雷門の覚醒!?
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ホーリーロード地区予選二回戦の相手は万能坂中――シードが三人の内の二人は化身使いである。雷門中サッカー部は意外なことにシードの剣城京介が万能坂中を相手にすると決意。
しかし霧野蘭丸が負傷し、十人で試合に臨むが多くのメンバーがライン際に立って動こうとしない。松風天馬、神童拓人、西園信助、三国太一を含めた五人で戦うことを余儀なくされる。しかし万能坂中が追加点を決めて再び突き放されてしまった。
追加点を決められたのに浜野海士や倉間典人は悔しがることもなく、もう完璧に勝つことなどムリだと思い始めた。
「これで決まったね。シードが三人もいる相手に勝てるはずないし」
「さっさとあきらめりゃいいんだ」
「フッ」
「クッ!」
背を向けながらも顔だけを半分振り向いて不敵に笑う磯崎研磨。それに対し剣城京介は歯を食いしばった。
円堂瑞貴と円堂守は厳しい顔つきのまま見守る中、天馬は額の汗を拭いながらも恐れを抱かず立ち向かう。
「負けるもんか!」
雷門中ボールで試合再開だが、車田たちは相変わらずライン際に立ったままで戦おうともしない。神童は剣城に目線を向ける。
(剣城はアテにできない……)
オウンゴールした点は確かに取り返してくれたし、先ほども万能坂ゴールにシュートをしたが、シードという立場上で信用するには足りない。
「天馬、信助、離れるな。一つになって攻め込むぞ!」
「「はい!」」
審判のホイッスルが鳴って試合再開。ボールを受け取った天馬は神童に戻し、さらに神童がうしろに追いかける信助にバックパスをする。
「キャプテン!」
「信助!」
「ああっ!」
「「!」」
なんと剣城が信助からボールを奪ったのだ。天馬も神童も驚く中、剣城はドリブルで上がって行く。先ほどと同じ状況だと霧野は声を上げる。
「あいつ、また一人で攻める気か!?」
剣城の脳裏に浮かぶのは磯崎の言葉だ。天馬は足を狙って攻撃されたため、それが大好きなサッカーができない兄・剣城優一と重なった。
『だったらどうした? あんな奴……一生サッカーができない体になりゃいいんだよ!』
「お前たちの腐ったサッカーは……――俺がこの手でぶっ潰す!」
剣城は変わらず万能坂中を相手に戦うらしいが、磯崎と光良夜桜が同時に飛び出してきた。
「光良!」
「シードが二人掛かりでディフェンスか!?」
神童が気づいたときには、二人共すでに剣城の前に立ちふさがった。それに気づいた剣城も足でボールを止める。
「お前なんかに潰されるかよ」
「…………」
「剣城!」
一人で飛び込むのはムチャダト神童は声を上げたが、剣城は構わずディフェンスを抜こうとする。だが相手は二人のシードだ。同じシードの剣城でも一人では抜けない。
《剣城、果敢に向かって行くが万能坂中のディフェンスが崩せない!》
「こっちにパスだ! っ!」
天馬がアシストに入ろうとしたが、永久童子がマークに付いたため動けない。剣城はあきらめずなんとかしようとしても、やはり磯崎と光良が防いで来る。
「あいつ、本当に万能坂を潰すつもりなんですかね?」
「見せかけに決まってるド」
速水鶴正は剣城が必死に戦う姿に疑問を持つが、天城大地は前例とシードという立場のためバッサリ捨てた。
しかし霧野蘭丸が負傷し、十人で試合に臨むが多くのメンバーがライン際に立って動こうとしない。松風天馬、神童拓人、西園信助、三国太一を含めた五人で戦うことを余儀なくされる。しかし万能坂中が追加点を決めて再び突き放されてしまった。
追加点を決められたのに浜野海士や倉間典人は悔しがることもなく、もう完璧に勝つことなどムリだと思い始めた。
「これで決まったね。シードが三人もいる相手に勝てるはずないし」
「さっさとあきらめりゃいいんだ」
「フッ」
「クッ!」
背を向けながらも顔だけを半分振り向いて不敵に笑う磯崎研磨。それに対し剣城京介は歯を食いしばった。
円堂瑞貴と円堂守は厳しい顔つきのまま見守る中、天馬は額の汗を拭いながらも恐れを抱かず立ち向かう。
「負けるもんか!」
雷門中ボールで試合再開だが、車田たちは相変わらずライン際に立ったままで戦おうともしない。神童は剣城に目線を向ける。
(剣城はアテにできない……)
オウンゴールした点は確かに取り返してくれたし、先ほども万能坂ゴールにシュートをしたが、シードという立場上で信用するには足りない。
「天馬、信助、離れるな。一つになって攻め込むぞ!」
「「はい!」」
審判のホイッスルが鳴って試合再開。ボールを受け取った天馬は神童に戻し、さらに神童がうしろに追いかける信助にバックパスをする。
「キャプテン!」
「信助!」
「ああっ!」
「「!」」
なんと剣城が信助からボールを奪ったのだ。天馬も神童も驚く中、剣城はドリブルで上がって行く。先ほどと同じ状況だと霧野は声を上げる。
「あいつ、また一人で攻める気か!?」
剣城の脳裏に浮かぶのは磯崎の言葉だ。天馬は足を狙って攻撃されたため、それが大好きなサッカーができない兄・剣城優一と重なった。
『だったらどうした? あんな奴……一生サッカーができない体になりゃいいんだよ!』
「お前たちの腐ったサッカーは……――俺がこの手でぶっ潰す!」
剣城は変わらず万能坂中を相手に戦うらしいが、磯崎と光良夜桜が同時に飛び出してきた。
「光良!」
「シードが二人掛かりでディフェンスか!?」
神童が気づいたときには、二人共すでに剣城の前に立ちふさがった。それに気づいた剣城も足でボールを止める。
「お前なんかに潰されるかよ」
「…………」
「剣城!」
一人で飛び込むのはムチャダト神童は声を上げたが、剣城は構わずディフェンスを抜こうとする。だが相手は二人のシードだ。同じシードの剣城でも一人では抜けない。
《剣城、果敢に向かって行くが万能坂中のディフェンスが崩せない!》
「こっちにパスだ! っ!」
天馬がアシストに入ろうとしたが、永久童子がマークに付いたため動けない。剣城はあきらめずなんとかしようとしても、やはり磯崎と光良が防いで来る。
「あいつ、本当に万能坂を潰すつもりなんですかね?」
「見せかけに決まってるド」
速水鶴正は剣城が必死に戦う姿に疑問を持つが、天城大地は前例とシードという立場のためバッサリ捨てた。