見たか! 恐竜の王!!
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「天馬、オラにもやらせてくれ!」
「トーブが?」
「友達をヒデェ目に遭わせる奴はぜってー許せねー!」
「私はトーブくんを入れることに賛成だよ」
「瑞貴さん?」
試合に出ると申し出たトーブに信助は驚いたが、次いで賛成をした瑞貴にも驚いた。
「トーブくんの身体能力と体力は、サッカーに充分活かせられるよ。そして彼の気持ちのためにもお願い、天馬」
「わかりました! よし、頼むよトーブ」
「やるぞー!」
「おい、そしたら誰かが抜けなきゃ……――って、今日の所は譲ってやるか」
「アハハ……」
「ありがとう、マサキくん」
トーブは狩屋の話も聞かず飛び出したので、仕方ないかとスターティングメンバーの座を譲った狩屋に神童と瑞貴は苦笑した。
「レイ=ルク、雷門を潰せ」
「了解。プラン40(フォーティーン)に従って、雷門を潰します」
サカマキの指示をレイは受け、両チームがそれぞれポジションに着く。ユニフォームに着替えたトーブは狩屋に変わったのでDFに入っている。
「うおっ!? この状況で監督できるのは私だけ! 相手はエルドラド最強のエージェント、パーフェクト・カスケイド! まさに渡しにふさわしい、最高の舞台――」
〈クアアアアッ!〉
「えっ?」
「トーチャンが監督やるって言ってっぞ」
「人間じゃない奴にまで監督の座を奪われるとはー!?」
「お前も人間じゃねぇだろ……」
「まあ、息子の晴れ舞台なんだし大目に見てやって……」
空を飛んでいる内に見つけたのか、いつの間にか現れたトーチャンが監督をすることになったので、ワンダバはショックを受けると水鳥は正論のツッコミを入れる。瑞貴もまた苦笑してワンダバを宥め、次いでパーフェクト・カスケイドを見ると何か違和感がするのか首を傾げた。
(あの子たち、何か変……。何かがおかしいっていうか……)
すると海の家からタイムジャンプした矢嶋陽介が現れると、騒ぎを聞きつけた三匹のパキケファロサウルスを見て驚く。
「どわー! 厨房でイカを焼いていたと思ったのに、いつの間にか恐竜時代とは!? これイカに!?」
ポオッ……。
矢嶋が盛大に驚いたせいか思わずパキケファロサウルスもどこかに行った。その間に矢嶋がしょうもないダジャレを言っていると、マイクからの光に洗脳されて実況者に変わる。
《さあ、新メンバー・トーブを加えた雷門中! 対するはエルドラドの最強チーム、パーフェクト・カスケイドだ――っ!! 彼らの実力はいったいどれほどなのか!? ロックスクエアスタジアムにて、いよいよキックオフだ――っ!!》
「あんまり強そうじゃないやんね……」
「ああ。覇気を感じない……」
「でも不気味です……」
今まで戦ったプロトコル・オメガやザナーク・ドメインたちは強者の迫力があったが、対してパーフェクト・カスケイドはとても静かだと黄名子や霧野は思うが、速水鶴正の言うように逆にそれが恐怖を感じる。
「君たちが勝利する確率は0に等しい。だが、回避は不能。戦闘開始を要請する」
「「「「「!」」」」」
雷門が全く勝てないと分析したレイに、雷門イレブンは顔をしかめたり驚いたりしている。しかしだからと言って引きさがるわけにはいかないのだ。円堂守とサッカーを取り戻すためにも。
ホイッスルが鳴って試合開始。先攻はパーフェクト・カスケイドでブル=レクスからボールを受け取ったグラ=フォムがドリブルしてパスを出す。それを受け取ったダイ=ロードがフェイを抜き、ボールを高く上げて天馬を超えるとケイ=ロウが取った。
「なんだよ、あの速さは!?」
「おまけに正確でムダがない!?」
パーフェクト・カスケイドの動きを、ベンチから見ている狩屋も瑞貴も驚いて目を見開いた。
さらにケイから上げてもらったボールをダイが空中からシュートを撃ち、信助はそれを正面から受けるも威力が強くゴールを許してしまった。
《決まった――っ!! 開始早々、パーフェクト・カスケイドが先制だ――っ!!》
「なんて速さだ……!」
「この得点により、君たちが勝利する確率はさらに低下した」
「っ!」
霧野が驚いているとまたレイは淡々と分析の結果を言葉にした。全く持って余裕の彼らにカチンときた錦が声を上げると、あることに気づく。
「何ぃ!? ――あっ、あいつら、点取ったのに表情一つ変えんぜよ!?」
「あれがパーフェクト・カスケイド……全てにおいてパーフェクトなエルドラド最強のエージェント……!」
「…………!」
ただただ任務をこなすだけで無表情のままのパーフェクト・カスケイドだが、その実力は本物だと神童や天馬は目を見開く。
雷門ボールで試合再開。フェイからボールを受け取った剣城がドリブルで上がって行くが……。
シュンッ!
