恐竜時代へGO!!
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幕末時代で坂本龍馬の力を錦龍馬が、沖田総司の力を剣城京介が無事受け取ってミキシマックスができた。そしてついにザナーク・ドメインに勝利をするも、クロノストーンとなった円堂守は謎の白いローブの老人の手に渡り取り戻すことができなかった。
あれから現代に戻り、タイムジャンプしてから上がった選手の能力をデータにまとめる作業をする円堂瑞貴に、円堂大介は声をかける。
〈瑞貴、お前確か神崎財閥の若社長と知り合いじゃったな?〉
「シンのことですか?」
〈ちと次のアーティファクトの手配を頼んでほしい。こればっかりは豪炎寺でも難しいようでのう〉
「わかりました。で、そのアーティファクトは?」
〈それは――〉
その後、大介の口から出たアーティファクトの内容に瑞貴は絶句するのだった。
☆☆☆☆☆
雷門イレブンは雷門中のサッカー棟にある一軍部室に集まって、留守番をしていたメンバーに伝えることも兼ね、フェイ=ルーンと松風天馬を中心に状況の整理をする。
「僕らはザナーク・ドメインを倒した。けど、彼らはエルドラドの正式なチームじゃなかったんだ」
「だから、円堂監督もサッカー禁止令も元に戻せなかった……」
「クッ! ムダ骨かよ!」
あんなに必死に戦って勝ったというのにムダだったことに、瀬戸水鳥もマネージャーとして見守っていたが故、やるせない思いがいっぱいで拳を手の平にぶつける。
しかし幕末でも『未来に行く』と言っていたので、手立てがまだあるのではと剣城はフェイに問いかける。
「だったら、どうすればいい?」
「もはやエルドラドを倒し、歴史の改変を無効にするしかない」
「そのためには、エルドラドが持つ最強チームを上回る力が必要なんだ」
「最強チームって……今までの相手より、もっと強いってこと?」
「ああ」
西園信助の問いにフェイは肯定した。今までの敵はどのチームも強いのにそれを上回る力を持つチームが存在していると言う。
「プロトコル・オメガよりも、ザナーク・ドメインよりも、遙かに強い最強のチーム……」
「その名は――」
「――『パーフェクト・カスケイド』じゃ!」
「なあっ!?」
一番肝心な所を取られたワンダバが振り返ると、そこにはいつの間にか現れたクロスワード=アルノがブイサインしていた。相変わらず神出鬼没なのでフェイだけじゃなく水鳥も声を上げる。
「アルノ博士!」
「また出た!?」
「フェイ、マズいことになったぞ」
「「?」」
アルノはいつもの陽気な感じではなく真剣身を帯びた声音を発しているので、天馬とフェイは顔を見合わせた。
「アルノ博士、マズいこととは?」
「いよいよそのパーフェクト・カスケイドを投入して来るようじゃ。ザナーク・ドメインが倒されたことによってエルドラドは警戒を強め、サッカー禁止令のイタラプトをパーフェクト・カスケイドによってガードした」
「つまり、奴らを倒さなければサッカーは取り戻せない……」
アルノに引き続いてフェイの声音もまた緊張が走っている。その様子で天馬は時空理論に関してはあまり詳しくはないが、サッカー禁止令が簡単に解けなくなったと伝わった。
「その、パーフェクト・カスケイドってそんなに強いの?」
「うん。相当に……」
「逆に言えば、そのチームに勝てばサッカーを取り戻せる……そういうことですね?」
「そうじゃ!」
神童拓人の推測にアルノは肯定した。自分たちはそれほどエルドラドの刺客を倒して強くなり、それにエルドラドも焦り始めたということだろう。
「だが、これまでの敵とは訳が違う。サカマキ=トグロウと呼ばれる有能な司令官に率いられた全てにおいてパーフェクトな部隊」
「っ、いったいどんな奴らなんだ……!? アルノ博士――……あれ?」
「また消えた……」
詳しく訊こうと天馬が振り向いた先にいたはずのアルノが、いつの間にか消えていた。突然現れては大切なことになると消えてしまうので、相変わらずだなと空野葵も苦笑した。
しかしパーフェクト・カスケイドを知っているのはアルノだけではないと、瑞貴はフェイに顔を向ける。
「フェイくん」
「僕もワンダバも、それ以上詳しいことはわかりません。ただ、彼らが出て来たとなればこれからもっと厳しいことになるはずです」
「そんな……」
〈――話は聞いた! 手強い相手が来るのなら、こっからは本気を出していくぞ!〉
「今までは本気出してなかったのか?」
〈では、時空最強イレブン・次なるターゲットを発表する〉
顔をうつむける瑞貴の懐から飛び出した大介。彼の言葉にさり気に水鳥がツッコミを入れるが、大介は華麗(?)にスルーしてこの場にいる全員が見渡せるくらい高く飛ぶ。
〈七の力――自由自在に空間を生かす、空を生かすフライング・DF!〉
「フライング・DF……!」
DFであり現在ミキシマックスをしていないせいか、菜花黄名子が静かに反応した。
