激襲! ザナーク・ドメイン!!
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「孔明……」
「いったい何を考えている!?」
「兄者! あんな嫌な奴を仲間にするのはよそうぜ!」
「うーん……ええい! 考えていても始まらん! 顔は見せたんだ。もうひと押しだ!」
関羽と張飛は孔明の行動に不信感を持つが、劉備はそれでも彼女を仲間にすると決めた。その姿はまさに劉備らしいと二人は頷く。
「ウム!」
「オオッ! そうだぜ!」
「押すと決めた以上、押して押して押しまくる! 孔明ー!」
「あきらめないんだ……やっぱり劉備さんだ……!」
「望む未来があるからこそ、一歩も引かず挫けない精神を作り上げているんだね」
池の前にいる孔明を追って走り出した劉備に関羽と張飛も続く。彼の力強い信念に惹かれて信助と瑞貴は目を輝かせた。
「何度でも言う! わしは民のための国を作ると決めた! 絶対あきらめることはできんのだ! 頼む、力を貸してくれ!」
「…………」
「――孔明さん! お願いします!」
劉備の言葉には目を閉じて耳をかさないようにしていた孔明だが、新たな声の主である信助の声が聞こえると目を開いた。劉備もまた信助が自分のそばに来て孔明に頼んだことに気づく。
「信助……」
「僕、孔明さんにも劉備さんの思いをわかってほしいです!」
「俺もです! 劉備さんならきっと、みんなのための国を作れると思うんです!」
「お願いします! 孔明さん!」
「劉備さんの力になってください! お願いします!」
天馬だけじゃなく、葵も雨宮太陽もフェイ=ルーンも瑞貴も駆け付けてくれた。ここまで一緒にいた時間は短くとも、劉備の人柄と信念は天馬たちにもよくわかって彼なら民の力になってくれるだろうと、未来に伝わる歴史など関係なくそう思った。
「お前たち……!」
「あなたたちが何を思い抱こうと、わたくしには関係のないことです」
確かにこれは劉備の理想を語っているだけで、孔明がそれに同調するかどうかは話は別だ。
「孔明、わしに――」
シュンッ!
「何? この音?」
「来る!」
「えっ?」
遠くから聞こえる音に瑞貴とフェイが反応したのを天馬は不思議に思うと、孔明もまた聴こえたのか優雅に微笑んだ。
だんだんと音が大きくなるので耳に入った天馬たちも何事だと周りを見渡すと、山の側面から赤い大きなバイクが飛び出て来た。そしてそのまま頂上に着陸し、バイクに乗っているのは――。
「フッ」
「ザナーク!」
「あいつが……」
中世フランス時代でザナーク=アバロニクの姿を覚えている神童が声を上げると、雨宮は彼がエルドラドの現在の刺客だとわかった。
取り出したスフィアデバイスに手をかざすと、ザナークのうしろに十人の少年少女が現れる。その内の三人――ラセツ、エンギル、シュテンは剣城京介たちも見覚えがあった。孔明要塞の最初の部屋で関羽と張飛を操り、自分たちにサッカーバトルを仕掛けた相手なのだから。
「また現れたか……!」
「今日は俺の友達を連れて来た……ザナーク・ドメインだ」
「ザナーク・ドメイン……」
「フフフフッ……一緒にサッカーをしてもらう。もう逃がしはしないぜ」
【フィールドメイクモード】
ザナークが再びスフィアデバイスに手をかざすと、頂上の園に白線が引かれて両端にゴールが現れ、あっという間にサッカーフィールドができ上がった。
「おおっ!? これは!?」
「何が起きやがった!?」
「またしても妖術か!?」
「こんなこともできるんだ……!」
最初の暗めの部屋とは違い明るい場所なのでハッキリと見えたので、劉備も張飛も関羽だけでなく、雨宮も驚きの声を上げて戸惑った。
「いったい何を考えている!?」
「兄者! あんな嫌な奴を仲間にするのはよそうぜ!」
「うーん……ええい! 考えていても始まらん! 顔は見せたんだ。もうひと押しだ!」
関羽と張飛は孔明の行動に不信感を持つが、劉備はそれでも彼女を仲間にすると決めた。その姿はまさに劉備らしいと二人は頷く。
「ウム!」
「オオッ! そうだぜ!」
「押すと決めた以上、押して押して押しまくる! 孔明ー!」
「あきらめないんだ……やっぱり劉備さんだ……!」
「望む未来があるからこそ、一歩も引かず挫けない精神を作り上げているんだね」
池の前にいる孔明を追って走り出した劉備に関羽と張飛も続く。彼の力強い信念に惹かれて信助と瑞貴は目を輝かせた。
「何度でも言う! わしは民のための国を作ると決めた! 絶対あきらめることはできんのだ! 頼む、力を貸してくれ!」
「…………」
「――孔明さん! お願いします!」
劉備の言葉には目を閉じて耳をかさないようにしていた孔明だが、新たな声の主である信助の声が聞こえると目を開いた。劉備もまた信助が自分のそばに来て孔明に頼んだことに気づく。
「信助……」
「僕、孔明さんにも劉備さんの思いをわかってほしいです!」
「俺もです! 劉備さんならきっと、みんなのための国を作れると思うんです!」
「お願いします! 孔明さん!」
「劉備さんの力になってください! お願いします!」
天馬だけじゃなく、葵も雨宮太陽もフェイ=ルーンも瑞貴も駆け付けてくれた。ここまで一緒にいた時間は短くとも、劉備の人柄と信念は天馬たちにもよくわかって彼なら民の力になってくれるだろうと、未来に伝わる歴史など関係なくそう思った。
「お前たち……!」
「あなたたちが何を思い抱こうと、わたくしには関係のないことです」
確かにこれは劉備の理想を語っているだけで、孔明がそれに同調するかどうかは話は別だ。
「孔明、わしに――」
シュンッ!
「何? この音?」
「来る!」
「えっ?」
遠くから聞こえる音に瑞貴とフェイが反応したのを天馬は不思議に思うと、孔明もまた聴こえたのか優雅に微笑んだ。
だんだんと音が大きくなるので耳に入った天馬たちも何事だと周りを見渡すと、山の側面から赤い大きなバイクが飛び出て来た。そしてそのまま頂上に着陸し、バイクに乗っているのは――。
「フッ」
「ザナーク!」
「あいつが……」
中世フランス時代でザナーク=アバロニクの姿を覚えている神童が声を上げると、雨宮は彼がエルドラドの現在の刺客だとわかった。
取り出したスフィアデバイスに手をかざすと、ザナークのうしろに十人の少年少女が現れる。その内の三人――ラセツ、エンギル、シュテンは剣城京介たちも見覚えがあった。孔明要塞の最初の部屋で関羽と張飛を操り、自分たちにサッカーバトルを仕掛けた相手なのだから。
「また現れたか……!」
「今日は俺の友達を連れて来た……ザナーク・ドメインだ」
「ザナーク・ドメイン……」
「フフフフッ……一緒にサッカーをしてもらう。もう逃がしはしないぜ」
【フィールドメイクモード】
ザナークが再びスフィアデバイスに手をかざすと、頂上の園に白線が引かれて両端にゴールが現れ、あっという間にサッカーフィールドができ上がった。
「おおっ!? これは!?」
「何が起きやがった!?」
「またしても妖術か!?」
「こんなこともできるんだ……!」
最初の暗めの部屋とは違い明るい場所なのでハッキリと見えたので、劉備も張飛も関羽だけでなく、雨宮も驚きの声を上げて戸惑った。