見たか! 恐竜の王!!
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「しかし困ったな。ロックスターがここまで弱っていては、ミキシマックスができないぞ」
「おい!」
〈グアアァァアアア!!〉
「今度はなんだ!?」
ドドドドド――……!
確かに問題だが空気を読めとワンダバに水鳥が咎めていると、ロックスターが警戒するように吠えた。神童たちも同じ方向を振り向くと、砂塵を舞ってやって来る恐竜に信助や天馬が気づく。
「あっ! トリケラトプス!」
「何しに来た!? デスホーン!」
「デスホーン!?」
「あいつは獣の谷の暴れん坊で、ここら辺のボスの座を狙ってる! 弱ったロックスターを襲うつもりだな!」
トーブや雨宮たちは岩陰に避難をするとビッグはロックスターの足に寄り添って怯えており、ロックスターはビッグを守るため立ち向かおうとするのでトーブは声を上げる。
〈ピューイ……〉
「ムリだ、ロックスター!」
「子供を守ろうとしているのか……!」
「…………!」
「子供を守るのが親の役目だよ!」
「!」
その姿にフェイが何かを思うように瞳を揺らすと、黄名子が声を上げた。
「ロックスターの手伝いするやんね!」
「俺も行きます!」
「私も!」
黄名子に同意した天馬と瑞貴を筆頭に、神童と霧野と狩屋と錦龍馬も飛び出してデスホーンの前に立つ。
「いくぞ! 菜花!」
「ふんっ!」
ドリブルする神童が上げたボールを黄名子が取ると、そのままシュートしてデスホーンの顔にぶつける。するとデスホーンは顔と片足を上げて唸り声を上げた。
〈ブオオオ……!〉
「やった!」
〈ブオオォォオオオ!〉
「えっ? わっ!」
成功したと天馬は思ったが、デスホーンには効いていないらしく思いっきり足を振り下ろした。
それからデスホーンの標的が瑞貴たちに変わったのを確認すると、全員パスを繋ぎながらデスホーンの攻撃をかわした。
「瑞貴さん!」
「シューティングアローV!」
〈ブオオオッ!〉
「やったか!?」
天馬からパスされた必殺シュートを瑞貴はデスホーンの顔に命中させる。剣城もこれは効いたのではと声を上げるが……。
〈ブオオオ……〉
〈ピュイ!?〉
「ビッグ!」
〈ピュイイイ!〉
なんとデスホーンはビッグに標的を変えて突進する。危ないと信助が声を上げるが、瑞貴たちも今の位置からは間に合わない。
〈グオオォォオオオ!!〉
「ロックスター!」
ビッグの前に現れたロックスターはデスホーンとぶつけた顔に思いっきり力を入れ、デスホーンを見事押し退けて倒した。そのパワーと迫力に天馬も信助も感嘆の声を上げる。
「やった!」
「ロックスター、強ぇ!」
デスホーンも分が悪いと思ったのか、慌てて引き返して行った。デスホーンが完全にいなくなったのをロックスターは確認すると……。
〈グオオオ……〉
〈ピッ!? ピューイ!〉
「ロックスター!」
ロックスターは倒れたので、ビッグとトーブは慌ててそばに駆け寄るも、ロックスターは苦しそうに唸っている。
〈ピィー! ピィー!〉
「今の一撃で、力を使い果たしたか……」
「しっかりするやんね! ロックスター!」
残りの力を使い果たしたのだと神童が気づくと黄名子も声をかける。それでもロックスターは起き上がらない。
〈ピィー! ピィー! ピィ――ッ!!〉
〈グオ……〉
「あっ……」
〈グオ…グオ…グオ……〉
「ロックスター……――ガオッ!」
〈グオ……〉
涙目になって必死にビッグが呼び掛ける中、ロックスターはトーブに何かを言い残した。それをトーブもまた涙目でも了承するように声を上げると、ロックスターは満足そうに笑って目を閉じた。もう、その目が開くことは二度となかった……。
「おい!」
〈グアアァァアアア!!〉
「今度はなんだ!?」
ドドドドド――……!
