化身の脅威! 万能坂中!!
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円堂瑞貴と円堂守はフィフスセクターと戦う決意を雷門中サッカー部に告げる。共に戦うと決めたのは松風天馬、西園信助、神童拓人、三国太一、そして新たなメンバーは霧野蘭丸。
他のメンバーはフィフスセクターの恐ろしさもわかっており、南沢篤志が退部するという事態が起こったため、自分のサッカーを守るために五人の味方でいる気はなかった。挙げ句に彼らの邪魔をする気である。
二回戦の相手はシードがいる万能坂中で、勝敗は0対1で雷門の負けが決まっている。雷門中サッカー部にはシードの剣城京介が試合に出ることになり、開始早々にオウンゴールをしたのだ。予想外の事態に信助たちは驚いた。
「邪魔して来るとは思ったけど、まさかここまでしてくるなんて……!」
「まあまあってとこだな。あとは俺たちがやる……楽しみはみんなで分かち合わないとな」
「フッ、面白い……。見せてもらおうか。お前たちに雷門が潰せるかどうか」
(負けるもんか……!)
天河原中のキャプテンであり、フィフスセクターのシード・磯崎研磨。何かを仕掛けるとわかっていても天馬はあきらめない。
《中学サッカー日本一を決めるホーリーロード・関東Aブロック地区予選二回戦! 万能坂中対雷門中の試合は、開始早々まさかのオウンゴールで雷門が失点! 特典は1対0で万能坂中がリード! 追いつけるか雷門中!?》
オウンゴールを決めた剣城を霧野や車田剛一たち雷門中サッカー部は警戒していた。
「剣城は敵……味方の中に敵がいるってことか……!」
「こうなることは見えていたけどな」
(どうして監督は、剣城を試合に? 瑞貴さんも止めなかったし……)
剣城投入の許可を出したのは円堂だ。瑞貴も反対があれば止めていただろうし、神童は二人の意図がわからなかった。
「神童、あきらめんなら今だぜ? 今なら指示通り、1対0で負けることができる」
「いや、俺は決めたんだ。ホーリーロードで優勝して本当のサッカーを取り戻す!」
(そんなことさせるかよ!)
フィフスセクターに逆らえば廃部になったり、サッカーをすることができなくなる。倉間典人はそれをなんとしてでも阻止しようとしていた。
ゴールにいる三国は、不意を突かれたとはいえ止められなかったことに悔しく思って拳を手の平に当てた。
「クッ……! これ以上、点は入れさせない!」
神童は天馬にも顔を向けると彼も頷いていた。味方にも敵がいようが、他のメンバーが反対しようが、二人共どうするか考えた末に戦うと決めたのだ。
ホイッスルが鳴って試合再開。鞍馬からボールを受け取った神童は剣城を一瞥すると、うしろにいる天馬にパスを回す。
「天馬!」
「何!?」
自分にパスを回すとは思わなかったのか、倉間は驚いた。そして神童からボールを受け取った天馬はドリブルで上がって行く。
「いけー! 天馬ー!」
「天馬! がんばって!」
ベンチにいる瀬戸水鳥も空野葵も懸命に応援し、天馬の前には逆崎無限がボールを奪取しようと来る。
「もらった!」
「そよかぜステップ!」
天馬は得意の必殺技でかわしたが、フォローに入っていた磯崎にボールを奪われてしまう。浜野海士のいるサイドから白都聖志郎が上がって行き、前線にパスを出すのかと警戒していたが……。
「シュート!」
「えっ!? うわあ!」
「「浜野/先輩!」」
なんと磯崎は浜野にボールをぶつけた。その衝撃でクリアするものの、言葉通りのシュートだったので神童と天馬を始め、複数の雷門中メンバーは浜野に駆け寄る。
他のメンバーはフィフスセクターの恐ろしさもわかっており、南沢篤志が退部するという事態が起こったため、自分のサッカーを守るために五人の味方でいる気はなかった。挙げ句に彼らの邪魔をする気である。
二回戦の相手はシードがいる万能坂中で、勝敗は0対1で雷門の負けが決まっている。雷門中サッカー部にはシードの剣城京介が試合に出ることになり、開始早々にオウンゴールをしたのだ。予想外の事態に信助たちは驚いた。
「邪魔して来るとは思ったけど、まさかここまでしてくるなんて……!」
「まあまあってとこだな。あとは俺たちがやる……楽しみはみんなで分かち合わないとな」
「フッ、面白い……。見せてもらおうか。お前たちに雷門が潰せるかどうか」
(負けるもんか……!)
天河原中のキャプテンであり、フィフスセクターのシード・磯崎研磨。何かを仕掛けるとわかっていても天馬はあきらめない。
《中学サッカー日本一を決めるホーリーロード・関東Aブロック地区予選二回戦! 万能坂中対雷門中の試合は、開始早々まさかのオウンゴールで雷門が失点! 特典は1対0で万能坂中がリード! 追いつけるか雷門中!?》
オウンゴールを決めた剣城を霧野や車田剛一たち雷門中サッカー部は警戒していた。
「剣城は敵……味方の中に敵がいるってことか……!」
「こうなることは見えていたけどな」
(どうして監督は、剣城を試合に? 瑞貴さんも止めなかったし……)
剣城投入の許可を出したのは円堂だ。瑞貴も反対があれば止めていただろうし、神童は二人の意図がわからなかった。
「神童、あきらめんなら今だぜ? 今なら指示通り、1対0で負けることができる」
「いや、俺は決めたんだ。ホーリーロードで優勝して本当のサッカーを取り戻す!」
(そんなことさせるかよ!)
フィフスセクターに逆らえば廃部になったり、サッカーをすることができなくなる。倉間典人はそれをなんとしてでも阻止しようとしていた。
ゴールにいる三国は、不意を突かれたとはいえ止められなかったことに悔しく思って拳を手の平に当てた。
「クッ……! これ以上、点は入れさせない!」
神童は天馬にも顔を向けると彼も頷いていた。味方にも敵がいようが、他のメンバーが反対しようが、二人共どうするか考えた末に戦うと決めたのだ。
ホイッスルが鳴って試合再開。鞍馬からボールを受け取った神童は剣城を一瞥すると、うしろにいる天馬にパスを回す。
「天馬!」
「何!?」
自分にパスを回すとは思わなかったのか、倉間は驚いた。そして神童からボールを受け取った天馬はドリブルで上がって行く。
「いけー! 天馬ー!」
「天馬! がんばって!」
ベンチにいる瀬戸水鳥も空野葵も懸命に応援し、天馬の前には逆崎無限がボールを奪取しようと来る。
「もらった!」
「そよかぜステップ!」
天馬は得意の必殺技でかわしたが、フォローに入っていた磯崎にボールを奪われてしまう。浜野海士のいるサイドから白都聖志郎が上がって行き、前線にパスを出すのかと警戒していたが……。
「シュート!」
「えっ!? うわあ!」
「「浜野/先輩!」」
なんと磯崎は浜野にボールをぶつけた。その衝撃でクリアするものの、言葉通りのシュートだったので神童と天馬を始め、複数の雷門中メンバーは浜野に駆け寄る。