炸裂! 孔明の力!!
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ザナーク=アバロニクをキャプテンとするザナーク・ドメインと戦う雷門イレブン。しかし相手のチームの能力がかなり強い上にザナークが曹操とミキシマックスして強力な力を得る。
雷門イレブンは新たに雨宮太陽をメンバーに加えるが、彼は病気は完治したはずの体が再び壊れることを恐れてプレーに身が入らないでいた。必死に雨宮を雷門イレブンがカバーをするがそれが仇になって次々倒れると、諸葛孔明が蒼天の覇者玉龍という化身を出し雨宮に力を与える。
《なんと! 龍が雨宮に入り込んだ――っ!!》
「太陽……」
雨宮を包む巨大な光が治まったと同時に、どこか孔明に似ている雨宮の姿を見て松風天馬は目を見開いた。間違いなくミキシマックスしていると山菜茜やクラーク=ワンダバットも驚く。
「ミキシマックスガンナシで、合体……!?」
「まさか、強制ミキシマックス!? そんなことができるとは……信じられん!」
〈さすが諸葛孔明! わしが見込んだ男!〉
「いや、女だってば……」
「でも、孔明さんは太陽くんを認めたってことだよね。ということは、太陽くんが時空最強イレブンの三人目……!」
興奮する円堂大介に瀬戸水鳥が苦笑しながらツッコミを入れる中、円堂瑞貴は孔明と雨宮を交互に見た。
雨宮は話には聞いていたし、ザナークやフェイ=ルーンが使っていた力を自身も使うことができた。体から溢れる力を感じて嬉しそうに笑っている。
「これが、ミキシマックスか……!」
「その力をどう使うか……それは、あなた次第です!」
「この力……サッカーのため、僕たちの勝利のために使わせてもらいます!」
「「「「「うん!」」」」」
孔明にそう宣言した雨宮と共に天馬たちも力強く頷いた。
さっそく雨宮がドリブルで切り込んで行くと、すかさずザナークが追い付いて前に回り込んだ。
「っ!」
「面白い! その力、見せてみろ! ミキシトランス・曹操! 剛力の玄武!」
曹操とのミキシトランスと化身で対抗するザナークは、雨宮のドリブルを見極めてボールを奪い取ろうとしたが、いつの間にか雨宮はザナークを抜いていた。
「何っ!?」
「はあああっ!」
「っ、ふっ!」
ゴール前に出た雨宮が鋭くも速いノーマルシュートを撃つと、シュテンがジャンプしたが届かずボールはゴールに入った。
《決まった――っ!! 雷門、雨宮のシュートで同点だ――っ!!》
「やった! 太陽が決めた!」
「見違えるような動きだったな」
「あれが、太陽のミキシマックスか!」
(孔明さんは太陽の足りないモノがわかってた……。だから力を貸したんだ!)
雨宮のシュートで同点に追いついて喜ぶ天馬と剣城京介と神童拓人。そしてフェイは孔明は雨宮に自分の力を貸すことで自信を持たせてくれたのだ。
そして前半終了の銅鑼が鳴ると、ハーフタイムに入った。この試合の監督でもある劉玄徳はミキシマックスを解いた雨宮に先ほどのプレーを褒める。
「素晴らしい活躍だったぞ、太陽! 孔明、力を貸してくれたこと礼を言う!」
「ありがとうございました!」
「別にあなたのためではありません」
「「?」」
認めて力を貸したと思ったのに違うと本人が言うので、劉備と雨宮は不思議に思った。
「降りかかる火の粉を振り払うために、あなたを利用したまで……。わたくしの力を最も効果的に使えるようだったので」
「俺たちに手を貸したわけじゃねぇのか!?」
「まだ品定めが終わっていない、ということか」
「まあ結果的に助かったんだからいいじゃないか!」
「オウッ! 俺もそう思ってたんだ!」
そう答えた孔明に張飛と関羽は憤慨したが、劉備は結果オーライというように笑うとアッサリと張飛はまたもや同意した。
「よーし! このまま勢いに乗って逆転するぞー!」
「はい! 劉備さん!」
天馬たちを励ましつつやる気を起こさせるように声を上げる劉備を見て、西園信助は穏やかな表情をしつつポツリと呟く。
「……不思議な人ですね」
「えっ?」
「劉備さんの言葉を聞くと、なんだか元気が出てくるみたいなんです」
「そうだね……」
