坂本龍馬! 登場!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの人に頼めば、きっと会わせてくれるやんね!」
「そこの角を右!」
「いないやんね~……」
「まだ遠くには行ってないはずだ!」
水鳥が近藤の行った先を黄名子が見てみるがいつの間にかいない。しかし霧野の言う通りあまり時間が経っていないから近くにいるはずだと全員走り出した。
しかし瑞貴たちが走って行った道とは違う道で、近藤はザナークと対峙していた。
「何者だ?」
「フッ。名も無き小市民……近藤勇」
「何っ!?」
【封印モード】
「クッ! 何をするか!」
ザナークがスフィアデバイスの紫のボタンを押すと、近藤はスフィアデバイスの中に吸い込まれてしまった。
「これでよしと」
【コールモード】
「フフフフフッ……この時代、存分に楽しませてもらうぜ!」
近藤の封印が完了したのを確認し、スフィアデバイスの緑のボタンが光ったと思ったら、ザナークは近藤と全く同じ格好をしていたのだった。
☆☆☆☆☆
「あががががっ!」
「「「「「…………」」」」」
恰幅の男の招待により天馬たちは共に料亭に行ってご馳走してもらうが、恰幅の男がご飯を流しこむように食べているので思わずポカンと見てしまう。
「おめぇらも食え! 世話になった礼だ!」
「「「「「ハァ……」」」」」
「見ているだけでお腹いっぱい……」
茜の言うように恰幅の男の食いっぷりを見ているだけで逆に食欲が失せてしまう。全く平気なのは隣で茶を飲む長身の男と、反対側の隣で同じようにガツガツ食う錦だけだ。
「うまいぜよ! あぐあぐ!」
「おめぇ、見どころがあるな! 試合じゃあいいとこナシだったがな」
「うぐっ……ほっとくぜよ!」
恰幅の男の鋭い指摘に、錦は誤魔化すように再びご飯を食べる。……若干勢いが増した気がするが。
「どうして、新選組に襲われたんですか?」
「あいつらとは意見が合わんのだ」
「連中の言い分もわからんでもないが、もっと世界に目を向けなければいかん!」
神童の問いに長身の男と恰幅の男がそう答えた。それだけで命を奪われるほどなのかと天馬は眉を下げる。
「意見が違うだけで、命を狙われるなんて……」
「瑞貴さんも言ってただろう? ここはそういう時代なんだ」
タイムジャンプする前に瑞貴が言っていたと神童が思い出させると、葵はそれでも意見を貫こうとしてる男たちに尋ねる。
「怖くないんですか?」
「死ぬのが怖くて、世直しなどできん!」
「いや、少しは怖がったほうがいい。命がいくつあっても足りんぞ」
「あぐぐ…天命が……あむむ…ある内は……モグモグ…襲われても平気だ! あぐあぐ…役目を終えたら……モググ…俺っちの命などいくらでも……あがが…くれてやる!」
長身の男は心配しているのだが、再びご飯を流し込みながら食べつつ堂々と言う恰幅の男。天馬はそこまで貫きたい天命を問いかける。
「才谷屋さんの天命ってなんですか?」
「日本を……モグモグ…世界に通用する国に……ガッガッ…育て上げることだ! ゲプッ」
「いいこと言ってるんだけど……」
「あまり説得力無い……」
恰幅の男の思想は素晴らしいモノだが、口の周りにはご飯粒がたくさんある見た目と合っていないので、葵と茜は苦笑した。
☆☆☆☆☆
近藤を追っていた霧野や雨宮たちは、探している内に新選組の屯所に辿り着くことができた。
「ここが新選組の屯所……!」
「やっと見つけたね」
しかし近藤と会ったときのように今までなら興奮して喜びそうな水鳥が、慎重に行くべきかと両腕を組んで唸っていた。
「ん~……! ん~……!」
「何してるの? さっさと入るやんね!」
「いきなり斬りつけられたらどうする」
「平気平気! 近藤さんだっていい人だったやんね!」
「確かに……」
「いやいや、その前に会った新選組の人はおっかなかったでしょ」
「おーし! 当たって砕けろだ!」
意気揚々と入ろうと提案する黄名子に狩屋は注意するが、黄名子は局長の近藤が心の広い人だったので大丈夫だと言うと、雨宮は同意した。その前に会った新選組に斬られそうだったことを忘れてないかと瑞貴は言うも、とうとう水鳥まで入ろうと決めた。
