探し出せ! 時空最強イレブン!!
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「こ、この刀、貸してください!」
「「えっ!?」」
「天馬!?」
「ええっ!?」
まさか刀を指差して直球に頼んだ天馬の行動に、瑞貴も信助も葵も驚きの声を上げた。案の定女性も驚いている。
「お願いします! どうしてもこの刀が必要なんです! 必ずお返ししますから!」
「……どうして、必要なの?」
「それは……――サッカーを取り戻すために!」
「っ、サッカーを取り戻す?」
「ダメだよ、天馬!」
「今、『サッカーのため』だなんて言ったら、絶対貸してもらえないよ!」
「サッカー禁止令のこと、忘れたの?」
「あっ……」
「フフッ」
またも直球に言う天馬に慌てて信助と葵と瑞貴は小声で制した。しかし女性は怒ることもなく、周りに誰もいないことを確認すると天馬と信助を見る。
「雷門中の松風くんと西園くんね」
「「えっ?」」
学校は制服を見ればわかるだろうが、まさか名前を知っていると思わなかった天馬と信助は不思議に思った。女性は少し屈むと手の甲を口元に当てて話し始める。
「実は私、女子サッカーの代表チームでキャプテンだったこともあるのよ」
「「「「あっ!」」」」
この女性がサッカー好きの人だとわかり、四人はさっきまで張りつめていた緊張が少し解けて顔がほころぶ。
「見てたわよ、全国大会でのあなたたちの活躍! サッカーファンを熱くさせてくれてありがとう! でも……サッカー禁止令だなんて……あんな……」
サッカー禁止令という法律が現れて、この女性のように多くのサッカーファンに悲しみを与えた。
「サッカーを、取り戻すのね?」
「はい!」
「――よろしい、貸してあげましょう!」
「えっ!? ホントですか!?」
「ええ。この刀がどのように役立つかわからないけど、あなたたちを信じます。絶対サッカーを取り戻してね!」
「「「やったー!」」」
「ありがとうございます!」
天馬と信助と葵は喜びの声を上げ、瑞貴は女性に深々と礼をした。それを見た女性は瑞貴に声をかける。
「そういえばあなた、女子サッカーの発展となった井上瑞貴選手の中学時代にそっくりね」
「えっ!」
「私、彼女のファンなのよ。女子サッカーの代表チームになったのも彼女がキッカケでね。そっくりどころか瓜二つと言っても過言じゃないけど、親戚か何かかしら?」
「そ、そうなんです!」
「「「アハハハ……」」」
まさかこの女性が自分のファンだと思わなかったので、瑞貴は嬉しくも思ったが誤魔化すため複雑でもあった。その様子に他の三人も苦笑するしかない。
☆☆☆☆☆
他のメンバーをキャラバンに呼び出し、準備を終えたのを確認するとワンダバは刀をセットした。
「アーティファクトセット完了! ワームホール周期確認! タイムジャンプ5秒前! 4…3…2…1! ターイムジャ――ンプッ!!」
キャラバンはワームホールの中に入った。目指すは織田信長のいる戦国時代だ。
(絶対集めるんだ……時空最強イレブンを!)
(守とサッカーを取り戻し、私と大介さんを元に戻すためにも!)
天馬と瑞貴の心情は、ここにいる誰もが思っていることだろう。そのためにエルドラドを倒すのだ。
☆☆☆☆☆
ワームホールをしばらく進むと、出口を見つけたキャラバンは飛び出した。
「着いたぞ、諸君!」
「ここが……!」
「戦国時代の愛知県……!」
ワンダバのいる運転席の横から、天馬と瑞貴は現代とは全く違う景色を見て声を漏らした。
☆コーチの 今日の格言☆
地面だけじゃなく、空中もフィールドの一部ってことだね!
以上!!
「「えっ!?」」
「天馬!?」
「ええっ!?」
まさか刀を指差して直球に頼んだ天馬の行動に、瑞貴も信助も葵も驚きの声を上げた。案の定女性も驚いている。
「お願いします! どうしてもこの刀が必要なんです! 必ずお返ししますから!」
「……どうして、必要なの?」
「それは……――サッカーを取り戻すために!」
「っ、サッカーを取り戻す?」
「ダメだよ、天馬!」
「今、『サッカーのため』だなんて言ったら、絶対貸してもらえないよ!」
「サッカー禁止令のこと、忘れたの?」
「あっ……」
「フフッ」
またも直球に言う天馬に慌てて信助と葵と瑞貴は小声で制した。しかし女性は怒ることもなく、周りに誰もいないことを確認すると天馬と信助を見る。
「雷門中の松風くんと西園くんね」
「「えっ?」」
学校は制服を見ればわかるだろうが、まさか名前を知っていると思わなかった天馬と信助は不思議に思った。女性は少し屈むと手の甲を口元に当てて話し始める。
「実は私、女子サッカーの代表チームでキャプテンだったこともあるのよ」
「「「「あっ!」」」」
この女性がサッカー好きの人だとわかり、四人はさっきまで張りつめていた緊張が少し解けて顔がほころぶ。
「見てたわよ、全国大会でのあなたたちの活躍! サッカーファンを熱くさせてくれてありがとう! でも……サッカー禁止令だなんて……あんな……」
サッカー禁止令という法律が現れて、この女性のように多くのサッカーファンに悲しみを与えた。
「サッカーを、取り戻すのね?」
「はい!」
「――よろしい、貸してあげましょう!」
「えっ!? ホントですか!?」
「ええ。この刀がどのように役立つかわからないけど、あなたたちを信じます。絶対サッカーを取り戻してね!」
「「「やったー!」」」
「ありがとうございます!」
天馬と信助と葵は喜びの声を上げ、瑞貴は女性に深々と礼をした。それを見た女性は瑞貴に声をかける。
「そういえばあなた、女子サッカーの発展となった井上瑞貴選手の中学時代にそっくりね」
「えっ!」
「私、彼女のファンなのよ。女子サッカーの代表チームになったのも彼女がキッカケでね。そっくりどころか瓜二つと言っても過言じゃないけど、親戚か何かかしら?」
「そ、そうなんです!」
「「「アハハハ……」」」
まさかこの女性が自分のファンだと思わなかったので、瑞貴は嬉しくも思ったが誤魔化すため複雑でもあった。その様子に他の三人も苦笑するしかない。
☆☆☆☆☆
他のメンバーをキャラバンに呼び出し、準備を終えたのを確認するとワンダバは刀をセットした。
「アーティファクトセット完了! ワームホール周期確認! タイムジャンプ5秒前! 4…3…2…1! ターイムジャ――ンプッ!!」
キャラバンはワームホールの中に入った。目指すは織田信長のいる戦国時代だ。
(絶対集めるんだ……時空最強イレブンを!)
(守とサッカーを取り戻し、私と大介さんを元に戻すためにも!)
天馬と瑞貴の心情は、ここにいる誰もが思っていることだろう。そのためにエルドラドを倒すのだ。
☆☆☆☆☆
ワームホールをしばらく進むと、出口を見つけたキャラバンは飛び出した。
「着いたぞ、諸君!」
「ここが……!」
「戦国時代の愛知県……!」
ワンダバのいる運転席の横から、天馬と瑞貴は現代とは全く違う景色を見て声を漏らした。
☆コーチの 今日の格言☆
地面だけじゃなく、空中もフィールドの一部ってことだね!
以上!!