信助に隣にいた瑞貴は同意すると、劉備に円堂守の姿を重ねる。自分が劉備の生き様と思想に憧れを持ったのは、どこか円堂と重ねていた箇所があるかもしれない。二人共言葉や行動だけじゃなく『人柄』もあるからこそ仲間が付いて行くのだろう。
雷門イレブンは新たに雨宮太陽をメンバーに加えるが、彼は病気は完治したはずの体が再び壊れることを恐れてプレーに身が入らないでいた。必死に雨宮を雷門イレブンがカバーをするがそれが仇になって次々倒れると、諸葛孔明が蒼天の覇者玉龍という化身を出し雨宮に力を与える。
《なんと! 龍が雨宮に入り込んだ――っ!!》
「太陽……」
雨宮を包む巨大な光が治まったと同時に、どこか孔明に似ている雨宮の姿を見て松風天馬は目を見開いた。間違いなくミキシマックスしていると山菜茜やクラーク=ワンダバットも驚く。
「ミキシマックスガンナシで、合体……!?」
「まさか、強制ミキシマックス!? そんなことができるとは……信じられん!」
〈さすが諸葛孔明! わしが見込んだ男!〉
「いや、女だってば……」
「でも、孔明さんは太陽くんを認めたってことだよね。ということは、太陽くんが時空最強イレブンの三人目……!」
興奮する円堂大介に瀬戸水鳥が苦笑しながらツッコミを入れる中、円堂瑞貴は孔明と雨宮を交互に見た。
雨宮は話には聞いていたし、ザナークやフェイ=ルーンが使っていた力を自身も使うことができた。体から溢れる力を感じて嬉しそうに笑っている。
「これが、ミキシマックスか……!」
「その力をどう使うか……それは、あなた次第です!」
「この力……サッカーのため、僕たちの勝利のために使わせてもらいます!」
「「「「「うん!」」」」」
孔明にそう宣言した雨宮と共に天馬たちも力強く頷いた。
さっそく雨宮がドリブルで切り込んで行くと、すかさずザナークが追い付いて前に回り込んだ。
「っ!」
「面白い! その力、見せてみろ! ミキシトランス・曹操! 剛力の玄武!」
曹操とのミキシトランスと化身で対抗するザナークは、雨宮のドリブルを見極めてボールを奪い取ろうとしたが、いつの間にか雨宮はザナークを抜いていた。
「何っ!?」
「はあああっ!」
「っ、ふっ!」
ゴール前に出た雨宮が鋭くも速いノーマルシュートを撃つと、シュテンがジャンプしたが届かずボールはゴールに入った。
《決まった――っ!! 雷門、雨宮のシュートで同点だ――っ!!》
「やった! 太陽が決めた!」
「見違えるような動きだったな」
「あれが、太陽のミキシマックスか!」
(孔明さんは太陽の足りないモノがわかってた……。だから力を貸したんだ!)
雨宮のシュートで同点に追いついて喜ぶ天馬と剣城京介と神童拓人。そしてフェイは孔明は雨宮に自分の力を貸すことで自信を持たせてくれたのだ。
そして前半終了の銅鑼が鳴ると、ハーフタイムに入った。この試合の監督でもある劉玄徳はミキシマックスを解いた雨宮に先ほどのプレーを褒める。
「素晴らしい活躍だったぞ、太陽! 孔明、力を貸してくれたこと礼を言う!」
「ありがとうございました!」
「別にあなたのためではありません」
「「?」」
認めて力を貸したと思ったのに違うと本人が言うので、劉備と雨宮は不思議に思った。
「降りかかる火の粉を振り払うために、あなたを利用したまで……。わたくしの力を最も効果的に使えるようだったので」
「俺たちに手を貸したわけじゃねぇのか!?」
「まだ品定めが終わっていない、ということか」
「まあ結果的に助かったんだからいいじゃないか!」
「オウッ! 俺もそう思ってたんだ!」
そう答えた孔明に張飛と関羽は憤慨したが、劉備は結果オーライというように笑うとアッサリと張飛はまたもや同意した。
「よーし! このまま勢いに乗って逆転するぞー!」
「はい! 劉備さん!」
天馬たちを励ましつつやる気を起こさせるように声を上げる劉備を見て、西園信助は穏やかな表情をしつつポツリと呟く。
「……不思議な人ですね」
「えっ?」
「劉備さんの言葉を聞くと、なんだか元気が出てくるみたいなんです」
「そうだね……」
信助に隣にいた瑞貴は同意すると、劉備に円堂守の姿を重ねる。自分が劉備の生き様と思想に憧れを持ったのは、どこか円堂と重ねていた箇所があるかもしれない。二人共言葉や行動だけじゃなく『人柄』もあるからこそ仲間が付いて行くのだろう。