坂本龍馬! 登場!!
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「あっ?」
「つ、潰れる……」
「おおっ、すまんすまん!」
「――大丈夫か!? 才谷屋!」
「おおっ、中岡! おめぇら、怪我はないか?」
「っ、おい……」
「追い詰めたぞ!」
彼を『才谷屋』と呼んだ男が彼と合流したら、さらに追いかけてきた新選組が四方に立って刀や槍で二人を囲っていた。
「あ、あの刀、もしかして本物!?」
「たぶん……」
「瑞貴さんの言った通りだ……」
新選組が持っている刀を見て葵がビクッとすると天馬も驚きつつも答え、信助は現代で言っていた瑞貴の言葉を思い出した。二人の内あとからやって来た長身の男は構えているが、転がってきた恰幅の男はこんな状況なのに苦笑している。
「覚悟はいいか!」
「おめぇらのそんなナマクラ剣法じゃあ、この腹の弾力には通用せん!」
「問答無用! はああっ!」
「ふっ、よっ!」
「わああっ!」
恰幅の男は新選組の剣をなんなくかわしたあと、弾力のある腹を突き出して吹き飛ばした。
「スゴい……」
「お腹が武器……」
宣言してお腹を叩いたときは冗談かと思ったが、本当に腹で吹き飛ばしたので葵と茜はある意味感心した。
「フフフッ、面白くなってきたぜ……」
木々の中でバイクに座りながらくつろいでいるザナークもまた、その光景を見ていたとは誰も気づかなかった。
「見たか! 俺っちの腹力!」
「おのれ!」
「――待て!」
「「「「「!」」」」」
新たな声に全員そちらを向くと、干された稲のそばにいるのは錦や天馬たちもよく知る五人だった。
「おまんらは!」
「ザナーク・ドメイン!」
「刀で斬り合いなど古い……」
「おめぇは話がわかるようだな」
顔はうつむいても不敵に笑いながらやってきたシュラ。恰幅の男は少し嬉しそうながらも警戒しているようで、新選組はシュラに刀を向ける。
「邪魔をするな!」
「貴様らもこいつらの仲間か!?」
「フッ」
バシュンッ!
「「「ぐわああっ!」」」
木々の中からか飛んできたストライクモードのスフィアデバイスにより、新選組は一人残らず倒された。そしてシュラは本当のサッカーボールを足で止める。
「邪魔者は始末した。サッカーバトルだ!」
「「「「「…………!」」」」」
天馬たちが気を取られている間に、先ほどもいたヤシャ、メイズ、ゴブリス、そしてGK用のユニフォームを着たシンジャミも、いつの間にかシュラの周りに集まっていた。
「なんだ? 何が起こってる?」
男たちは何がなんだかわからずにいると、シュラの案内により天馬たちは近くの土手の下にある広場にやってきた。そしてスフィアデバイスのフィールドメイクモードにより、サッカーコートができあがっていく。
「『さっかー』とは、なんじゃ?」
「ボールを蹴って、相手のゴールに入れたら勝ち」
「ホォ~! よくわからんが、ワクワクするぞ~!」
「見ればわかる! それがサッカーだ!」
茜の説明に恰幅の男は面白そうに笑うと、ワンダバが最後にそう付け加えた。その間に天馬たちもユニフォームに着替え、両チームはポジションに着く。
「1点先取したほうが勝ちだ」
「わかった!」
「いくぞ!」
先攻はザナーク・ドメインからで、シュラからボールを受け取ったメイズがドリブルすると、シュラもゴブリスも上がって行く。
「行かせません!」
「ゴブリス!」
「シュラ!」
輝がさっそくボールを奪おうとすると、その前にメイズはゴブリスにパスを回し、ゴブリスは天馬のスライディングをジャンプしてかわすとシュラにパスを回した。
「おおっ、うまいもんだ! 敵ながらアッパレって言う奴だな!」
「へへへへっ」
「なっ!? 信助!」
「任せてください!」
ディフェンスにいた神童拓人もシュラにかわされてしまったので、残りはゴール前にいる信助だけである。
「はああっ!」
「うおおおっ! ミキシトランス・劉備!」
シュラのノーマルシュートを、信助はミキシトランスして真正面からガッチリとキャッチした。
「おおっ!」
「これはスゴい!」
「いいぞー!」
