見たか! 恐竜の王!!
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次なる時空最強イレブンの力は、『七の力――自由自在に空間を生かす、空を生かすフライング・DF』と『八の力――太古の力を宿し、その牙の力は海を割る。ダイナミックMF』の二つである。その対象となる力はなんと恐竜なのだ。
円堂瑞貴や松風天馬たち雷門メンバーが白亜紀へタイムジャンプすると、そこにはトーブと名乗る少年がいた。彼はトーチャンというケツァルコアトルスと一緒にこの時代で暮らしているらしい。
ティラノサウルスよりもさらに強い、ロックスターの力を手に入れるため、トーブの案内で獣の谷へと向かうのだった。――獣の谷でエルドラドの刺客・レイ=ルクが何か仕掛けているとは気づかずに。
「おーい! こっちだぞー!」
「「「「「ハァ…ハァ……」」」」」
「疲れってモンを知らねぇのかよ……!」
岩山をヒョイヒョイと飛び交うトーブに対し、狩屋マサキを始めとする雷門メンバーは登り降りを繰り返している。これまでの道中も険しいモノばかりだったので全員かなり息が上がっていた。クラーク=ワンダバットはぬいぐるみ系のアンドロイドのためロッククライミングにはかなり苦戦し、誰かの手を借りないと登れないほどだ。
全員トーブの元まで追いついきしばらく歩くと、先に広い平地と大きな崖で作られた洞窟を見つけたのでトーブはそれを示す。
「ロックスターはあの洞窟に住んでるんだ」
「あ~……やっと着いた……」
「ティラノサウルスを超える恐竜のオーラ……なんとしても手に入れないとな」
「ああ」
西園信助は肩を落としていたが、霧野蘭丸や神童拓人は気を引き締めて歩を進めるのだった。
洞窟の入口に全員そろうと、トーブは岩の上に乗って洞窟の奥まで聞こえるように大声でロックスターを呼ぶ。
「おーいロックスター! オメーに会いたいって奴連れて来たぞー!」
〈グオオォォオオオ!!〉
「「「「「!」」」」」
ズシンッ! ズシンッ!
規則的だがかなり大きな足音は洞窟の奥ではなく、陰から聞こえてくる。
現れたのはティラノサウルスよりも大きな体格と顎を持ち、左目に二本の傷と鋭い牙を持つ、かなり巨大な恐竜だ。その迫力に雷門メンバーは驚き、特に速水鶴正は驚いて隣にいる霧野にしがみつく。
「出たー!」
「そんなとこにいたのか!」
「これがロックスター……!」
「デカいぜよ……!」
トーブが挨拶した恐竜――ロックスターは、昨日遭遇したティラノサウルスよりも大きく、そして強そうなのが信助にも錦龍馬たちにも伝わる。しかし……。
〈グアアァァアアア!!〉
「「「「「ええっ!?」」」」」
なんとロックスターは雷門メンバーにめがけて足を振り下ろしたのだ。まさかの事態に雷門メンバーは慌てて逃げるが、あからさまに自分たちを狙っていたと空野葵も瑞貴も気づく。
「狙われてる!?」
「もしかして敵だと思われてるの!?」
「おい、どうしたんだ!? こいつらは敵じゃない! いい奴だぞ!」
〈グルルル……〉
「ロックスター……――うわあっ!」
「トーブ! うわあっ!」
「天馬!」
なんとロックスターは友達でもあるトーブを尻尾で弾き飛ばしたのだ。しかし彼を心配する暇もなく、ロックスターは次に天馬や剣城京介たち雷門メンバーにめがけて足を振り下ろし続けるので、全員慌ててその場を離れて走る。
「うわ~! 食べられる~!」
「おかしいぞ……? ロックスターは友達を襲ったりするような奴じゃない……!」
「じゃあどんな奴なんだよ!」
信助や狩屋たちが逃げ惑う中、トーブはロックスターの様子がおかしいと気づいた。
「ガアッ! ガガガガオー!」
トーブが気合いを入れるように大声で叫ぶと、オレンジ色のタテガミを生やし大きな槍を持つ、古代民族の戦士のようなジャガーの化身が現れた。まさかトーブが化身使いとは思わず天馬たちは目を見開く。
「化身が使えるのか!?」
「トーブくんも化身使い……!」
「うおおぉぉおおお!」
トーブは走り出すと、化身がロックスターの顎を片手で押さえて動きを止める。その間、ロックスターの目が怪しく光ったことに気づかず、トーブは必死にロックスターに語りかけていた。
「落ち着け! 落ち着くんだ!」
〈グルルル……グアアァァアアア!!〉
「うわああっ!」
「トーブ!」
ロックスターは化身ごとトーブを弾いて岩壁に叩きつけた。かなり衝撃があるもトーブはなんとか無事だが、
「っ、いつもならこれで落ち着かせることができるのに……!」
「俺たちに任せろ!」
「えっ?」
