幕末の剣士! 沖田総司!!
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五の力・坂本龍馬と、六の力・沖田総司のオーラを手に入れるために幕末へタイムジャンプした雷門イレブン。二つのチームに分かれて捜索をし、沖田を探していたチームは新選組の屯所へ入るザナーク=アバロニクを発見した。
そして坂本を探していたチームは料亭で新選組の乱入があったことで、偶然出会って一緒になった恰幅の男が坂本龍馬だと知り、新選組から逃れるため慌てて三本鳥居の神社跡まで走って逃げて来た。
「いや~! 新選組を蹴散らすとは驚いたぜ!」
坂本は顎の汗を拭いながら感心する。あのあと松風天馬がマッハウィンドを撃って新選組を怯ませ、料亭の塀から脱出したのだ。
「サッカーってのはスゲーな!」
「あの……」
「ん?」
「ホントに坂本龍馬さんなんですか?」
「オウよ!」
「間違いなく、こいつが坂本龍馬本人」
天馬の問いに坂本は肯定し、さらに一緒にいた長身の男――中岡慎太郎も同意する。
「でも……全然違う」
「ハァ……イメージが台無しぜよ……」
「アハハ……」
アーティファクトの坂本の写真を見た空野葵が、映っている人物と目の前にいる人物が同一人物とは結びつかないらしく、錦龍馬も溜息を吐いたので天馬は苦笑した。
そのあと天馬は神童拓人を見ると、彼も同じことを思っていたのか二人は顔を見合わせて頷いた。
「俺っちに、何か用があるのか?」
「龍馬さん、あなたの力を貸してください!」
「俺っちの力……? なんだそりゃ?」
真剣ながらも単刀直入に頼んで来た天馬に、坂本は何がなんだかわからないというように中岡と顔を見合わせた。
天馬たちはまず自分たちがこの時代より先も未来から来たこと、サッカーを守るために坂本の力が必要なのだと話す。
「フム……未来から来たとはなぁ……」
「本当です! 信じてください!」
「「…………」」
真っ直ぐな目で訴えて来る天馬に、嘘を言っているとは思えなかったのか坂本はもう一度中岡と顔を見合わすと小さく笑う。
「へへっ。で、サッカーを守るために俺っちの力が必要ってか?」
「はい!」
「フム…う~ん……細かいことはようわからんが……――よっしゃ! 引き受けた!」
「早っ……」
「ありがとうございます!」
「よかった……!」
「さすがは坂本龍馬! 話がわかるぜよ!」
少し悩むそぶりはしたものの快く引き受けてくれた坂本。即決する彼に山菜茜は苦笑するも、天馬や葵や錦たちは大喜びだ。
「その代わり、俺っちの頼みも聞いてもらうからな」
「えっ……」
突然真剣な顔をしてきた坂本に、何を頼まれるのかと天馬たちはドキリとすると……。
「サッカー教えてくれ!」
「アハハハ……」
それはお安い御用なのだが、坂本はさっきあんなに真剣な空気を出しときながらニカッと笑って言ったので、今度は天馬たち全員が苦笑するのだった。
――天馬たち選手はユニフォームに着替えると、ワンダバスイッチのおかげで坂本もユニフォームを着ている。坂本は初めてのユニフォームやスパイクの感覚に面白そうにしていた。
「じゃあいきますよ!」
「オ、オウッ! ――おおっ、たったったっ……」
「手、使っちゃダメですよ!」
天馬が蹴り上げたボールを坂本は戸惑いながら手を出さないようにし、少し後退しつつも足で止めることができた。
「できた……! んじゃ!」
「はい!」
今度は坂本の番なので、坂本は天馬とボールを交互に見るとボールを蹴った。威力はまあまあだがいきなりお腹に来たのはびっくりしたが、いいコントロールだと天馬は褒める。
「いい感じです!」
「へへっ、そうかい?」
「次、いきますよ!」
「オウッ!」
すっかりサッカーに夢中になっていく坂本を見て、中岡はまるで遊ぶ子供を見守る親のように微笑んでいた。そしてこれは当分帰らないとも察する。