見事止めた信助のプレーで恰幅の男も長身の男も褒めて、ワンダバもまた両腕で大きく丸を作った。
「つ、潰れる……」
「おおっ、すまんすまん!」
「――大丈夫か!? 才谷屋!」
「おおっ、中岡! おめぇら、怪我はないか?」
「っ、おい……」
「追い詰めたぞ!」
彼を『才谷屋』と呼んだ男が彼と合流したら、さらに追いかけてきた新選組が四方に立って刀や槍で二人を囲っていた。
「あ、あの刀、もしかして本物!?」
「たぶん……」
「瑞貴さんの言った通りだ……」
新選組が持っている刀を見て葵がビクッとすると天馬も驚きつつも答え、信助は現代で言っていた瑞貴の言葉を思い出した。二人の内あとからやって来た長身の男は構えているが、転がってきた恰幅の男はこんな状況なのに苦笑している。
「覚悟はいいか!」
「おめぇらのそんなナマクラ剣法じゃあ、この腹の弾力には通用せん!」
「問答無用! はああっ!」
「ふっ、よっ!」
「わああっ!」
恰幅の男は新選組の剣をなんなくかわしたあと、弾力のある腹を突き出して吹き飛ばした。
「スゴい……」
「お腹が武器……」
宣言してお腹を叩いたときは冗談かと思ったが、本当に腹で吹き飛ばしたので葵と茜はある意味感心した。
「フフフッ、面白くなってきたぜ……」
木々の中でバイクに座りながらくつろいでいるザナークもまた、その光景を見ていたとは誰も気づかなかった。
「見たか! 俺っちの腹力!」
「おのれ!」
「――待て!」
「「「「「!」」」」」
新たな声に全員そちらを向くと、干された稲のそばにいるのは錦や天馬たちもよく知る五人だった。
「おまんらは!」
「ザナーク・ドメイン!」
「刀で斬り合いなど古い……」
「おめぇは話がわかるようだな」
顔はうつむいても不敵に笑いながらやってきたシュラ。恰幅の男は少し嬉しそうながらも警戒しているようで、新選組はシュラに刀を向ける。
「邪魔をするな!」
「貴様らもこいつらの仲間か!?」
「フッ」
バシュンッ!
「「「ぐわああっ!」」」
木々の中からか飛んできたストライクモードのスフィアデバイスにより、新選組は一人残らず倒された。そしてシュラは本当のサッカーボールを足で止める。
「邪魔者は始末した。サッカーバトルだ!」
「「「「「…………!」」」」」
天馬たちが気を取られている間に、先ほどもいたヤシャ、メイズ、ゴブリス、そしてGK用のユニフォームを着たシンジャミも、いつの間にかシュラの周りに集まっていた。
「なんだ? 何が起こってる?」
男たちは何がなんだかわからずにいると、シュラの案内により天馬たちは近くの土手の下にある広場にやってきた。そしてスフィアデバイスのフィールドメイクモードにより、サッカーコートができあがっていく。
「『さっかー』とは、なんじゃ?」
「ボールを蹴って、相手のゴールに入れたら勝ち」
「ホォ~! よくわからんが、ワクワクするぞ~!」
「見ればわかる! それがサッカーだ!」
茜の説明に恰幅の男は面白そうに笑うと、ワンダバが最後にそう付け加えた。その間に天馬たちもユニフォームに着替え、両チームはポジションに着く。
「1点先取したほうが勝ちだ」
「わかった!」
「いくぞ!」
先攻はザナーク・ドメインからで、シュラからボールを受け取ったメイズがドリブルすると、シュラもゴブリスも上がって行く。
「行かせません!」
「ゴブリス!」
「シュラ!」
輝がさっそくボールを奪おうとすると、その前にメイズはゴブリスにパスを回し、ゴブリスは天馬のスライディングをジャンプしてかわすとシュラにパスを回した。
「おおっ、うまいもんだ! 敵ながらアッパレって言う奴だな!」
「へへへへっ」
「なっ!? 信助!」
「任せてください!」
ディフェンスにいた神童拓人もシュラにかわされてしまったので、残りはゴール前にいる信助だけである。
「はああっ!」
「うおおおっ! ミキシトランス・劉備!」
シュラのノーマルシュートを、信助はミキシトランスして真正面からガッチリとキャッチした。
「おおっ!」
「これはスゴい!」
「いいぞー!」
見事止めた信助のプレーで恰幅の男も長身の男も褒めて、ワンダバもまた両腕で大きく丸を作った。