劉備さんは面白い!
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「あっ。関羽、何か言おうとしてなかったか?」
「ああ、いや! なんでもない!」
「それじゃあ行くか!」
思ったことが違ったので関羽は慌てて否定した。そして劉備は大砲を押し出して屋敷の中に入ると――。
ドガンッ!!
「うおおっ!?」
なんと天井から巨大な鉄球が落ちてきて劉備の大砲をペシャンコにしたのだ。せっかく用意した大砲が使えなくなったので劉備はショックを受ける。
「わしの捕獲機がー!」
「な、何? 今の……」
フェイがいきなり現れた仕掛けに驚くと、劉備が何故このような仕掛けが起こったのか説明する。
「この屋敷にはいろんな仕掛けがあって、中へ入ったが最後ただでは出られない! 別名・孔明要塞! 中には命を落とす者もいるって話だ」
「ええっ!? 命も!?」
「今頃言うか!?」
「行くしかないな……」
「私たちも入らないと孔明さんに会えないもんね……」
天馬や狩屋が身をすくめると、神童と瑞貴は劉備たちと共に行動しないとオーラすら手に入らないのでこのまま進むしかないと言う。そんな中――ザナークが一番最後に入った関羽と張飛にマインドコントロールを人知れず仕掛けたのだった。
通路の先に最初に見つけた部屋には物も何も置いていない。罠はないだろうと霧野と神童は確認する。
「特に怪しいとこはなさそうだな」
「ああ」
「危なーい!」
「「「「「!?」」」」」
突然劉備が大声を上げたので、もしや何か仕掛けが来たのかと雷門メンバーは身構えるが何も起きない。それどころか劉備は高笑いを始めた。
「ワハハハハッ! 冗談だよ冗談! 引っかかったな!」
「ええっ!?」
「このおっさん!」
「こんなときに冗談はやめてください!」
「ア、アハハハ……」
水鳥や葵に怒られてしまい、さすがの劉備もタジタジになって苦笑するのだった。
「先へ行こう」
「ああ」
呆れつつも神童と霧野が部屋へ一歩踏み入れると、関羽と張飛が突然先に部屋の中に入った挙げ句雷門メンバーと対峙した。
「ここから先へは行かせない!」
「えっ?」
「もう! 関羽さんと張飛さんまで冗談はやめてください!」
「ん? ――いや、冗談ではない。妖術か何かをかけられたようだ」
「「「「「!?」」」」」
急なことに天馬は戸惑って葵は声を上げるが、劉備は二人の様子がどこかおかしいことに気づく。すると関羽と張飛の前にテレポートして現れたのは三人を見て神童と霧野が声を上げる。
「誰だ!?」
「プロトコル・オメガか!?」
「フンッ! あんな奴らと一緒にするな」
不敵に笑ったのはラセツで、両隣にいるのがエシャルとシュテンだ。ラセツが指をパチンと鳴らすと足元にボールが現れたので、フェイは彼らが何をしようとするのかわかった。
「サッカーバトル!?」
「フッ……」
「わしの義兄弟に妖術をかけたのはお前らか! 待ってろ、関羽! 張飛! すぐにわしが助けてやる!」
「ダメです、劉備さん! 二人を助けるには、あいつらにサッカーバトルで勝つしかないんです!」
「サッカーバトル?」
瑞貴が関羽と張飛を助ける方法を教えるが、当然サッカーに縁がない劉備はわからない。その間にも部屋にはラインが引かれ両端にはゴールが現れた。
サッカーを知らない劉備に、信助は簡単に説明する。
「あの玉を、先に相手陣内にある枠の中に入れたほうが勝つ戦いです」
「ここは俺たちに任せて、劉備さんは見ていてください」
「それはできない! わしはこの手で関羽と張飛を助けると決めた! 決めた以上は必ず助ける!」
霧野が自分たちに任せるように言ったが、劉備はそれを拒否した。しかし大事な義兄弟を自分の手で助けたいという気持ちはわからなくもないので、神童は劉備をゴールに連れてGKをお願いする。
「それじゃあ、劉備さんにはキーパーをお願いします」
「キーパー?」
「この枠を守る役目です。枠の中に玉を入れられないよう、玉が飛んで来たら止めてください」
「オウッ! 任せておけ!」
「では、これを付けてください」
あとからゴールにやってきた瑞貴が差し出したのは、大人用であるGKのグローブだ。しかしそれすらも見たことのない劉備は目をパチクリする。
「ああ、いや! なんでもない!」
「それじゃあ行くか!」
思ったことが違ったので関羽は慌てて否定した。そして劉備は大砲を押し出して屋敷の中に入ると――。
ドガンッ!!