確かに問題だが空気を読めとワンダバに水鳥が咎めていると、ロックスターが警戒するように吠えた。神童たちも同じ方向を振り向くと、砂塵を舞ってやって来る恐竜に信助や天馬が気づく。
「あっ! トリケラトプス!」
「何しに来た!? デスホーン!」
「デスホーン!?」
「あいつは獣の谷の暴れん坊で、ここら辺のボスの座を狙ってる! 弱ったロックスターを襲うつもりだな!」
トーブや雨宮たちは岩陰に避難をするとビッグはロックスターの足に寄り添って怯えており、ロックスターはビッグを守るため立ち向かおうとするのでトーブは声を上げる。
〈ピューイ……〉
「ムリだ、ロックスター!」
「子供を守ろうとしているのか……!」
「…………!」
「子供を守るのが親の役目だよ!」
「!」
その姿にフェイが何かを思うように瞳を揺らすと、黄名子が声を上げた。
「ロックスターの手伝いするやんね!」
「俺も行きます!」
「私も!」
黄名子に同意した天馬と瑞貴を筆頭に、神童と霧野と狩屋と錦龍馬も飛び出してデスホーンの前に立つ。
「いくぞ! 菜花!」
「ふんっ!」
ドリブルする神童が上げたボールを黄名子が取ると、そのままシュートしてデスホーンの顔にぶつける。するとデスホーンは顔と片足を上げて唸り声を上げた。
〈ブオオオ……!〉
「やった!」
〈ブオオォォオオオ!〉
「えっ? わっ!」
成功したと天馬は思ったが、デスホーンには効いていないらしく思いっきり足を振り下ろした。
それからデスホーンの標的が瑞貴たちに変わったのを確認すると、全員パスを繋ぎながらデスホーンの攻撃をかわした。
「瑞貴さん!」
「シューティングアローV!」
〈ブオオオッ!〉
「やったか!?」
天馬からパスされた必殺シュートを瑞貴はデスホーンの顔に命中させる。剣城もこれは効いたのではと声を上げるが……。
〈ブオオオ……〉
〈ピュイ!?〉
「ビッグ!」
〈ピュイイイ!〉
なんとデスホーンはビッグに標的を変えて突進する。危ないと信助が声を上げるが、瑞貴たちも今の位置からは間に合わない。
〈グオオォォオオオ!!〉
「ロックスター!」
ビッグの前に現れたロックスターはデスホーンとぶつけた顔に思いっきり力を入れ、デスホーンを見事押し退けて倒した。そのパワーと迫力に天馬も信助も感嘆の声を上げる。
「やった!」
「ロックスター、強ぇ!」
デスホーンも分が悪いと思ったのか、慌てて引き返して行った。デスホーンが完全にいなくなったのをロックスターは確認すると……。
〈グオオオ……〉
〈ピッ!? ピューイ!〉
「ロックスター!」
ロックスターは倒れたので、ビッグとトーブは慌ててそばに駆け寄るも、ロックスターは苦しそうに唸っている。
〈ピィー! ピィー!〉
「今の一撃で、力を使い果たしたか……」
「しっかりするやんね! ロックスター!」
残りの力を使い果たしたのだと神童が気づくと黄名子も声をかける。それでもロックスターは起き上がらない。
〈ピィー! ピィー! ピィ――ッ!!〉
〈グオ……〉
「あっ……」
〈グオ…グオ…グオ……〉
「ロックスター……――ガオッ!」
〈グオ……〉
涙目になって必死にビッグが呼び掛ける中、ロックスターはトーブに何かを言い残した。それをトーブもまた涙目でも了承するように声を上げると、ロックスターは満足そうに笑って目を閉じた。もう、その目が開くことは二度となかった……。