炸裂! 孔明の力!!
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「必殺タクティクス・奇門遁甲の陣か!」
「これが歴史上最高の頭脳と言われた、諸葛孔明の戦術……そして、それを実現させた十年に一人の天才・雨宮太陽!」
稀に生まれた天才の孔明と雨宮のフィーリングが合っていたので、何故二人のミキシマックスが成功したのかフェイはわかった。
雷門のゴールキックで試合再開。信助からのパスを雨宮が受け取ると、ザナークはフッと笑って孔明を見る。
(諸葛孔明……曹操が認め、恐れたとい天才軍師。そしてそれを生かす十年に一人の天才か)
「フェイくん!」
「フッ、ならば……!」
シュテンを抜いてフェイにパスを出した雨宮。それを見たザナークはなんとミキシマックスを解いたので、菜花黄名子は警戒する。
「何するつもりやんね!?」
「千年に一度の恐怖を……味あわせてくれるわ! 来い! 魔界王ゾディアク!」
ザナークから不気味な刃を持つ魔界の王とも呼べる化身が現れた。剛力の玄武は曹操の化身とはいえ、まさか別の化身を出すと思わなかった天馬とフェイは驚く。
「「なんだって!?」」
「これが俺の本来の化身だ! アームド!」
魔界王ゾディアクとアームドしたザナークは、鋭いかぎ爪のような刃をいくつも背に持ち、魔界王ゾディアクに似た冠をかぶっていた。
「どけぇ!」
「うわっ!」
「始まったか」
「こいつはもう止められないぜ」
フェイから力任せにボールを奪ってドリブルするザナークの姿に、シュテンとエンギルはニヤリと笑う。
「もう一度、奇門遁甲の陣だ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「邪魔だぁああ!」
「「「「「うわああっ!」」」」」
さっきと同じように奇門遁甲の陣で対応しようと雨宮は言うが、ザナークはできる前に猛スピードで突破した。そしてアームドを解いたザナークと対峙するのはもはやゴールにいる信助だけである。
「ディザスターブレイク!」
「うおおおっ! 護星神タイタニアス! ――っ!」
ザナークの必殺シュートに信助は対抗しようとするが、ザナークのシュートを見てハッとすると、すでにゴールへ入れられてしまった。
《ゴ――ルッ!! ザナーク・ドメイン、再び雷門を引き離した――っ!!》
「なんという力だ……!」
(ザナークのシュートはもちろんスゴかったけど、信助が躊躇った気が……)
関羽はザナークの必殺技に驚きを隠せないでいると、瑞貴は先ほどの対決がどこか引っ掛かり、天馬とフェイが駆け寄る先にいる信助を見た。
「大丈夫か、信助!?」
「……な、なんなの…あのシュート」
「信助?」
「今までに受けた…どんなシュートとも違う……!」
まだ感覚が残っているのか信助は自分の両手を見て震えている。
「全てを薙ぎ払い破壊する……それが俺の力だ! お前たちなどバラバラに吹き飛ばしてやるぜ!」
「……っ!」
そう宣言して去って行くザナークを天馬とフェイは目で追っていたので、信助が震えながら両手を握りしめて目を閉じているなど気づかなかった。
ドクンッ!
「ぐっ! ……なんだ? 今の?」
ポジションに戻る途中、急に心臓が高鳴って全身が呼応したかのような感覚にザナークは驚いた。しかしそれも一瞬だったので特に気に止めることはなかった。
そして試合はまだ続いている。すっかり意気消沈してゴールに立っている信助に狩屋マサキが声をかける。
「いつまで落ち込んでんだよ。しっかりしろってば!」
「狩屋にはわからないよ……。あの怖さは……」
「でも雷門のゴールを守れるのは、信助だけやんね!」
「…………」
黄名子も励ますが、信助はチラッと彼女を見ただけで何も答えなかった。
「これが歴史上最高の頭脳と言われた、諸葛孔明の戦術……そして、それを実現させた十年に一人の天才・雨宮太陽!」
稀に生まれた天才の孔明と雨宮のフィーリングが合っていたので、何故二人のミキシマックスが成功したのかフェイはわかった。
雷門のゴールキックで試合再開。信助からのパスを雨宮が受け取ると、ザナークはフッと笑って孔明を見る。
(諸葛孔明……曹操が認め、恐れたとい天才軍師。そしてそれを生かす十年に一人の天才か)
「フェイくん!」
「フッ、ならば……!」
シュテンを抜いてフェイにパスを出した雨宮。それを見たザナークはなんとミキシマックスを解いたので、菜花黄名子は警戒する。
「何するつもりやんね!?」
「千年に一度の恐怖を……味あわせてくれるわ! 来い! 魔界王ゾディアク!」
ザナークから不気味な刃を持つ魔界の王とも呼べる化身が現れた。剛力の玄武は曹操の化身とはいえ、まさか別の化身を出すと思わなかった天馬とフェイは驚く。
「「なんだって!?」」
「これが俺の本来の化身だ! アームド!」
魔界王ゾディアクとアームドしたザナークは、鋭いかぎ爪のような刃をいくつも背に持ち、魔界王ゾディアクに似た冠をかぶっていた。
「どけぇ!」
「うわっ!」
「始まったか」
「こいつはもう止められないぜ」
フェイから力任せにボールを奪ってドリブルするザナークの姿に、シュテンとエンギルはニヤリと笑う。
「もう一度、奇門遁甲の陣だ!」
「「「「「オウッ!」」」」」
「邪魔だぁああ!」
「「「「「うわああっ!」」」」」
さっきと同じように奇門遁甲の陣で対応しようと雨宮は言うが、ザナークはできる前に猛スピードで突破した。そしてアームドを解いたザナークと対峙するのはもはやゴールにいる信助だけである。
「ディザスターブレイク!」
「うおおおっ! 護星神タイタニアス! ――っ!」
ザナークの必殺シュートに信助は対抗しようとするが、ザナークのシュートを見てハッとすると、すでにゴールへ入れられてしまった。
《ゴ――ルッ!! ザナーク・ドメイン、再び雷門を引き離した――っ!!》
「なんという力だ……!」
(ザナークのシュートはもちろんスゴかったけど、信助が躊躇った気が……)
関羽はザナークの必殺技に驚きを隠せないでいると、瑞貴は先ほどの対決がどこか引っ掛かり、天馬とフェイが駆け寄る先にいる信助を見た。
「大丈夫か、信助!?」
「……な、なんなの…あのシュート」
「信助?」
「今までに受けた…どんなシュートとも違う……!」
まだ感覚が残っているのか信助は自分の両手を見て震えている。
「全てを薙ぎ払い破壊する……それが俺の力だ! お前たちなどバラバラに吹き飛ばしてやるぜ!」
「……っ!」
そう宣言して去って行くザナークを天馬とフェイは目で追っていたので、信助が震えながら両手を握りしめて目を閉じているなど気づかなかった。
ドクンッ!
「ぐっ! ……なんだ? 今の?」
ポジションに戻る途中、急に心臓が高鳴って全身が呼応したかのような感覚にザナークは驚いた。しかしそれも一瞬だったので特に気に止めることはなかった。
そして試合はまだ続いている。すっかり意気消沈してゴールに立っている信助に狩屋マサキが声をかける。
「いつまで落ち込んでんだよ。しっかりしろってば!」
「狩屋にはわからないよ……。あの怖さは……」
「でも雷門のゴールを守れるのは、信助だけやんね!」
「…………」
黄名子も励ますが、信助はチラッと彼女を見ただけで何も答えなかった。