探し出せ! 時空最強イレブン!!
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〈なるほど、お前さんたちなら可能だ! 時空最強が実現するのか……ワクワクしてきたわい!〉
「よし、やるぞ!」
「「「「「うん!」」」」」
神童のかけ声に天馬たちは力強く頷いた。次なる目標は――時空最強イレブンを実現させることだ。
☆☆☆☆☆
大介も一緒に連れて行き、キャラバンは現代の鉄塔広場に戻った。どうやら鬼道はここで雷門イレブンと別れるらしい。
「時空最強イレブンは任せたぞ。俺は、他に円堂を助ける方法がないか探ってみる」
「「「「「はい!」」」」」
「瑞貴、天馬たちを任せたぞ」
「わかった!」
「絶対に取り戻そう……円堂監督を! そして、大介さんを!」
「うん。まずは、信長に繋がるアーティファクトを探さないとね」
天馬とフェイはお互いの顔を見合わせてそう言う。そして織田信長のいる戦国時代に行くため、手分けしてアーティファクトを探すことになった。
フェイとワンダバはキャラバンのコンピュータで、神童は自宅で錦と剣城とネットで、水鳥と茜は骨董品店へ、天馬と葵と信助は学校の図書室で、瑞貴と大介は図書館の人がない本棚に隠れてそれぞれ調べていた。
織田信長――西暦1534年、今の愛知県である尾張の国に生まれる。幼い頃は常識外れで『うつけもの』と呼ばれていた。当時まだ珍しかった『鉄砲』を用いた戦術を編み出す。また様々な文化に興味を持ち、茶道にも大きな関心を示していた。そして室町幕府を滅ぼし、戦国時代の終結に大きな影響を与えたのだ。
「確かに織田信長の力は司令塔にぴったりですね」
〈そうじゃろうそうじゃろう〉
「だけど、どれがアーティファクトになるのか……」
〈おい、瑞貴! あれを見ろ!〉
「えっ?」
大介が示した先に瑞貴は顔を向けると、『織田信長とその軌跡』というチラシが目に入った。どうやら稲妻町の歴史館で信長の刀が展示されているらしい。
〈間違いなくアーティファクトとやらになるじゃろう〉
「だけど貸してくれるかどうか……」
〈今の所、他に手掛かりはないし何事も行ってみんとわからん! 実行あるのみじゃ!〉
――チラシをもらって大介をポケットに入れて瑞貴は歴史館に向かうと、ちょうどその入口で天馬と信助と葵を見つけた。
「天馬! 信助! 葵ちゃん!」
「瑞貴さん!」
「あっ! そのチラシ、もしかして瑞貴さんもそれを見てここへ?」
「うん。どうやらその様子を見るとそっちも同じのようだね」
「じゃあ一緒に入りましょう!」
四人は歴史館の中に入り、壁際のショーケースの中で並んでいる内の一つ――信長の刀を見つけた。
「これが織田信長の使ってた刀なのか!」
「これならアーティファクトになるよね!」
「うん!」
「でも、持ち出しなんてできないよね……」
「ただでさえ歴史的価値のある刀だからね……」
天馬と信助はアーティファクトを見つけたと喜んでいたが、葵と瑞貴の言う通り拝借は見込めそうにない。……その様子をとある女性が見ていたと知らずに。
――考えている内に昼過ぎに来ていたはずなのにもう三時半を過ぎていた。だが、それに気づかないまま四人は未だに刀を見ながら悩んでいた。
「君たち」
「「「「えっ?」」」」
話しかけて来たのは知らない女性だったが、スタッフ証を首から下げている当たり歴史館の関係者のようだ。彼女は先ほど刀を見て悩んでいた四人を見つめていた者である。
「その刀に興味があるようね」
「えっ、あっ……」
「さっきからその刀をずーっとその刀ばかり見てるじゃない」
「それは……その……」
