激襲! ザナーク・ドメイン!!
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時空最強イレブンの三の力と四の力を手に入れに、三国時代へやってきた雷門メンバー。そこで出会った劉玄徳たちと共に孔明要塞の仕掛けをクリアし、ついに頂上へと辿り着いた。
「天馬……」
「あの人が……!」
「孔明か……!」
穏やかな風と共に花びらが舞って行くと、その先には紫色の髪に白羽扇を持った人物のうしろ姿を、空野葵や松風天馬や劉備たちは見つけた。だが――。
「よくぞ辿り着きましたね……」
「「「「「ええええっ!?」」」」」
「お、女の人……!?」
振り向いた諸葛孔明はどこか妖艶さがある女性だったのだ。まさかの真実に天馬たちは驚きの声を上げる。
しかしそう言うや否や、孔明は東屋に向かって椅子に座ったので劉備たちや雷門メンバーもその場へ行った。まずは劉備が孔明に会いに来た理由を告げる。
「わしは民のために新たな国を作ると心に決めた! そのためには孔明……お前が必要だ。わしに力を貸してくれ!」
「…………」
(っ、なんでこっち?)
劉備が話している間は目を閉じて優雅に白羽扇を煽いでいたのに、目を開いた孔明は何故か天馬を見ていた。
「このままでは曹操が国を手に入れてしまう」
「…………」
曹操という名に孔明は思う所があったのか、目線を天馬から劉備へと変えた。
「もし曹操が国を支配すれば、民を蔑ろにした国になるかもしれん!」
「……あなたなら、この国を良き方向に導けると?」
「もちろんだ!」
「ではあなたなら、わたくしの力をどのように使おうと言うのですか? わたくしの興味はそこです」
「あっ……それはまだわからん。とにかくわしにはお前が必要だ! わしと共に国を見渡してくれ!」
「…………」
「「「「「!」」」」」
なんと孔明はフイッと興味なさ気に劉備から顔を逸らしたのだ。歴史の通りならば孔明は劉備の配下になるのだが、それが危うくなっている状況に雷門メンバーは驚く。
「曹操に就いても、国はよくならんぞ?」
「……フッ」
「「「!」」」
「劉備さん……」
それもまた一興というかのように孔明は微笑んだので、目を見開いた劉備はどうしたものかと両腕を組む。ここに来る前の部屋の試合で信念を元に行動する彼に救われた西園信助は、彼の悩む姿に心を痛める。
「孔明さんって、歴史では男のはず……」
「歴史は100パーセント真実とは限らないってことか」
「この時代は女性が学問をすることに偏見を持っていたし、もしくは未来で孔明さんが女性だと敵に悟られぬようにしていたかもしれないね」
自分たちが知る歴史と違うと山菜茜が言うと、瀬戸水鳥や円堂瑞貴は後世に伝えられる歴史は、何もかもが史実の通りではないと判断した。
「この調子じゃ、ミキシマックスすることを説明するだけでも難しそうだな……」
「それどころか、話を聞いてもらえるかも怪しいぞ」
「――聞かずともわかっています」
「「!」」
「……フッ、お見通しか」
霧野蘭丸と神童拓人が顔を見合せながら会話していたのを聞こえたのか、孔明がそう言うと振り向いた先には、クラーク=ワンダバットがミキシマックスガンを構えており、さらに誤魔化すためか少々カッコつけた。
「聞いてくれ、孔明! わしが作りたいのは民が生き生きと暮らせる国だ! わしはそんな国を作ると決めた! そのためにはお前の力が必要なのだ!」
「…………」
すると孔明は静かに立ち上がると東屋を出て去って行った。自分の力をどう使うか具体的に言わない劉備に興味を失ってしまったのだろうか。
「天馬……」
「あの人が……!」
「孔明か……!」
穏やかな風と共に花びらが舞って行くと、その先には紫色の髪に白羽扇を持った人物のうしろ姿を、空野葵や松風天馬や劉備たちは見つけた。だが――。
「よくぞ辿り着きましたね……」
「「「「「ええええっ!?」」」」」
「お、女の人……!?」
振り向いた諸葛孔明はどこか妖艶さがある女性だったのだ。まさかの真実に天馬たちは驚きの声を上げる。
しかしそう言うや否や、孔明は東屋に向かって椅子に座ったので劉備たちや雷門メンバーもその場へ行った。まずは劉備が孔明に会いに来た理由を告げる。
「わしは民のために新たな国を作ると心に決めた! そのためには孔明……お前が必要だ。わしに力を貸してくれ!」
「…………」
(っ、なんでこっち?)
劉備が話している間は目を閉じて優雅に白羽扇を煽いでいたのに、目を開いた孔明は何故か天馬を見ていた。
「このままでは曹操が国を手に入れてしまう」
「…………」
曹操という名に孔明は思う所があったのか、目線を天馬から劉備へと変えた。
「もし曹操が国を支配すれば、民を蔑ろにした国になるかもしれん!」
「……あなたなら、この国を良き方向に導けると?」
「もちろんだ!」
「ではあなたなら、わたくしの力をどのように使おうと言うのですか? わたくしの興味はそこです」
「あっ……それはまだわからん。とにかくわしにはお前が必要だ! わしと共に国を見渡してくれ!」
「…………」
「「「「「!」」」」」
なんと孔明はフイッと興味なさ気に劉備から顔を逸らしたのだ。歴史の通りならば孔明は劉備の配下になるのだが、それが危うくなっている状況に雷門メンバーは驚く。
「曹操に就いても、国はよくならんぞ?」
「……フッ」
「「「!」」」
「劉備さん……」
それもまた一興というかのように孔明は微笑んだので、目を見開いた劉備はどうしたものかと両腕を組む。ここに来る前の部屋の試合で信念を元に行動する彼に救われた西園信助は、彼の悩む姿に心を痛める。
「孔明さんって、歴史では男のはず……」
「歴史は100パーセント真実とは限らないってことか」
「この時代は女性が学問をすることに偏見を持っていたし、もしくは未来で孔明さんが女性だと敵に悟られぬようにしていたかもしれないね」
自分たちが知る歴史と違うと山菜茜が言うと、瀬戸水鳥や円堂瑞貴は後世に伝えられる歴史は、何もかもが史実の通りではないと判断した。
「この調子じゃ、ミキシマックスすることを説明するだけでも難しそうだな……」
「それどころか、話を聞いてもらえるかも怪しいぞ」
「――聞かずともわかっています」
「「!」」
「……フッ、お見通しか」
霧野蘭丸と神童拓人が顔を見合せながら会話していたのを聞こえたのか、孔明がそう言うと振り向いた先には、クラーク=ワンダバットがミキシマックスガンを構えており、さらに誤魔化すためか少々カッコつけた。
「聞いてくれ、孔明! わしが作りたいのは民が生き生きと暮らせる国だ! わしはそんな国を作ると決めた! そのためにはお前の力が必要なのだ!」
「…………」
すると孔明は静かに立ち上がると東屋を出て去って行った。自分の力をどう使うか具体的に言わない劉備に興味を失ってしまったのだろうか。