探し出せ! 時空最強イレブン!!
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〈ああ教えてもいいが、これはわしがサッカーに描いた究極の夢だ。何しろ集めるのは絶対に不可能なメンバーなのだからな。それでも聞きたいか?〉
「はい!」
〈そうか……。では、教えよう〉
天馬が迷いもなく答えてくれたので、その強い瞳に大介は応えるために覇者の聖典の内容を発表する。
一の力――人を見抜き、大局を見抜く、静と動を合わせ持つ、真実のゲームメーカー。
二の力――仲間の勇気を奮い立たせ、鉄壁の守りに変える、カリスマDF。
三の力――未来をも見通す状況推理能力で敵の急所を突く、正確無比のMF。
四の力――大国を治める力、強靭な行動力と実力行使を持つ、鉄壁のキーパー。
五の力――海のように広い心で攻守を繋ぐ架け橋となる、スーパートリッキーMF。
六の力――稲妻のように素早く切り込む速さ、電光石火のスピードストライカー。
七の力――自由自在に空間を生かす、空を生かすフライング・DF。
八の力――太古の力を宿し、その牙の力は海を割る。ダイナミックMF。
九の力――野獣の獰猛さと賢者の頭脳を持つ、ファンタジックリベロ。
十の力――絶対的な勇気と揺るぎない実行力で、大地をも味方にするキングオブMF
十一の力――灼熱の熱風と激震する雷鳴の力で全てを貫く、オールラウンドプレーヤー。
〈以上、これがわしの考えた史上最強イレブンの条件だ〉
「「「「「…………」」」」」
覇者の聖典の内容を大介の口から告げてもらったのはいいが、あまりにもスケールが大き過ぎて全員黙り込んでしまった。
「内容そのものが暗号のようだ……」
「どんな選手なのか想像もつかない……」
「これって私が文字を全部解読しても、意味までは解読できなかったな……」
「それでもやるしかない! 十一人に当てはまる選手を見つけ出すんだ!」
ワンダバもフェイも瑞貴もやっと言葉を放つも、神童が拳を握って前向きに意気込んだ。確かにその通りだが、ノーヒントで探せるわけもなく天馬が大介に問いかける。
「でも、何を手掛かりに探せばいいんですか?」
〈そうだな……。一の力に当てはまる人物は、例えば……そう! 信長だ! 織田信長ならぴったりだ!〉
「織田信長って、戦国時代の!?」
「それサッカー選手じゃないだろ!?」
まさか歴史上の人物の名前が出て来るとは思わず、天馬も水鳥も声を上げた。しかし大介はそれを否定する。
〈いや、信長の能力をサッカーに注ぎ込めば、最強の司令塔になる!〉
「そうか。信長は大胆かつ狡猾な戦略を用いた、最強の武将だ」
「戦国時代から信長を連れて来て、サッカーさせろっての?」
〈だから言っただろ、絶対ムリだと。これは実現不可能なわしの夢なのだからな〉
「そんな……」
神童は納得したものの、水鳥の言う通りタイムマシンがあるから本人に会うことはできるだろうが、サッカーをやらせるなんて言ってもムリだ。せっかく見えた希望も打ち砕かれ、愕然とした天馬は両膝を地面に着いた。
しかし顎に手を掛けて考えていた瑞貴は、ハッとした表情をすると天馬たちに向かって告げる。
「それって、できると思うよ」
「えっ?」
「ミキシマックスガンがあればできるってこと。ねっ、フェイくん」
「はい。直接本人に会えばいいんだ。そしてその力をいただく!」
〈何っ!? 本当にできるのか、そんなことが!?〉
「はい」
「さっきの試合でもフェイくんの姿が変わっていましたよね。あれはティラノサウルスの力を融合した姿なんです」
〈なんと!〉
瑞貴とフェイの説明を聞いた大介は、今まで絶対不可能だと思っていたのにそれを『できる』と知って驚いた。同時に神童も納得して声を上げる。
「そうか! その人物の時代に行き、能力を手に入れれば俺たち自身が最強のイレブンになれる!」
「いけますよ! なんとかなります!」
「天馬!」
「ようやく出たな、それが」
「これは面白い! 時空を超えて絶対集められない十一人を、集めてやろうじゃないか!」
