ゴッドエデンの特訓!!
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「あれが瑞貴さんの化身アームド!?」
「スッゲー!」
「綺麗……!」
それはマネージャー組も同じですっかり見惚れてしまう。そして瑞貴は化身アームドを解くと、さっそく天馬や信助たちに詰め寄られた。
「瑞貴さん! どうやったんですか!?」
「何かコツとかあったら教えてください!?」
「えーっと……なんていうか、化身を身に纏うとは違うと思うんだ」
「どういうことですか?」
「化身はもともと自分のオーラが象ったモノだから、一つになるには表面だけじゃないってこと。つまり割った卵は最初黄身と白身で分かれるけど、そのまま混ぜると一体化するでしょ? そんな感じかな」
「……卵?」
剣城や神童たちは頭に割って溶いていく卵をイメージしたが、わかるようなわからないような感じがした。
「瑞貴さんの説明って、ときどきわかりにくいですよね……」
「サッカー以外はどうも……ごめんなさい……」
苦笑しながら天馬から鋭いツッコミを入れられ、瑞貴は肩を落とした。通常のサッカーのことに関しては平気なのに、時空の共鳴現象や化身アームドなど未知の領域はまだ言葉にするのが難しいようだ。
「何かを得るにせよ、変わるにせよ、成長するためには最終的に自分自身の力が必要なんだよ。そのためにいろんなことを試してみて、まずは感覚をつかむところから始めよう」
「「「「「はい!」」」」」
それからも何度も化身を出して化身アームドを試みてみるがうまくいかない。化身を出す自体でも体力を消耗するので両膝に両手を当てた天馬は肩で息をしてしまう。
「ハァ……ハァ……」
「天馬、僕も付き合うよ」
「ありがとう!」
タオルを差し出して特訓に付き合うと申し出てくれたフェイに、天馬はタオルを受け取ってお礼を言った。
一度化身を出さずにやってみるということで、フェイがドリブルをすると天馬がそれを追いかける。
「許せないよね、天馬。こんなに楽しいサッカーを僕たちから取り上げようとするなんて!」
「フェイ……!」
「一緒にサッカーを守ろう、天馬!」
「うん!」
その様子を剣城が何かを想うように見ていたことなど、二人は気づくことはなかった。
ベンチからワンダバは何度も「アームド! アームド!」と叫びながら応援していた。そして見ているだけでも化身アームドを習得する大変さが伝わっていて、葵は少しの不安を覚える。
「化身アームド……できるようになるでしょうか?」
「なるさ。あいつらならきっと。今までどんな困難も乗り越えてきたんだ!」
「「うん!」」
水鳥の言葉に同意するように葵と茜も笑顔で頷いた。確かに今までも大きな壁が立ち塞がっていたが、天馬たちはそれを幾度となく乗り越えてきた。今回もきっとやってくれると信じて。
――それからも今一つうまくいかない。天馬は床に倒れ込み、信助や錦は瑞貴に顔を向ける。
「ダメだ! どうやっても化身アームドできない……! どうすればいいんだ……!?」
「瑞貴さん、もっと具体的に教えてください……」
「まったくぜよ……」
「とはいっても、言葉で説明するのが難しいんだよね……」
瑞貴はきっとみんななら共鳴現象ナシで一度成功すればきっとモノにできると確信しているも、さすがに化身アームドは今を生きる瑞貴たちにとっては未知の領域なので言葉にしにくい。フェイが『感覚の問題』だと言うのもわかる気がする。
ポウッ……。
「「「「「!」」」」
吹き抜けの天井から音が聞こえるとこっちに向かって何かが落ちて来る。天馬たちは慌ててその場から離れて避難すると、その『何か』はグラウンドに落ちることなく浮いている。それはなんとエルドラドのルートクラフトだった。
「スッゲー!」
「綺麗……!」
それはマネージャー組も同じですっかり見惚れてしまう。そして瑞貴は化身アームドを解くと、さっそく天馬や信助たちに詰め寄られた。
「瑞貴さん! どうやったんですか!?」
「何かコツとかあったら教えてください!?」
「えーっと……なんていうか、化身を身に纏うとは違うと思うんだ」
「どういうことですか?」
「化身はもともと自分のオーラが象ったモノだから、一つになるには表面だけじゃないってこと。つまり割った卵は最初黄身と白身で分かれるけど、そのまま混ぜると一体化するでしょ? そんな感じかな」
「……卵?」
剣城や神童たちは頭に割って溶いていく卵をイメージしたが、わかるようなわからないような感じがした。
「瑞貴さんの説明って、ときどきわかりにくいですよね……」
「サッカー以外はどうも……ごめんなさい……」
苦笑しながら天馬から鋭いツッコミを入れられ、瑞貴は肩を落とした。通常のサッカーのことに関しては平気なのに、時空の共鳴現象や化身アームドなど未知の領域はまだ言葉にするのが難しいようだ。
「何かを得るにせよ、変わるにせよ、成長するためには最終的に自分自身の力が必要なんだよ。そのためにいろんなことを試してみて、まずは感覚をつかむところから始めよう」
「「「「「はい!」」」」」
それからも何度も化身を出して化身アームドを試みてみるがうまくいかない。化身を出す自体でも体力を消耗するので両膝に両手を当てた天馬は肩で息をしてしまう。
「ハァ……ハァ……」
「天馬、僕も付き合うよ」
「ありがとう!」
タオルを差し出して特訓に付き合うと申し出てくれたフェイに、天馬はタオルを受け取ってお礼を言った。
一度化身を出さずにやってみるということで、フェイがドリブルをすると天馬がそれを追いかける。
「許せないよね、天馬。こんなに楽しいサッカーを僕たちから取り上げようとするなんて!」
「フェイ……!」
「一緒にサッカーを守ろう、天馬!」
「うん!」
その様子を剣城が何かを想うように見ていたことなど、二人は気づくことはなかった。
ベンチからワンダバは何度も「アームド! アームド!」と叫びながら応援していた。そして見ているだけでも化身アームドを習得する大変さが伝わっていて、葵は少しの不安を覚える。
「化身アームド……できるようになるでしょうか?」
「なるさ。あいつらならきっと。今までどんな困難も乗り越えてきたんだ!」
「「うん!」」
水鳥の言葉に同意するように葵と茜も笑顔で頷いた。確かに今までも大きな壁が立ち塞がっていたが、天馬たちはそれを幾度となく乗り越えてきた。今回もきっとやってくれると信じて。
――それからも今一つうまくいかない。天馬は床に倒れ込み、信助や錦は瑞貴に顔を向ける。
「ダメだ! どうやっても化身アームドできない……! どうすればいいんだ……!?」
「瑞貴さん、もっと具体的に教えてください……」
「まったくぜよ……」
「とはいっても、言葉で説明するのが難しいんだよね……」
瑞貴はきっとみんななら共鳴現象ナシで一度成功すればきっとモノにできると確信しているも、さすがに化身アームドは今を生きる瑞貴たちにとっては未知の領域なので言葉にしにくい。フェイが『感覚の問題』だと言うのもわかる気がする。
ポウッ……。
「「「「「!」」」」
吹き抜けの天井から音が聞こえるとこっちに向かって何かが落ちて来る。天馬たちは慌ててその場から離れて避難すると、その『何か』はグラウンドに落ちることなく浮いている。それはなんとエルドラドのルートクラフトだった。