鎧の少女
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それから練習方法を変えて、天馬とフェイを中心に実戦練習を始める。すると賑やかな声が聞こえて来たのか、屋上から私服姿のジャンヌが顔を出して声をかけた。
「何をしているのですかー?」
「ジャンヌさん!」
「サッカーです!」
「サッカー?」
ジャンヌの声に気づいてフェイや天馬たちは顔を上げてそう答えると、サッカーを知らないジャンヌは不思議そうな顔をする。
「はい! 俺たちの一番大切なモノです!」
「一番…大切なモノ……?」
「そうです。俺たちはサッカーを守るためにここへ来たんです」
「…………?」
神童も加わって自分たちの目的を説明する。だけどその意図はジャンヌにはわからない。
「そのために、時空を超えて――」
「天馬」
「!」
天馬はタイムジャンプのことを話そうとしたが、神童がそれを制して少し誤魔化しつつ自分で話す。
「今は説明してもわかってもらえないと思います。でも、あなたの力が必要なんです」
「……サッカーとは、そんなに大切なモノなんですか?」
「はい! スゴく楽しくて、熱くなれるスポーツなんです!」
「…………」
「そうだ! こういうの知ってます?」
天馬はジャンヌに見せるようにリフティングを始めた。ボールを自由自在に操って最後にヘディングでボールをキープするその様子に、ジャンヌは感嘆の声を漏らす。
「わあっ……!」
「こういうことも、できますよっ!」
続いて天馬はフェイにヘディングパスし、フェイは輝へと、みんなジャンヌに見せるよう軽やかにパス回しをしていく。
「スゴい……! サッカーって、面白そう!」
興味が湧いて来たのかジャンヌは中庭に降りて行き、マネージャー組と共にベンチで見学を始めた。
それからは雷門イレブンは通常の練習を再開するため、勢いを取り戻して時折激しさも増していく。その中で霧野は顔をうつむけて動きを止めた。
「…………」
「霧野!」
「っ!」
「…………」
神童に呼ばれて霧野は動き出すと、そんな彼が気になったのかジャンヌはまた眼鏡を動かして度を合わせようとしていた。
――しばらく経って瑞貴が休憩の合図を出し、マネージャーたちは選手にタオルを渡す。しかも今回はそれだけではない。
「あの、これどうぞ」
「「「「「わあっ!」」」」」
ジャンヌが差し出したキャンディを、練習のあとの甘い物が欠かせない選手たちは喜んで受け取って食べ始める。
「ジャンヌさん、ありがとうございます」
「あんた気が利くじゃん! 気に入ったぜ!」
「えっと、私はみなさんのことがもっと知りたくて……!」
「ジャンヌさん。キャンディを渡す『心配り』って言ってましたよね。それ、スゴくいいと思います!」
「本当ですか!?」
「私たち、いい友達になれそうな気がしません?」
「わあっ、友達……! そうですね!」
瑞貴や水鳥や葵を中心にジャンヌとほのぼの会話をしていると、ワンダバはチャンスとばかりにミキシマックスガンを構えていた。
「今だ!」
ワンダバがジャンヌと黄名子にそれぞれ撃ってみた。だがオーラを取るどころか信長のようにバリアを張られたわけでもなく、全く反応しなかったのでワンダバは目をパチクリする。
「あれ?」
「えっ?」
「「「「「!」」」」」
「わー! ダメー!」
何かされたと思ったのかジャンヌがワンダバに向かって振り向いたので、天馬とマネージャー組と瑞貴は慌ててワンダバを取り押さえた。
「見つかったらどうすんだよ!」
「絶対敵だと思われちゃう……!」
「オーラが取れなかった……」
「「えっ?」」
ワンダバの呟きに瑞貴と葵は不思議そうに思うと、瑞貴のポケットから円堂大介が出てきた。
「何をしているのですかー?」
「ジャンヌさん!」
「サッカーです!」
「サッカー?」
ジャンヌの声に気づいてフェイや天馬たちは顔を上げてそう答えると、サッカーを知らないジャンヌは不思議そうな顔をする。
「はい! 俺たちの一番大切なモノです!」
「一番…大切なモノ……?」
「そうです。俺たちはサッカーを守るためにここへ来たんです」
「…………?」
神童も加わって自分たちの目的を説明する。だけどその意図はジャンヌにはわからない。
「そのために、時空を超えて――」
「天馬」
「!」
天馬はタイムジャンプのことを話そうとしたが、神童がそれを制して少し誤魔化しつつ自分で話す。
「今は説明してもわかってもらえないと思います。でも、あなたの力が必要なんです」
「……サッカーとは、そんなに大切なモノなんですか?」
「はい! スゴく楽しくて、熱くなれるスポーツなんです!」
「…………」
「そうだ! こういうの知ってます?」
天馬はジャンヌに見せるようにリフティングを始めた。ボールを自由自在に操って最後にヘディングでボールをキープするその様子に、ジャンヌは感嘆の声を漏らす。
「わあっ……!」
「こういうことも、できますよっ!」
続いて天馬はフェイにヘディングパスし、フェイは輝へと、みんなジャンヌに見せるよう軽やかにパス回しをしていく。
「スゴい……! サッカーって、面白そう!」
興味が湧いて来たのかジャンヌは中庭に降りて行き、マネージャー組と共にベンチで見学を始めた。
それからは雷門イレブンは通常の練習を再開するため、勢いを取り戻して時折激しさも増していく。その中で霧野は顔をうつむけて動きを止めた。
「…………」
「霧野!」
「っ!」
「…………」
神童に呼ばれて霧野は動き出すと、そんな彼が気になったのかジャンヌはまた眼鏡を動かして度を合わせようとしていた。
――しばらく経って瑞貴が休憩の合図を出し、マネージャーたちは選手にタオルを渡す。しかも今回はそれだけではない。
「あの、これどうぞ」
「「「「「わあっ!」」」」」
ジャンヌが差し出したキャンディを、練習のあとの甘い物が欠かせない選手たちは喜んで受け取って食べ始める。
「ジャンヌさん、ありがとうございます」
「あんた気が利くじゃん! 気に入ったぜ!」
「えっと、私はみなさんのことがもっと知りたくて……!」
「ジャンヌさん。キャンディを渡す『心配り』って言ってましたよね。それ、スゴくいいと思います!」
「本当ですか!?」
「私たち、いい友達になれそうな気がしません?」
「わあっ、友達……! そうですね!」
瑞貴や水鳥や葵を中心にジャンヌとほのぼの会話をしていると、ワンダバはチャンスとばかりにミキシマックスガンを構えていた。
「今だ!」
ワンダバがジャンヌと黄名子にそれぞれ撃ってみた。だがオーラを取るどころか信長のようにバリアを張られたわけでもなく、全く反応しなかったのでワンダバは目をパチクリする。
「あれ?」
「えっ?」
「「「「「!」」」」」
「わー! ダメー!」
何かされたと思ったのかジャンヌがワンダバに向かって振り向いたので、天馬とマネージャー組と瑞貴は慌ててワンダバを取り押さえた。
「見つかったらどうすんだよ!」
「絶対敵だと思われちゃう……!」
「オーラが取れなかった……」
「「えっ?」」
ワンダバの呟きに瑞貴と葵は不思議そうに思うと、瑞貴のポケットから円堂大介が出てきた。