〈八の力――太古の力を宿し、その牙の力は海を割る。ダイナミックMF!〉
「ダイナミックMF……!」
黄名子と同様に、MFの速水鶴正も反応して緊張が走ってきた。隣にいる浜野海士も同じ思いかもしれない。
あれから現代に戻り、タイムジャンプしてから上がった選手の能力をデータにまとめる作業をする円堂瑞貴に、円堂大介は声をかける。
〈瑞貴、お前確か神崎財閥の若社長と知り合いじゃったな?〉
「シンのことですか?」
〈ちと次のアーティファクトの手配を頼んでほしい。こればっかりは豪炎寺でも難しいようでのう〉
「わかりました。で、そのアーティファクトは?」
〈それは――〉
その後、大介の口から出たアーティファクトの内容に瑞貴は絶句するのだった。
☆☆☆☆☆
雷門イレブンは雷門中のサッカー棟にある一軍部室に集まって、留守番をしていたメンバーに伝えることも兼ね、フェイ=ルーンと松風天馬を中心に状況の整理をする。
「僕らはザナーク・ドメインを倒した。けど、彼らはエルドラドの正式なチームじゃなかったんだ」
「だから、円堂監督もサッカー禁止令も元に戻せなかった……」
「クッ! ムダ骨かよ!」
あんなに必死に戦って勝ったというのにムダだったことに、瀬戸水鳥もマネージャーとして見守っていたが故、やるせない思いがいっぱいで拳を手の平にぶつける。
しかし幕末でも『未来に行く』と言っていたので、手立てがまだあるのではと剣城はフェイに問いかける。
「だったら、どうすればいい?」
「もはやエルドラドを倒し、歴史の改変を無効にするしかない」
「そのためには、エルドラドが持つ最強チームを上回る力が必要なんだ」
「最強チームって……今までの相手より、もっと強いってこと?」
「ああ」
西園信助の問いにフェイは肯定した。今までの敵はどのチームも強いのにそれを上回る力を持つチームが存在していると言う。
「プロトコル・オメガよりも、ザナーク・ドメインよりも、遙かに強い最強のチーム……」
「その名は――」
「――『パーフェクト・カスケイド』じゃ!」
「なあっ!?」
一番肝心な所を取られたワンダバが振り返ると、そこにはいつの間にか現れたクロスワード=アルノがブイサインしていた。相変わらず神出鬼没なのでフェイだけじゃなく水鳥も声を上げる。
「アルノ博士!」
「また出た!?」
「フェイ、マズいことになったぞ」
「「?」」
アルノはいつもの陽気な感じではなく真剣身を帯びた声音を発しているので、天馬とフェイは顔を見合わせた。
「アルノ博士、マズいこととは?」
「いよいよそのパーフェクト・カスケイドを投入して来るようじゃ。ザナーク・ドメインが倒されたことによってエルドラドは警戒を強め、サッカー禁止令のイタラプトをパーフェクト・カスケイドによってガードした」
「つまり、奴らを倒さなければサッカーは取り戻せない……」
アルノに引き続いてフェイの声音もまた緊張が走っている。その様子で天馬は時空理論に関してはあまり詳しくはないが、サッカー禁止令が簡単に解けなくなったと伝わった。
「その、パーフェクト・カスケイドってそんなに強いの?」
「うん。相当に……」
「逆に言えば、そのチームに勝てばサッカーを取り戻せる……そういうことですね?」
「そうじゃ!」
神童拓人の推測にアルノは肯定した。自分たちはそれほどエルドラドの刺客を倒して強くなり、それにエルドラドも焦り始めたということだろう。
「だが、これまでの敵とは訳が違う。サカマキ=トグロウと呼ばれる有能な司令官に率いられた全てにおいてパーフェクトな部隊」
「っ、いったいどんな奴らなんだ……!? アルノ博士――……あれ?」
「また消えた……」
詳しく訊こうと天馬が振り向いた先にいたはずのアルノが、いつの間にか消えていた。突然現れては大切なことになると消えてしまうので、相変わらずだなと空野葵も苦笑した。
しかしパーフェクト・カスケイドを知っているのはアルノだけではないと、瑞貴はフェイに顔を向ける。
「フェイくん」
「僕もワンダバも、それ以上詳しいことはわかりません。ただ、彼らが出て来たとなればこれからもっと厳しいことになるはずです」
「そんな……」
〈――話は聞いた! 手強い相手が来るのなら、こっからは本気を出していくぞ!〉
「今までは本気出してなかったのか?」
〈では、時空最強イレブン・次なるターゲットを発表する〉
顔をうつむける瑞貴の懐から飛び出した大介。彼の言葉にさり気に水鳥がツッコミを入れるが、大介は華麗(?)にスルーしてこの場にいる全員が見渡せるくらい高く飛ぶ。
〈七の力――自由自在に空間を生かす、空を生かすフライング・DF!〉
「フライング・DF……!」
DFであり現在ミキシマックスをしていないせいか、菜花黄名子が静かに反応した。
〈八の力――太古の力を宿し、その牙の力は海を割る。ダイナミックMF!〉
「ダイナミックMF……!」
黄名子と同様に、MFの速水鶴正も反応して緊張が走ってきた。隣にいる浜野海士も同じ思いかもしれない。