誓いはこの旗の元に
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しかし一番怒り出したのはプロトコル・オメガ3.0ではなく、神童からパスを受け取った霧野だ。
「いい加減にしてください!」
「おやおや、気に入らないのか? 余の作戦が」
「何が作戦ですか! いたずらに体力を消耗させているだけじゃないですか! ――天馬!」
行ったり来たりしては体力が減る一方だと霧野はシャルルに向かって怒り、エイナムが接触する前に天馬にボールを回した。
「よーし。じゃあ攻めろ」
「…………」
「こんの……チョロチョロしやがって!」
「っ!」
とりあえず攻める許可をもらったので天馬は走り出すと、ガンマもまたイライラしてやって来た。それに天馬はなんとしても突破しようとすると……なんとガンマを抜いたのだ。
「何っ!?」
「あっ!」
「「「「「!?」」」」」
「お~。抜けた抜けた」
「なんで?」
この状況は天馬自身もみんなも驚いていた。逆にシャルルは様子見するように額に手をかざして言っており、水鳥はどうして急に抜けたのかとびっくりしていた。
「あっ、もしかして!」
「フェイ!」
瑞貴が何かに気づいて声を上げる中、天馬は間のエイナムを超えてフェイにパスを出した。
「いけるぞ!」
「うん!」
今度もまたパスが繋がってフェイと天馬はチャンスだと走り出す。先ほどまでならあのパスもエイナムならカットしていただろうにと思った瑞貴は、どこか確信を持ってシャルルに話しかける。
「もしかして、わざと怒らせて相手の先を読む力を崩したんですか!?」
「ん? ――おっ、まさにその通り! 先の先の先の先を読む……これぞ、作戦というものぞよ。エッヘン!」
(買被り過ぎた? いや、天性の才なのか……?)
自分の計算通りと腰に手を当てて胸を張るシャルル。だが明らかに瑞貴の言葉で取って付けたように言ったので、瑞貴はシャルルの監督としての采配に一時は上がっていた株を下げてしまった。
天馬とフェイが前線へと駆け上がって行く。このままいけば絶好のチャンスなのは間違いない。
「決めてくれ……!」
神童たちは二人に同点の運命を委ねるが……前半終了のラッパが吹かれてしまった。
「いい加減にしてください!」
「おやおや、気に入らないのか? 余の作戦が」
「何が作戦ですか! いたずらに体力を消耗させているだけじゃないですか! ――天馬!」
行ったり来たりしては体力が減る一方だと霧野はシャルルに向かって怒り、エイナムが接触する前に天馬にボールを回した。
「よーし。じゃあ攻めろ」
「…………」
「こんの……チョロチョロしやがって!」
「っ!」
とりあえず攻める許可をもらったので天馬は走り出すと、ガンマもまたイライラしてやって来た。それに天馬はなんとしても突破しようとすると……なんとガンマを抜いたのだ。
「何っ!?」
「あっ!」
「「「「「!?」」」」」
「お~。抜けた抜けた」
「なんで?」
この状況は天馬自身もみんなも驚いていた。逆にシャルルは様子見するように額に手をかざして言っており、水鳥はどうして急に抜けたのかとびっくりしていた。
「あっ、もしかして!」
「フェイ!」
瑞貴が何かに気づいて声を上げる中、天馬は間のエイナムを超えてフェイにパスを出した。
「いけるぞ!」
「うん!」
今度もまたパスが繋がってフェイと天馬はチャンスだと走り出す。先ほどまでならあのパスもエイナムならカットしていただろうにと思った瑞貴は、どこか確信を持ってシャルルに話しかける。
「もしかして、わざと怒らせて相手の先を読む力を崩したんですか!?」
「ん? ――おっ、まさにその通り! 先の先の先の先を読む……これぞ、作戦というものぞよ。エッヘン!」
(買被り過ぎた? いや、天性の才なのか……?)
自分の計算通りと腰に手を当てて胸を張るシャルル。だが明らかに瑞貴の言葉で取って付けたように言ったので、瑞貴はシャルルの監督としての采配に一時は上がっていた株を下げてしまった。
天馬とフェイが前線へと駆け上がって行く。このままいけば絶好のチャンスなのは間違いない。
「決めてくれ……!」
神童たちは二人に同点の運命を委ねるが……前半終了のラッパが吹かれてしまった。