来たぞ! 信長の町!!
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「二人のオーラが同調しきれていないんじゃよ。ミキシマックスするには両者の相性が合うことが前提じゃ。さらに受け側にはそのオーラを抱え込めるだけの能力が必要になるのじゃ」
「でも、ワンダバが採取してきた恐竜のオーラとは融合できたよ?」
「恐竜のオーラよりも信長のオーラは強く大きい。ミキシマックスガンのメモリー内にも入りきらない。それを受け取る力のある者が、この場で直接受け取らねばならないのじゃ」
恐竜の王とも呼ばれるティラノサウルスよりも強く大きいオーラを受け取らなければならない。そのための方法を神童は尋ねる。
「どうすれば……?」
「その力を抱え込めるだけの能力を身に付けよ。つまり、特訓しかないじゃろうな」
「特訓……!」
「それもただの特訓ではダメじゃ。信長という人物を理解し、その一部を自分に取り込むイメージを持てるように特訓せねばならない。何せ、ミキシマックスは二つの命の融合なのじゃからな」
「命の融合……」
アルノの説明を神童だけでなく他のメンバー……特に選手たちは真剣な表情で聞いていた。自分たちも時空最強イレブンのメンバーに選ばれる可能性もあるなら、歴史上の大人物のオーラを受け取らねばならないのだから。
「わかりました! 俺、特訓して信長とのミキシマックスを成功させます!」
「よくぞ言った! よし、あとはどうすれば信長と会えるかだ……」
「今日みたいなことがあればいいんだけど……」
「――拓人様ー!」
「お勝さん?」
ワンダバと瑞貴が両腕を組んで悩んでいると、お勝が大声で叫びながら紙を巻いたモノを背負って走って来た。その様子に神童は何事なのかと思う。
「どうしたんですか? そんなに慌てて」
「も、もう一度会えるかもしれません! 信長様に!」
「えっ! 会えるって!?」
「さっき、町番頭さんからのお達しで……私、信長様が開かれる花見の宴の料理を運ぶ役に選ばれたんです!」
「花見の宴……」
「あっ、それだー!」
「えっ!?」
いきなり大声を上げたワンダバにお勝は驚きの声を上げた。
河原にあった四角い大きな石を机替わりにし、ワンダバはお勝が持って来た紙を広げる。その内容は花見の宴の会場となる見取り図だった。
「信長に会うには、この花見の宴に乱入するしかなーい! そして、これは宴の会場……花見通り広場だ。ここに入り込むことができれば、再びミキシマックスのチャンスが来る! 見ろ、この場所に信長が座る。でもって他の侍たちが座るのはここ――」
「勝!」
見取り図を枝でつつきながらワンダバが説明する中、お勝の名を呼んで駆けて来たのはお勝の母親だ。さっき来たお勝とは違って特に慌てている上に焦りの表情が見える。
「どうした、おっかあ?」
「太助がいなくなっちまった!」
「太助が!?」
「男たちに連れて行かれる所を見た人がいて……!」
「そんな!」
「まさか、昨日の!」
「白鹿組の人さらいか!」
二人の会話を聞いて天馬は目を見開き、瑞貴と神童は昨日五郎太をさらおうとした白鹿組だと気づいた。
「すぐに助けに行かなきゃ!」
「だが、奴らの居場所は?」
「そっか……」
すぐに行かんと天馬が拳を握り締めるも、剣城の言った通り自分たちは白鹿組の居場所を知らない。手掛かりがないと信助は落ち込むと……。
「藤吉郎さんに来てもらおう。何か知ってるかも」
「そうか! 藤吉郎さんなら!」
神童の言葉に名案だと天馬は表情を明るくした。
――それから藤吉郎の案内で着いた場所は、町から離れて崖の下にある大きめの屋敷だった。カラスが集まっているし、入口には大きな鹿の骨があっていかにもな屋敷である。
「たのもー!」
「「「「「ん?」」」」」
さっそく錦が簾を横に引くと、十一人の男たちがこちらに気づいた。中には昨日会った二人の男もいる。
「太助を返せ!」
ボッ……!
「あっ!」
「お前は!」
奥の高座の両脇にある蝋燭の火が勝手に灯ると、フェイと天馬が声を上げた。
「あら。私たちに勝てたら、返してあげちゃおっかな~?」
高座で優雅に肘当てに肘を立てて座っていたのは、赤い着物を着て黒いローブを被ったベータだった。
――スフィアデバイスのフィールドメイクモードにより、広場へ白線が引かれゴールが現れた。雷門イレブンは天馬たちを除いて残りの五人には佐助たちが入り、今回瑞貴はベンチとなる。相手の白鹿組もベータが監督することになった。
それぞれに緊張が走る中、運命のキックオフの合図を待つ。
☆コーチの 今日の格言☆
何事もまず体調管理は一番大事だよ。
以上!!