「おい、先に帰るぞ」
「あ~、気をつけてな!」
「フッ……」
聞こえているが適当に返事をした坂本に中岡は苦笑し、先に自分たちが泊まっている場所へ帰って行った。
そして坂本を探していたチームは料亭で新選組の乱入があったことで、偶然出会って一緒になった恰幅の男が坂本龍馬だと知り、新選組から逃れるため慌てて三本鳥居の神社跡まで走って逃げて来た。
「いや~! 新選組を蹴散らすとは驚いたぜ!」
坂本は顎の汗を拭いながら感心する。あのあと松風天馬がマッハウィンドを撃って新選組を怯ませ、料亭の塀から脱出したのだ。
「サッカーってのはスゲーな!」
「あの……」
「ん?」
「ホントに坂本龍馬さんなんですか?」
「オウよ!」
「間違いなく、こいつが坂本龍馬本人」
天馬の問いに坂本は肯定し、さらに一緒にいた長身の男――中岡慎太郎も同意する。
「でも……全然違う」
「ハァ……イメージが台無しぜよ……」
「アハハ……」
アーティファクトの坂本の写真を見た空野葵が、映っている人物と目の前にいる人物が同一人物とは結びつかないらしく、錦龍馬も溜息を吐いたので天馬は苦笑した。
そのあと天馬は神童拓人を見ると、彼も同じことを思っていたのか二人は顔を見合わせて頷いた。
「俺っちに、何か用があるのか?」
「龍馬さん、あなたの力を貸してください!」
「俺っちの力……? なんだそりゃ?」
真剣ながらも単刀直入に頼んで来た天馬に、坂本は何がなんだかわからないというように中岡と顔を見合わせた。
天馬たちはまず自分たちがこの時代より先も未来から来たこと、サッカーを守るために坂本の力が必要なのだと話す。
「フム……未来から来たとはなぁ……」
「本当です! 信じてください!」
「「…………」」
真っ直ぐな目で訴えて来る天馬に、嘘を言っているとは思えなかったのか坂本はもう一度中岡と顔を見合わすと小さく笑う。
「へへっ。で、サッカーを守るために俺っちの力が必要ってか?」
「はい!」
「フム…う~ん……細かいことはようわからんが……――よっしゃ! 引き受けた!」
「早っ……」
「ありがとうございます!」
「よかった……!」
「さすがは坂本龍馬! 話がわかるぜよ!」
少し悩むそぶりはしたものの快く引き受けてくれた坂本。即決する彼に山菜茜は苦笑するも、天馬や葵や錦たちは大喜びだ。
「その代わり、俺っちの頼みも聞いてもらうからな」
「えっ……」
突然真剣な顔をしてきた坂本に、何を頼まれるのかと天馬たちはドキリとすると……。
「サッカー教えてくれ!」
「アハハハ……」
それはお安い御用なのだが、坂本はさっきあんなに真剣な空気を出しときながらニカッと笑って言ったので、今度は天馬たち全員が苦笑するのだった。
――天馬たち選手はユニフォームに着替えると、ワンダバスイッチのおかげで坂本もユニフォームを着ている。坂本は初めてのユニフォームやスパイクの感覚に面白そうにしていた。
「じゃあいきますよ!」
「オ、オウッ! ――おおっ、たったったっ……」
「手、使っちゃダメですよ!」
天馬が蹴り上げたボールを坂本は戸惑いながら手を出さないようにし、少し後退しつつも足で止めることができた。
「できた……! んじゃ!」
「はい!」
今度は坂本の番なので、坂本は天馬とボールを交互に見るとボールを蹴った。威力はまあまあだがいきなりお腹に来たのはびっくりしたが、いいコントロールだと天馬は褒める。
「いい感じです!」
「へへっ、そうかい?」
「次、いきますよ!」
「オウッ!」
すっかりサッカーに夢中になっていく坂本を見て、中岡はまるで遊ぶ子供を見守る親のように微笑んでいた。そしてこれは当分帰らないとも察する。
「おい、先に帰るぞ」
「あ~、気をつけてな!」
「フッ……」
聞こえているが適当に返事をした坂本に中岡は苦笑し、先に自分たちが泊まっている場所へ帰って行った。