瑞貴と葵と信助は気まずそうに顔を見合わせた。まさか『刀を持ち出したいから』などと言えるはずもない。しかし……。
「よし、やるぞ!」
「「「「「うん!」」」」」
神童のかけ声に天馬たちは力強く頷いた。次なる目標は――時空最強イレブンを実現させることだ。
☆☆☆☆☆
大介も一緒に連れて行き、キャラバンは現代の鉄塔広場に戻った。どうやら鬼道はここで雷門イレブンと別れるらしい。
「時空最強イレブンは任せたぞ。俺は、他に円堂を助ける方法がないか探ってみる」
「「「「「はい!」」」」」
「瑞貴、天馬たちを任せたぞ」
「わかった!」
「絶対に取り戻そう……円堂監督を! そして、大介さんを!」
「うん。まずは、信長に繋がるアーティファクトを探さないとね」
天馬とフェイはお互いの顔を見合わせてそう言う。そして織田信長のいる戦国時代に行くため、手分けしてアーティファクトを探すことになった。
フェイとワンダバはキャラバンのコンピュータで、神童は自宅で錦と剣城とネットで、水鳥と茜は骨董品店へ、天馬と葵と信助は学校の図書室で、瑞貴と大介は図書館の人がない本棚に隠れてそれぞれ調べていた。
織田信長――西暦1534年、今の愛知県である尾張の国に生まれる。幼い頃は常識外れで『うつけもの』と呼ばれていた。当時まだ珍しかった『鉄砲』を用いた戦術を編み出す。また様々な文化に興味を持ち、茶道にも大きな関心を示していた。そして室町幕府を滅ぼし、戦国時代の終結に大きな影響を与えたのだ。
「確かに織田信長の力は司令塔にぴったりですね」
〈そうじゃろうそうじゃろう〉
「だけど、どれがアーティファクトになるのか……」
〈おい、瑞貴! あれを見ろ!〉
「えっ?」
大介が示した先に瑞貴は顔を向けると、『織田信長とその軌跡』というチラシが目に入った。どうやら稲妻町の歴史館で信長の刀が展示されているらしい。
〈間違いなくアーティファクトとやらになるじゃろう〉
「だけど貸してくれるかどうか……」
〈今の所、他に手掛かりはないし何事も行ってみんとわからん! 実行あるのみじゃ!〉
――チラシをもらって大介をポケットに入れて瑞貴は歴史館に向かうと、ちょうどその入口で天馬と信助と葵を見つけた。
「天馬! 信助! 葵ちゃん!」
「瑞貴さん!」
「あっ! そのチラシ、もしかして瑞貴さんもそれを見てここへ?」
「うん。どうやらその様子を見るとそっちも同じのようだね」
「じゃあ一緒に入りましょう!」
四人は歴史館の中に入り、壁際のショーケースの中で並んでいる内の一つ――信長の刀を見つけた。
「これが織田信長の使ってた刀なのか!」
「これならアーティファクトになるよね!」
「うん!」
「でも、持ち出しなんてできないよね……」
「ただでさえ歴史的価値のある刀だからね……」
天馬と信助はアーティファクトを見つけたと喜んでいたが、葵と瑞貴の言う通り拝借は見込めそうにない。……その様子をとある女性が見ていたと知らずに。
――考えている内に昼過ぎに来ていたはずなのにもう三時半を過ぎていた。だが、それに気づかないまま四人は未だに刀を見ながら悩んでいた。
「君たち」
「「「「えっ?」」」」
話しかけて来たのは知らない女性だったが、スタッフ証を首から下げている当たり歴史館の関係者のようだ。彼女は先ほど刀を見て悩んでいた四人を見つめていた者である。
「その刀に興味があるようね」
「えっ、あっ……」
「さっきからその刀をずーっとその刀ばかり見てるじゃない」
「それは……その……」
瑞貴と葵と信助は気まずそうに顔を見合わせた。まさか『刀を持ち出したいから』などと言えるはずもない。しかし……。