「うおおっ!?」
なんと天井から巨大な鉄球が落ちてきて劉備の大砲をペシャンコにしたのだ。せっかく用意した大砲が使えなくなったので劉備はショックを受ける。
「わしの捕獲機がー!」
「な、何? 今の……」
フェイがいきなり現れた仕掛けに驚くと、劉備が何故このような仕掛けが起こったのか説明する。
「この屋敷にはいろんな仕掛けがあって、中へ入ったが最後ただでは出られない! 別名・孔明要塞! 中には命を落とす者もいるって話だ」
「ええっ!? 命も!?」
「今頃言うか!?」
「行くしかないな……」
「私たちも入らないと孔明さんに会えないもんね……」
天馬や狩屋が身をすくめると、神童と瑞貴は劉備たちと共に行動しないとオーラすら手に入らないのでこのまま進むしかないと言う。そんな中――ザナークが一番最後に入った関羽と張飛にマインドコントロールを人知れず仕掛けたのだった。
通路の先に最初に見つけた部屋には物も何も置いていない。罠はないだろうと霧野と神童は確認する。
「特に怪しいとこはなさそうだな」
「ああ」
「危なーい!」
「「「「「!?」」」」」
突然劉備が大声を上げたので、もしや何か仕掛けが来たのかと雷門メンバーは身構えるが何も起きない。それどころか劉備は高笑いを始めた。
「ワハハハハッ! 冗談だよ冗談! 引っかかったな!」
「ええっ!?」
「このおっさん!」
「こんなときに冗談はやめてください!」
「ア、アハハハ……」
水鳥や葵に怒られてしまい、さすがの劉備もタジタジになって苦笑するのだった。
「先へ行こう」
「ああ」
呆れつつも神童と霧野が部屋へ一歩踏み入れると、関羽と張飛が突然先に部屋の中に入った挙げ句雷門メンバーと対峙した。
「ここから先へは行かせない!」
「えっ?」
「もう! 関羽さんと張飛さんまで冗談はやめてください!」
「ん? ――いや、冗談ではない。妖術か何かをかけられたようだ」
「「「「「!?」」」」」
急なことに天馬は戸惑って葵は声を上げるが、劉備は二人の様子がどこかおかしいことに気づく。すると関羽と張飛の前にテレポートして現れたのは三人を見て神童と霧野が声を上げる。
「誰だ!?」
「プロトコル・オメガか!?」
「フンッ! あんな奴らと一緒にするな」
不敵に笑ったのはラセツで、両隣にいるのがエシャルとシュテンだ。ラセツが指をパチンと鳴らすと足元にボールが現れたので、フェイは彼らが何をしようとするのかわかった。
「サッカーバトル!?」
「フッ……」
「わしの義兄弟に妖術をかけたのはお前らか! 待ってろ、関羽! 張飛! すぐにわしが助けてやる!」
「ダメです、劉備さん! 二人を助けるには、あいつらにサッカーバトルで勝つしかないんです!」
「サッカーバトル?」
瑞貴が関羽と張飛を助ける方法を教えるが、当然サッカーに縁がない劉備はわからない。その間にも部屋にはラインが引かれ両端にはゴールが現れた。
サッカーを知らない劉備に、信助は簡単に説明する。
「あの玉を、先に相手陣内にある枠の中に入れたほうが勝つ戦いです」
「ここは俺たちに任せて、劉備さんは見ていてください」
「それはできない! わしはこの手で関羽と張飛を助けると決めた! 決めた以上は必ず助ける!」
霧野が自分たちに任せるように言ったが、劉備はそれを拒否した。しかし大事な義兄弟を自分の手で助けたいという気持ちはわからなくもないので、神童は劉備をゴールに連れてGKをお願いする。
「それじゃあ、劉備さんにはキーパーをお願いします」
「キーパー?」
「この枠を守る役目です。枠の中に玉を入れられないよう、玉が飛んで来たら止めてください」
「オウッ! 任せておけ!」
「では、これを付けてください」
あとからゴールにやってきた瑞貴が差し出したのは、大人用であるGKのグローブだ。しかしそれすらも見たことのない劉備は目をパチクリする。