叫んだ剣城にトーブがキョトンとすると、岩に乗った剣城はボールを足で押さえて構えており、その下には天馬と雨宮太陽がいた。二人が走り出すと剣城もボールを上げて岩を降り、地に着くとボールを取ってドリブルで上がる。
円堂瑞貴や松風天馬たち雷門メンバーが白亜紀へタイムジャンプすると、そこにはトーブと名乗る少年がいた。彼はトーチャンというケツァルコアトルスと一緒にこの時代で暮らしているらしい。
ティラノサウルスよりもさらに強い、ロックスターの力を手に入れるため、トーブの案内で獣の谷へと向かうのだった。――獣の谷でエルドラドの刺客・レイ=ルクが何か仕掛けているとは気づかずに。
「おーい! こっちだぞー!」
「「「「「ハァ…ハァ……」」」」」
「疲れってモンを知らねぇのかよ……!」
岩山をヒョイヒョイと飛び交うトーブに対し、狩屋マサキを始めとする雷門メンバーは登り降りを繰り返している。これまでの道中も険しいモノばかりだったので全員かなり息が上がっていた。クラーク=ワンダバットはぬいぐるみ系のアンドロイドのためロッククライミングにはかなり苦戦し、誰かの手を借りないと登れないほどだ。
全員トーブの元まで追いついきしばらく歩くと、先に広い平地と大きな崖で作られた洞窟を見つけたのでトーブはそれを示す。
「ロックスターはあの洞窟に住んでるんだ」
「あ~……やっと着いた……」
「ティラノサウルスを超える恐竜のオーラ……なんとしても手に入れないとな」
「ああ」
西園信助は肩を落としていたが、霧野蘭丸や神童拓人は気を引き締めて歩を進めるのだった。
洞窟の入口に全員そろうと、トーブは岩の上に乗って洞窟の奥まで聞こえるように大声でロックスターを呼ぶ。
「おーいロックスター! オメーに会いたいって奴連れて来たぞー!」
〈グオオォォオオオ!!〉
「「「「「!」」」」」
ズシンッ! ズシンッ!
規則的だがかなり大きな足音は洞窟の奥ではなく、陰から聞こえてくる。
現れたのはティラノサウルスよりも大きな体格と顎を持ち、左目に二本の傷と鋭い牙を持つ、かなり巨大な恐竜だ。その迫力に雷門メンバーは驚き、特に速水鶴正は驚いて隣にいる霧野にしがみつく。
「出たー!」
「そんなとこにいたのか!」
「これがロックスター……!」
「デカいぜよ……!」
トーブが挨拶した恐竜――ロックスターは、昨日遭遇したティラノサウルスよりも大きく、そして強そうなのが信助にも錦龍馬たちにも伝わる。しかし……。
〈グアアァァアアア!!〉
「「「「「ええっ!?」」」」」
なんとロックスターは雷門メンバーにめがけて足を振り下ろしたのだ。まさかの事態に雷門メンバーは慌てて逃げるが、あからさまに自分たちを狙っていたと空野葵も瑞貴も気づく。
「狙われてる!?」
「もしかして敵だと思われてるの!?」
「おい、どうしたんだ!? こいつらは敵じゃない! いい奴だぞ!」
〈グルルル……〉
「ロックスター……――うわあっ!」
「トーブ! うわあっ!」
「天馬!」
なんとロックスターは友達でもあるトーブを尻尾で弾き飛ばしたのだ。しかし彼を心配する暇もなく、ロックスターは次に天馬や剣城京介たち雷門メンバーにめがけて足を振り下ろし続けるので、全員慌ててその場を離れて走る。
「うわ~! 食べられる~!」
「おかしいぞ……? ロックスターは友達を襲ったりするような奴じゃない……!」
「じゃあどんな奴なんだよ!」
信助や狩屋たちが逃げ惑う中、トーブはロックスターの様子がおかしいと気づいた。
「ガアッ! ガガガガオー!」
トーブが気合いを入れるように大声で叫ぶと、オレンジ色のタテガミを生やし大きな槍を持つ、古代民族の戦士のようなジャガーの化身が現れた。まさかトーブが化身使いとは思わず天馬たちは目を見開く。
「化身が使えるのか!?」
「トーブくんも化身使い……!」
「うおおぉぉおおお!」
トーブは走り出すと、化身がロックスターの顎を片手で押さえて動きを止める。その間、ロックスターの目が怪しく光ったことに気づかず、トーブは必死にロックスターに語りかけていた。
「落ち着け! 落ち着くんだ!」
〈グルルル……グアアァァアアア!!〉
「うわああっ!」
「トーブ!」
ロックスターは化身ごとトーブを弾いて岩壁に叩きつけた。かなり衝撃があるもトーブはなんとか無事だが、
「っ、いつもならこれで落ち着かせることができるのに……!」
「俺たちに任せろ!」
「えっ?」
叫んだ剣城にトーブがキョトンとすると、岩に乗った剣城はボールを足で押さえて構えており、その下には天馬と雨宮太陽がいた。二人が走り出すと剣城もボールを上げて岩を降り、地に着くとボールを取ってドリブルで上がる。