「雷門中のみんなが円卓の騎士なんだ……!」
「ここまで来たんだ……やるしかない!」
「そうだ! その意気だ!」
天馬が物語を進めるためだと覚悟を決めると、すっかりいつもの調子を取り戻したワンダバが応援するが、問題があるとフェイが言う。
「で、でも、あの本だと入団テストって……」
「あっ!」
「槍を武器にして馬に乗って戦うんだよね……」
「大丈夫かな……?」
「ウッ……!」
ワンダバが声を上げたあと本の内容を瑞貴が説明する。槍にしろ馬にしろどちらも経験がないので、本当に合格できるのかと不安になったフェイは苦笑し、天馬も緊張が高まった。
☆コーチの 今日の格言☆
チームによってはいろんなキャプテンがいる
以上!!