極めろ! 化身アームド!!
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「君は不思議だね、シュウ」
「君も、守りたいモノがあるから天馬たちと一緒に戦ってるんだろ?」
「そうだね……」
「それに不思議と言えば、僕より瑞貴さんが上だと思うけど」
「何それー!」
そう言って面白そうに微笑み合う三人。すると――。
ザアアァァ――!
「「「「!」」」」
先ほどのそよ風のような優しさと違い、風がまるで何かを知らせるように荒れ始めた。それに瑞貴とシュウとフェイと天馬は感じ取って顔を向ける。
「「「ふっ! うおおりゃあ!」」」
するとシュート並のボールが襲ってきたので、瑞貴とシュウとフェイがジャンプして同時に蹴り返した。ボールはそのまま滝の天辺へと行くと……それをジャンプしてトラップし、ボールを足で押さえるように着地したのはエイナムだった。
「見つけた」
「まだ終わってないんだよね~。サッカーバトル」
エイナムだけでなくクオースたち他の四人も現れ、天馬とフェイは声を上げる。
「チームA5!」
「しつこい奴らだね」
「昨日の化身はお前だな。次は邪魔するな」
データにないシュウの存在に気づいたエイナムは、昨日バトルを中断した暗黒神ダークエクソダスの主だと気づいて釘を刺した。
「戦うんだ、天馬」
「うん!」
シュウの言葉に天馬は頷いた。それに実戦形式でやることで化身アームドを成功させることができるかもしれない。
――全員森の中にあるグラウンドへ移動し、昨日と同じメンバーでサッカーバトルを始めることにした。そしてエイナムから今回の勝利条件を告げられる。
「サッカーバトルだ。ルールは1点をどちらが取るのかを勝負とする」
「いいだろう……来い!」
「では、始める」
神童が了承したので先攻はチームA5からだ。エイナムがレイザにボールを渡し、レイザはドリブルで上がる。
「ふっ!」
「はっ!」
すかさず剣城が駆け上がって取ろうとするが、直前でレイザはクオースにボールを回した。
「でやあっ!」
「ふっ!」
今度は錦がクオースにスライディングをすると、クオースがボールを浮かせてそれをエイナムがジャンプして取った。見事なコンビネーションである。
続いてそのままエイナムがドリブルすると、今度は天馬が立ち塞がった。
「ワンダートラップ!」
このチャンスをつかむため、葵とワンダバは天馬に向かって声を上げる。
「天馬いけー!」
「よし! そのまま化身アームドだ!」
「いくぞ! うおおぉぉおおお! 魔神ペガサスアーク! アームド!」
「「「「「!」」」」」
化身がオーラになって天馬の体に纏おうとしている。今までにない効果にチームA5は驚き、ベンチにいる瑞貴たちはいけると思ったが……失敗してしまった。
「ダメか!」
「おどかしやがって!」
「うわあっ!」
ガウラの強力なタックルにより天馬は吹き飛ばされ、挙げ句にボールも取られてしまった。
「レイザ!」
「――ふっ!」
前線に向かって走るレイザへガウラがパスを出すと、すかさず間に入った神童がパスカットした。
「行かせるか!」
「オリンポスハーモニー!」
祈りと共に神々しい神殿が神童の背後に出現し、それに見惚れたクオースの隙を縫って神童は突破した。
「神さま、スゴい!」
「いい感じだね!」
「化身アームドに繋がればいいけど……!」
茜も瑞貴も神童のプレーに興奮し、シュウはこの成功が化身アームドへ繋がればいいと願う。しかし……。
「奏者マエストロ! アームド!」
神童もまた化身アームドを試みてみるが、天馬と違ってオーラになるどころか消えてしまった。
その隙にエイナムが神童からボールを取ると、今度は剣城が奪い返そうとするもエイナムが体をターンしてバックパスをし、それを阻止した。
「みんな! 化身アームドに気を取られるな!」
「「っ!」」
剣城の言葉に錦も信助も歯を食いしばる。それは決して『未知の力に頼ってもムダだ』と決めつけているわけではないと、ワンダバも瑞貴も理解していた。
「剣城の言う通りかもしれん……化身アームドに気持ちがいくあまり、せっかくの勢いが削がれてしまうんだ」
「せっかくのチャンスがピンチに変わったら、元も子もないもんね……!」
「天馬たち、なんとか守ってる……!」
「でも、守るので精一杯……攻撃に移れない……!」
「何か、もっと背中を押すようなことがあればいいんだけどな……!」
葵も茜も水鳥もこのままでは相手に点を取られるのも時間の問題だと危惧している。するとシュウが立ち上がってワンダバに体を向けた。
「君も、守りたいモノがあるから天馬たちと一緒に戦ってるんだろ?」
「そうだね……」
「それに不思議と言えば、僕より瑞貴さんが上だと思うけど」
「何それー!」
そう言って面白そうに微笑み合う三人。すると――。
ザアアァァ――!