「なっ!? 速い!」
あっという間にブルに取られてしまった。そしてブルがボールを上げると、いつの間にかゴール前まで移動したグラが空中でボールを取ったので天馬は声を上げる。
「信助!」
「ミキシトランス・劉備!」
信助はミキシトランスして止めようとするが、グラのシュートも正面で受け止めても強い衝撃に弾かれてしまいゴールされた。
「トーブが?」
「友達をヒデェ目に遭わせる奴はぜってー許せねー!」
「私はトーブくんを入れることに賛成だよ」
「瑞貴さん?」
試合に出ると申し出たトーブに信助は驚いたが、次いで賛成をした瑞貴にも驚いた。
「トーブくんの身体能力と体力は、サッカーに充分活かせられるよ。そして彼の気持ちのためにもお願い、天馬」
「わかりました! よし、頼むよトーブ」
「やるぞー!」
「おい、そしたら誰かが抜けなきゃ……――って、今日の所は譲ってやるか」
「アハハ……」
「ありがとう、マサキくん」
トーブは狩屋の話も聞かず飛び出したので、仕方ないかとスターティングメンバーの座を譲った狩屋に神童と瑞貴は苦笑した。
「レイ=ルク、雷門を潰せ」
「了解。プラン40(フォーティーン)に従って、雷門を潰します」
サカマキの指示をレイは受け、両チームがそれぞれポジションに着く。ユニフォームに着替えたトーブは狩屋に変わったのでDFに入っている。
「うおっ!? この状況で監督できるのは私だけ! 相手はエルドラド最強のエージェント、パーフェクト・カスケイド! まさに渡しにふさわしい、最高の舞台――」
〈クアアアアッ!〉
「えっ?」
「トーチャンが監督やるって言ってっぞ」
「人間じゃない奴にまで監督の座を奪われるとはー!?」
「お前も人間じゃねぇだろ……」
「まあ、息子の晴れ舞台なんだし大目に見てやって……」
空を飛んでいる内に見つけたのか、いつの間にか現れたトーチャンが監督をすることになったので、ワンダバはショックを受けると水鳥は正論のツッコミを入れる。瑞貴もまた苦笑してワンダバを宥め、次いでパーフェクト・カスケイドを見ると何か違和感がするのか首を傾げた。
(あの子たち、何か変……。何かがおかしいっていうか……)
すると海の家からタイムジャンプした矢嶋陽介が現れると、騒ぎを聞きつけた三匹のパキケファロサウルスを見て驚く。
「どわー! 厨房でイカを焼いていたと思ったのに、いつの間にか恐竜時代とは!? これイカに!?」
ポオッ……。
矢嶋が盛大に驚いたせいか思わずパキケファロサウルスもどこかに行った。その間に矢嶋がしょうもないダジャレを言っていると、マイクからの光に洗脳されて実況者に変わる。
《さあ、新メンバー・トーブを加えた雷門中! 対するはエルドラドの最強チーム、パーフェクト・カスケイドだ――っ!! 彼らの実力はいったいどれほどなのか!? ロックスクエアスタジアムにて、いよいよキックオフだ――っ!!》
「あんまり強そうじゃないやんね……」
「ああ。覇気を感じない……」
「でも不気味です……」
今まで戦ったプロトコル・オメガやザナーク・ドメインたちは強者の迫力があったが、対してパーフェクト・カスケイドはとても静かだと黄名子や霧野は思うが、速水鶴正の言うように逆にそれが恐怖を感じる。
「君たちが勝利する確率は0に等しい。だが、回避は不能。戦闘開始を要請する」
「「「「「!」」」」」
雷門が全く勝てないと分析したレイに、雷門イレブンは顔をしかめたり驚いたりしている。しかしだからと言って引きさがるわけにはいかないのだ。円堂守とサッカーを取り戻すためにも。
ホイッスルが鳴って試合開始。先攻はパーフェクト・カスケイドでブル=レクスからボールを受け取ったグラ=フォムがドリブルしてパスを出す。それを受け取ったダイ=ロードがフェイを抜き、ボールを高く上げて天馬を超えるとケイ=ロウが取った。
「なんだよ、あの速さは!?」
「おまけに正確でムダがない!?」
パーフェクト・カスケイドの動きを、ベンチから見ている狩屋も瑞貴も驚いて目を見開いた。
さらにケイから上げてもらったボールをダイが空中からシュートを撃ち、信助はそれを正面から受けるも威力が強くゴールを許してしまった。
《決まった――っ!! 開始早々、パーフェクト・カスケイドが先制だ――っ!!》
「なんて速さだ……!」
「この得点により、君たちが勝利する確率はさらに低下した」
「っ!」
霧野が驚いているとまたレイは淡々と分析の結果を言葉にした。全く持って余裕の彼らにカチンときた錦が声を上げると、あることに気づく。
「何ぃ!? ――あっ、あいつら、点取ったのに表情一つ変えんぜよ!?」
「あれがパーフェクト・カスケイド……全てにおいてパーフェクトなエルドラド最強のエージェント……!」
「…………!」
ただただ任務をこなすだけで無表情のままのパーフェクト・カスケイドだが、その実力は本物だと神童や天馬は目を見開く。
雷門ボールで試合再開。フェイからボールを受け取った剣城がドリブルで上がって行くが……。
シュンッ!
「なっ!? 速い!」
あっという間にブルに取られてしまった。そしてブルがボールを上げると、いつの間にかゴール前まで移動したグラが空中でボールを取ったので天馬は声を上げる。
「信助!」
「ミキシトランス・劉備!」
信助はミキシトランスして止めようとするが、グラのシュートも正面で受け止めても強い衝撃に弾かれてしまいゴールされた。