「そこの角を右!」
「いないやんね~……」
「まだ遠くには行ってないはずだ!」
水鳥が近藤の行った先を黄名子が見てみるがいつの間にかいない。しかし霧野の言う通りあまり時間が経っていないから近くにいるはずだと全員走り出した。
しかし瑞貴たちが走って行った道とは違う道で、近藤はザナークと対峙していた。
「何者だ?」
「フッ。名も無き小市民……近藤勇」
「何っ!?」
【封印モード】
「クッ! 何をするか!」
ザナークがスフィアデバイスの紫のボタンを押すと、近藤はスフィアデバイスの中に吸い込まれてしまった。
「これでよしと」
【コールモード】
「フフフフフッ……この時代、存分に楽しませてもらうぜ!」
近藤の封印が完了したのを確認し、スフィアデバイスの緑のボタンが光ったと思ったら、ザナークは近藤と全く同じ格好をしていたのだった。
☆☆☆☆☆
「あががががっ!」
「「「「「…………」」」」」
恰幅の男の招待により天馬たちは共に料亭に行ってご馳走してもらうが、恰幅の男がご飯を流しこむように食べているので思わずポカンと見てしまう。
「おめぇらも食え! 世話になった礼だ!」
「「「「「ハァ……」」」」」
「見ているだけでお腹いっぱい……」
茜の言うように恰幅の男の食いっぷりを見ているだけで逆に食欲が失せてしまう。全く平気なのは隣で茶を飲む長身の男と、反対側の隣で同じようにガツガツ食う錦だけだ。
「うまいぜよ! あぐあぐ!」
「おめぇ、見どころがあるな! 試合じゃあいいとこナシだったがな」
「うぐっ……ほっとくぜよ!」
恰幅の男の鋭い指摘に、錦は誤魔化すように再びご飯を食べる。……若干勢いが増した気がするが。
「どうして、新選組に襲われたんですか?」
「あいつらとは意見が合わんのだ」
「連中の言い分もわからんでもないが、もっと世界に目を向けなければいかん!」
神童の問いに長身の男と恰幅の男がそう答えた。それだけで命を奪われるほどなのかと天馬は眉を下げる。
「意見が違うだけで、命を狙われるなんて……」
「瑞貴さんも言ってただろう? ここはそういう時代なんだ」
タイムジャンプする前に瑞貴が言っていたと神童が思い出させると、葵はそれでも意見を貫こうとしてる男たちに尋ねる。
「怖くないんですか?」
「死ぬのが怖くて、世直しなどできん!」
「いや、少しは怖がったほうがいい。命がいくつあっても足りんぞ」
「あぐぐ…天命が……あむむ…ある内は……モグモグ…襲われても平気だ! あぐあぐ…役目を終えたら……モググ…俺っちの命などいくらでも……あがが…くれてやる!」
長身の男は心配しているのだが、再びご飯を流し込みながら食べつつ堂々と言う恰幅の男。天馬はそこまで貫きたい天命を問いかける。
「才谷屋さんの天命ってなんですか?」
「日本を……モグモグ…世界に通用する国に……ガッガッ…育て上げることだ! ゲプッ」
「いいこと言ってるんだけど……」
「あまり説得力無い……」
恰幅の男の思想は素晴らしいモノだが、口の周りにはご飯粒がたくさんある見た目と合っていないので、葵と茜は苦笑した。
☆☆☆☆☆
近藤を追っていた霧野や雨宮たちは、探している内に新選組の屯所に辿り着くことができた。
「ここが新選組の屯所……!」
「やっと見つけたね」
しかし近藤と会ったときのように今までなら興奮して喜びそうな水鳥が、慎重に行くべきかと両腕を組んで唸っていた。
「ん~……! ん~……!」
「何してるの? さっさと入るやんね!」
「いきなり斬りつけられたらどうする」
「平気平気! 近藤さんだっていい人だったやんね!」
「確かに……」
「いやいや、その前に会った新選組の人はおっかなかったでしょ」
「おーし! 当たって砕けろだ!」
意気揚々と入ろうと提案する黄名子に狩屋は注意するが、黄名子は局長の近藤が心の広い人だったので大丈夫だと言うと、雨宮は同意した。その前に会った新選組に斬られそうだったことを忘れてないかと瑞貴は言うも、とうとう水鳥まで入ろうと決めた。