「「「「!」」」」
先ほどのそよ風のような優しさと違い、風がまるで何かを知らせるように荒れ始めた。それに瑞貴とシュウとフェイと天馬は感じ取って顔を向ける。
「「「ふっ! うおおりゃあ!」」」
するとシュート並のボールが襲ってきたので、瑞貴とシュウとフェイがジャンプして同時に蹴り返した。ボールはそのまま滝の天辺へと行くと……それをジャンプしてトラップし、ボールを足で押さえるように着地したのはエイナムだった。
「見つけた」
「まだ終わってないんだよね~。サッカーバトル」
エイナムだけでなくクオースたち他の四人も現れ、天馬とフェイは声を上げる。
「チームA5!」
「しつこい奴らだね」
「昨日の化身はお前だな。次は邪魔するな」
データにないシュウの存在に気づいたエイナムは、昨日バトルを中断した暗黒神ダークエクソダスの主だと気づいて釘を刺した。
「戦うんだ、天馬」
「うん!」
シュウの言葉に天馬は頷いた。それに実戦形式でやることで化身アームドを成功させることができるかもしれない。
――全員森の中にあるグラウンドへ移動し、昨日と同じメンバーでサッカーバトルを始めることにした。そしてエイナムから今回の勝利条件を告げられる。
「サッカーバトルだ。ルールは1点をどちらが取るのかを勝負とする」
「いいだろう……来い!」
「では、始める」
神童が了承したので先攻はチームA5からだ。エイナムがレイザにボールを渡し、レイザはドリブルで上がる。
「ふっ!」
「はっ!」
すかさず剣城が駆け上がって取ろうとするが、直前でレイザはクオースにボールを回した。
「でやあっ!」
「ふっ!」
今度は錦がクオースにスライディングをすると、クオースがボールを浮かせてそれをエイナムがジャンプして取った。見事なコンビネーションである。
続いてそのままエイナムがドリブルすると、今度は天馬が立ち塞がった。
「ワンダートラップ!」
このチャンスをつかむため、葵とワンダバは天馬に向かって声を上げる。
「天馬いけー!」
「よし! そのまま化身アームドだ!」
「いくぞ! うおおぉぉおおお! 魔神ペガサスアーク! アームド!」
「「「「「!」」」」」
化身がオーラになって天馬の体に纏おうとしている。今までにない効果にチームA5は驚き、ベンチにいる瑞貴たちはいけると思ったが……失敗してしまった。
「ダメか!」
「おどかしやがって!」
「うわあっ!」
ガウラの強力なタックルにより天馬は吹き飛ばされ、挙げ句にボールも取られてしまった。
「レイザ!」
「――ふっ!」
前線に向かって走るレイザへガウラがパスを出すと、すかさず間に入った神童がパスカットした。
「行かせるか!」
「オリンポスハーモニー!」
祈りと共に神々しい神殿が神童の背後に出現し、それに見惚れたクオースの隙を縫って神童は突破した。
「神さま、スゴい!」
「いい感じだね!」
「化身アームドに繋がればいいけど……!」
茜も瑞貴も神童のプレーに興奮し、シュウはこの成功が化身アームドへ繋がればいいと願う。しかし……。
「奏者マエストロ! アームド!」
神童もまた化身アームドを試みてみるが、天馬と違ってオーラになるどころか消えてしまった。
その隙にエイナムが神童からボールを取ると、今度は剣城が奪い返そうとするもエイナムが体をターンしてバックパスをし、それを阻止した。
「みんな! 化身アームドに気を取られるな!」
「「っ!」」
剣城の言葉に錦も信助も歯を食いしばる。それは決して『未知の力に頼ってもムダだ』と決めつけているわけではないと、ワンダバも瑞貴も理解していた。
「剣城の言う通りかもしれん……化身アームドに気持ちがいくあまり、せっかくの勢いが削がれてしまうんだ」
「せっかくのチャンスがピンチに変わったら、元も子もないもんね……!」
「天馬たち、なんとか守ってる……!」
「でも、守るので精一杯……攻撃に移れない……!」
「何か、もっと背中を押すようなことがあればいいんだけどな……!」
葵も茜も水鳥もこのままでは相手に点を取られるのも時間の問題だと危惧している。するとシュウが立ち上がってワンダバに体を向けた。