「でも、ワンダバが採取してきた恐竜のオーラとは融合できたよ?」
「恐竜のオーラよりも信長のオーラは強く大きい。ミキシマックスガンのメモリー内にも入りきらない。それを受け取る力のある者が、この場で直接受け取らねばならないのじゃ」
恐竜の王とも呼ばれるティラノサウルスよりも強く大きいオーラを受け取らなければならない。そのための方法を神童は尋ねる。
「どうすれば……?」
「その力を抱え込めるだけの能力を身に付けよ。つまり、特訓しかないじゃろうな」
「特訓……!」
「それもただの特訓ではダメじゃ。信長という人物を理解し、その一部を自分に取り込むイメージを持てるように特訓せねばならない。何せ、ミキシマックスは二つの命の融合なのじゃからな」
「命の融合……」
アルノの説明を神童だけでなく他のメンバー……特に選手たちは真剣な表情で聞いていた。自分たちも時空最強イレブンのメンバーに選ばれる可能性もあるなら、歴史上の大人物のオーラを受け取らねばならないのだから。
「わかりました! 俺、特訓して信長とのミキシマックスを成功させます!」
「よくぞ言った! よし、あとはどうすれば信長と会えるかだ……」
「今日みたいなことがあればいいんだけど……」
「――拓人様ー!」
「お勝さん?」
ワンダバと瑞貴が両腕を組んで悩んでいると、お勝が大声で叫びながら紙を巻いたモノを背負って走って来た。その様子に神童は何事なのかと思う。
「どうしたんですか? そんなに慌てて」
「も、もう一度会えるかもしれません! 信長様に!」
「えっ! 会えるって!?」
「さっき、町番頭さんからのお達しで……私、信長様が開かれる花見の宴の料理を運ぶ役に選ばれたんです!」
「花見の宴……」
「あっ、それだー!」
「えっ!?」
いきなり大声を上げたワンダバにお勝は驚きの声を上げた。
河原にあった四角い大きな石を机替わりにし、ワンダバはお勝が持って来た紙を広げる。その内容は花見の宴の会場となる見取り図だった。
「信長に会うには、この花見の宴に乱入するしかなーい! そして、これは宴の会場……花見通り広場だ。ここに入り込むことができれば、再びミキシマックスのチャンスが来る! 見ろ、この場所に信長が座る。でもって他の侍たちが座るのはここ――」
「勝!」
見取り図を枝でつつきながらワンダバが説明する中、お勝の名を呼んで駆けて来たのはお勝の母親だ。さっき来たお勝とは違って特に慌てている上に焦りの表情が見える。
「どうした、おっかあ?」
「太助がいなくなっちまった!」
「太助が!?」
「男たちに連れて行かれる所を見た人がいて……!」
「そんな!」
「まさか、昨日の!」
「白鹿組の人さらいか!」
二人の会話を聞いて天馬は目を見開き、瑞貴と神童は昨日五郎太をさらおうとした白鹿組だと気づいた。
「すぐに助けに行かなきゃ!」
「だが、奴らの居場所は?」
「そっか……」
すぐに行かんと天馬が拳を握り締めるも、剣城の言った通り自分たちは白鹿組の居場所を知らない。手掛かりがないと信助は落ち込むと……。
「藤吉郎さんに来てもらおう。何か知ってるかも」
「そうか! 藤吉郎さんなら!」
神童の言葉に名案だと天馬は表情を明るくした。
――それから藤吉郎の案内で着いた場所は、町から離れて崖の下にある大きめの屋敷だった。カラスが集まっているし、入口には大きな鹿の骨があっていかにもな屋敷である。
「たのもー!」
「「「「「ん?」」」」」
さっそく錦が簾を横に引くと、十一人の男たちがこちらに気づいた。中には昨日会った二人の男もいる。
「太助を返せ!」
ボッ……!
「あっ!」
「お前は!」
奥の高座の両脇にある蝋燭の火が勝手に灯ると、フェイと天馬が声を上げた。
「あら。私たちに勝てたら、返してあげちゃおっかな~?」
高座で優雅に肘当てに肘を立てて座っていたのは、赤い着物を着て黒いローブを被ったベータだった。
――スフィアデバイスのフィールドメイクモードにより、広場へ白線が引かれゴールが現れた。雷門イレブンは天馬たちを除いて残りの五人には佐助たちが入り、今回瑞貴はベンチとなる。相手の白鹿組もベータが監督することになった。
それぞれに緊張が走る中、運命のキックオフの合図を待つ。
☆コーチの 今日の格言☆
何事もまず体調管理は一番大事だよ。
以上!!