化身の脅威! 万能坂中!!
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「今日の試合でハッキリわかったド。フィフスセクターに逆らったらどうなるか」
「やっぱムリだったんだよね。サッカー取り戻すとか、そういうの」
「だからそれは、勝ち続けて行けば――」
「お前は黙ってろ!」
「っ!」
天城も浜野も攻撃を受けて身に沁みたからこそ言っているのだろう。天馬は説得を試みるが倉間に制さAれた。
「……わかりました」
「えっ?」
「先輩たちを巻き込んでしまったことは、謝ります。でも、俺たちは戦います。たとえ五人になっても!」
「キャプテン……!」
「勝手にしろ!」
もう神童に迷いはないとわかり天馬は嬉しそうだ。そして車田たちも神童の瞳を見て本気だと察する。
「円堂さん、瑞貴先輩……」
「「…………」」
チームの雰囲気が悪くなって春奈は円堂と瑞貴に声をかけるが、二人は厳しい表情をしているだけで何も言わなかった。
――そのまま後半戦が始まって両チームがポジションに着く。霧野がいないため十人で戦うことになったのだが……。
《なんだこのフォーメーションは!? 車田と倉間、浜野、速水、天城がタッチライン沿いに並んでいる!? いったいどういうことなのか!?》
センターサークルにいる天馬と神童を先頭に、剣城、信助と中央に直列になり、他のみんなはライン沿いにそれぞれ分かれて並んでいる。
「クッ!」
「よし、いくぞ!」
あの場に参戦できなくて霧野は歯を食いしばるが、それでも天馬たちは構わず戦うことにした。
「あれだけ痛めつけたのに、まだ四人も残ってやがる」
「だったら別の方法で潰しゃあいい」
「別の方法?」
「味合わせてやるのさ……――本当の絶望を!」
逆崎がどういうことかと問いかけるが、磯崎は篠山と光良夜桜と共にニヤリと笑っていた。
(確かに、ゴールは決めてくれたが……このまま信用して本当に大丈夫なのか?)
神童は剣城を見てゴールを決めたのはシードとして、何かの作戦ではないかと思っていた。今までが今までだからこそ、信用するにはまだ値していない。
ホイッスルが鳴って後半開始。神童からボールを受け取った天馬がドリブルして行く。だが――。
「貸せ」
「えっ」
「!」
隣に並んだ剣城は天馬が渡す前にボールを奪って飛び出した。その行動に神童も驚くが、剣城はニヤリと笑っている。
(さあ、始めるぞ……よく見ておけ! これが本当のサッカーだ!)
「あっ……」
(一人で戦うつもりか!?)
「抜かせるかー!」
白都がボールを奪いに足を出すが剣城はジャンプでかわし、さらに続いた蒲石も見事なフットワークでかわす。
「スゴいや剣城! さすがはシード!」
「ああ!」
「これならいける!」
「「「「「…………」」」」」
信助や天馬や三国は剣城が味方になれば頼もしく感じた。しかしライン際にいる五人は険しい表情のままだ。
「やっぱムリだったんだよね。サッカー取り戻すとか、そういうの」
「だからそれは、勝ち続けて行けば――」
「お前は黙ってろ!」
「っ!」
天城も浜野も攻撃を受けて身に沁みたからこそ言っているのだろう。天馬は説得を試みるが倉間に制さAれた。
「……わかりました」
「えっ?」
「先輩たちを巻き込んでしまったことは、謝ります。でも、俺たちは戦います。たとえ五人になっても!」
「キャプテン……!」
「勝手にしろ!」
もう神童に迷いはないとわかり天馬は嬉しそうだ。そして車田たちも神童の瞳を見て本気だと察する。
「円堂さん、瑞貴先輩……」
「「…………」」
チームの雰囲気が悪くなって春奈は円堂と瑞貴に声をかけるが、二人は厳しい表情をしているだけで何も言わなかった。
――そのまま後半戦が始まって両チームがポジションに着く。霧野がいないため十人で戦うことになったのだが……。
《なんだこのフォーメーションは!? 車田と倉間、浜野、速水、天城がタッチライン沿いに並んでいる!? いったいどういうことなのか!?》
センターサークルにいる天馬と神童を先頭に、剣城、信助と中央に直列になり、他のみんなはライン沿いにそれぞれ分かれて並んでいる。
「クッ!」
「よし、いくぞ!」
あの場に参戦できなくて霧野は歯を食いしばるが、それでも天馬たちは構わず戦うことにした。
「あれだけ痛めつけたのに、まだ四人も残ってやがる」
「だったら別の方法で潰しゃあいい」
「別の方法?」
「味合わせてやるのさ……――本当の絶望を!」
逆崎がどういうことかと問いかけるが、磯崎は篠山と光良夜桜と共にニヤリと笑っていた。
(確かに、ゴールは決めてくれたが……このまま信用して本当に大丈夫なのか?)
神童は剣城を見てゴールを決めたのはシードとして、何かの作戦ではないかと思っていた。今までが今までだからこそ、信用するにはまだ値していない。
ホイッスルが鳴って後半開始。神童からボールを受け取った天馬がドリブルして行く。だが――。
「貸せ」
「えっ」
「!」
隣に並んだ剣城は天馬が渡す前にボールを奪って飛び出した。その行動に神童も驚くが、剣城はニヤリと笑っている。
(さあ、始めるぞ……よく見ておけ! これが本当のサッカーだ!)
「あっ……」
(一人で戦うつもりか!?)
「抜かせるかー!」
白都がボールを奪いに足を出すが剣城はジャンプでかわし、さらに続いた蒲石も見事なフットワークでかわす。
「スゴいや剣城! さすがはシード!」
「ああ!」
「これならいける!」
「「「「「…………」」」」」
信助や天馬や三国は剣城が味方になれば頼もしく感じた。しかしライン際にいる五人は険しい表情のままだ。