希望が見えたことで立ち上がった天馬がいつもの口癖を言うと、信助は笑顔になり、剣城は苦笑しつつも天馬の調子が戻ったことにホッとしたようだ。ワンダバもテンションが上がって体がピンク色になっている。
「はい!」
〈そうか……。では、教えよう〉
天馬が迷いもなく答えてくれたので、その強い瞳に大介は応えるために覇者の聖典の内容を発表する。
一の力――人を見抜き、大局を見抜く、静と動を合わせ持つ、真実のゲームメーカー。
二の力――仲間の勇気を奮い立たせ、鉄壁の守りに変える、カリスマDF。
三の力――未来をも見通す状況推理能力で敵の急所を突く、正確無比のMF。
四の力――大国を治める力、強靭な行動力と実力行使を持つ、鉄壁のキーパー。
五の力――海のように広い心で攻守を繋ぐ架け橋となる、スーパートリッキーMF。
六の力――稲妻のように素早く切り込む速さ、電光石火のスピードストライカー。
七の力――自由自在に空間を生かす、空を生かすフライング・DF。
八の力――太古の力を宿し、その牙の力は海を割る。ダイナミックMF。
九の力――野獣の獰猛さと賢者の頭脳を持つ、ファンタジックリベロ。
十の力――絶対的な勇気と揺るぎない実行力で、大地をも味方にするキングオブMF
十一の力――灼熱の熱風と激震する雷鳴の力で全てを貫く、オールラウンドプレーヤー。
〈以上、これがわしの考えた史上最強イレブンの条件だ〉
「「「「「…………」」」」」
覇者の聖典の内容を大介の口から告げてもらったのはいいが、あまりにもスケールが大き過ぎて全員黙り込んでしまった。
「内容そのものが暗号のようだ……」
「どんな選手なのか想像もつかない……」
「これって私が文字を全部解読しても、意味までは解読できなかったな……」
「それでもやるしかない! 十一人に当てはまる選手を見つけ出すんだ!」
ワンダバもフェイも瑞貴もやっと言葉を放つも、神童が拳を握って前向きに意気込んだ。確かにその通りだが、ノーヒントで探せるわけもなく天馬が大介に問いかける。
「でも、何を手掛かりに探せばいいんですか?」
〈そうだな……。一の力に当てはまる人物は、例えば……そう! 信長だ! 織田信長ならぴったりだ!〉
「織田信長って、戦国時代の!?」
「それサッカー選手じゃないだろ!?」
まさか歴史上の人物の名前が出て来るとは思わず、天馬も水鳥も声を上げた。しかし大介はそれを否定する。
〈いや、信長の能力をサッカーに注ぎ込めば、最強の司令塔になる!〉
「そうか。信長は大胆かつ狡猾な戦略を用いた、最強の武将だ」
「戦国時代から信長を連れて来て、サッカーさせろっての?」
〈だから言っただろ、絶対ムリだと。これは実現不可能なわしの夢なのだからな〉
「そんな……」
神童は納得したものの、水鳥の言う通りタイムマシンがあるから本人に会うことはできるだろうが、サッカーをやらせるなんて言ってもムリだ。せっかく見えた希望も打ち砕かれ、愕然とした天馬は両膝を地面に着いた。
しかし顎に手を掛けて考えていた瑞貴は、ハッとした表情をすると天馬たちに向かって告げる。
「それって、できると思うよ」
「えっ?」
「ミキシマックスガンがあればできるってこと。ねっ、フェイくん」
「はい。直接本人に会えばいいんだ。そしてその力をいただく!」
〈何っ!? 本当にできるのか、そんなことが!?〉
「はい」
「さっきの試合でもフェイくんの姿が変わっていましたよね。あれはティラノサウルスの力を融合した姿なんです」
〈なんと!〉
瑞貴とフェイの説明を聞いた大介は、今まで絶対不可能だと思っていたのにそれを『できる』と知って驚いた。同時に神童も納得して声を上げる。
「そうか! その人物の時代に行き、能力を手に入れれば俺たち自身が最強のイレブンになれる!」
「いけますよ! なんとかなります!」
「天馬!」
「ようやく出たな、それが」
「これは面白い! 時空を超えて絶対集められない十一人を、集めてやろうじゃないか!」
希望が見えたことで立ち上がった天馬がいつもの口癖を言うと、信助は笑顔になり、剣城は苦笑しつつも天馬の調子が戻ったことにホッとしたようだ。ワンダバもテンションが上がって体がピンク色になっている。