ゴッドエデンの特訓!!
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「ここに来てもらったのは他でもない。円堂を――円堂を助けるためと、瑞貴を元に戻す手伝いをしたい!」
「「えっ!?」」
瑞貴と天馬は、豪炎寺の言葉に驚きのあまり目を見開いた。
タイムジャンプした瑞貴たち以外は、さっきの春奈のように円堂が『交通事故で死亡』という形で歴史に残っている。しかし豪炎寺はハッキリと円堂を助ける――『円堂が生きている』とわかって言ったのだ。
「これ以上、エルドラドによる歴史介入を許すわけにはいかない!」
「「「「「!」」」」」
「エルドラドを知っているんですか!?」
思わずフェイも瑞貴のうしろから飛び出して問うと、豪炎寺は肯定の意味を込めてしっかり頷き、次いで春奈のうしろから顔を出した瑞貴を見る。
「そこにいるのは瑞貴だろう? 懐かしいな、その姿」
「っ、私だってわかるの? もしかして守から聞いたとか?」
「いや、円堂からは何も聞いていない」
「何故あなたには、歴史への介入の影響が出ていないんです?」
「恐らくこのブレスレットのせいだ」
豪炎寺が腕を上げて袖を少し降ろすと、フェイや瑞貴が見覚えのあるパラレルワールドの剣城優一が持っていたのと同じブレスレットをしていた。
「タイムブレスレット!」
「優一くんが持っていたのと同じだ!」
「兄さんが?」
「――確かにタイムブレスレットのようじゃな」
いつの間にか自分たちと豪炎寺の間に現れたクロスワード=アルノ。しかし豪炎寺は驚くことなかった。
「アルノ博士ですね」
「ウム。タイムブレスレットには時間を超える力があるから、タイムパラドックスの影響を防御できるんじゃ」
「どうして、それを?」
「支援者Xが直接送りつけてきた」
「!」
「奇妙なメッセージと共にな」
豪炎寺の言葉にフェイは目を見開いた。優一もタイムブレスレットを支援者Xからもらったと言っていたのだ。
「支援者X……?」
「俺がフィフスセクターの聖帝だった頃、千宮路大悟は支援者Xから莫大な支援を受けていた。新世代の力を持った子供たちを発掘するためだ。セカンドステージ・チルドレンと呼ばれるな。天馬もその候補の一人で、瑞貴はその鍵とも言われていた」
「えっ! 俺が?」
「私が……鍵?」
まさか自分たちが呼ばれるとは思ってもおらず、天馬と瑞貴は驚いた。
「謎の存在・支援者X……その支援者Xが、このブレスレットとメッセージを、俺の元に送りつけてきた」
「どんなメッセージなんですか?」
神童が問いかけると、豪炎寺はタイムブレスレットのスイッチを押した。すると録音された音声が再生されると、聞いたことのない男の声が聞こえてきた。
〈このブレスレットを常に身に付けていろ。そのことがサッカーを救うことになる〉
「サッカーを救うことになる……。その支援者Xって人は、俺たちと同じようにサッカーを奪われたくないって思ってるんでしょうか?」
「それはわからない。だが、お前たちがサッカーを取り戻すために戦っているのを教えてくれたのは確かだ」
天馬にそう言った豪炎寺は引き続きタイムブレスレットを操作すると、一ヶ月前にタイムジャンプし、プロトコル・オメガ2.0と戦った映像が映し出されていた。
「だから俺はここへ来た。お前たちを助けるためにな」
「そうか! タイムブレスレットは我々の時代でも手に入れられる者はごくわずかじゃ。その支援者Xとやらは、我々と同じ未来の人間に間違いないのう」
「でも、何故こんなことをするんですか? セカンドステージ・チルドレンに関係しているんでしょうか?」
「わからん……」
神童の疑問はもっともだが、支援者Xがアルノたちと同じ未来人だということ以外知る術(スベ)が今はない。
「とにかく今はプロトコル・オメガを倒し、円堂を救い、瑞貴を元に戻す……そして、サッカーを取り戻すんだ!」
「そうなんですけど……」
「大丈夫だ。世界で唯一サッカーできる場所がある」
「どこですか!?」
そのための場所がないことに天馬は危惧していたが、しかし豪炎寺は問題ないというように笑った。
「ゴッドエデンを使うといい」
「ゴッドエデン……!」
「どういう場所なんだ?」
過去に天馬たちは行ったことがあるが、ワンダバは初めて聞く場所のようだ。
「「えっ!?」」
瑞貴と天馬は、豪炎寺の言葉に驚きのあまり目を見開いた。
タイムジャンプした瑞貴たち以外は、さっきの春奈のように円堂が『交通事故で死亡』という形で歴史に残っている。しかし豪炎寺はハッキリと円堂を助ける――『円堂が生きている』とわかって言ったのだ。
「これ以上、エルドラドによる歴史介入を許すわけにはいかない!」
「「「「「!」」」」」
「エルドラドを知っているんですか!?」
思わずフェイも瑞貴のうしろから飛び出して問うと、豪炎寺は肯定の意味を込めてしっかり頷き、次いで春奈のうしろから顔を出した瑞貴を見る。
「そこにいるのは瑞貴だろう? 懐かしいな、その姿」
「っ、私だってわかるの? もしかして守から聞いたとか?」
「いや、円堂からは何も聞いていない」
「何故あなたには、歴史への介入の影響が出ていないんです?」
「恐らくこのブレスレットのせいだ」
豪炎寺が腕を上げて袖を少し降ろすと、フェイや瑞貴が見覚えのあるパラレルワールドの剣城優一が持っていたのと同じブレスレットをしていた。
「タイムブレスレット!」
「優一くんが持っていたのと同じだ!」
「兄さんが?」
「――確かにタイムブレスレットのようじゃな」
いつの間にか自分たちと豪炎寺の間に現れたクロスワード=アルノ。しかし豪炎寺は驚くことなかった。
「アルノ博士ですね」
「ウム。タイムブレスレットには時間を超える力があるから、タイムパラドックスの影響を防御できるんじゃ」
「どうして、それを?」
「支援者Xが直接送りつけてきた」
「!」
「奇妙なメッセージと共にな」
豪炎寺の言葉にフェイは目を見開いた。優一もタイムブレスレットを支援者Xからもらったと言っていたのだ。
「支援者X……?」
「俺がフィフスセクターの聖帝だった頃、千宮路大悟は支援者Xから莫大な支援を受けていた。新世代の力を持った子供たちを発掘するためだ。セカンドステージ・チルドレンと呼ばれるな。天馬もその候補の一人で、瑞貴はその鍵とも言われていた」
「えっ! 俺が?」
「私が……鍵?」
まさか自分たちが呼ばれるとは思ってもおらず、天馬と瑞貴は驚いた。
「謎の存在・支援者X……その支援者Xが、このブレスレットとメッセージを、俺の元に送りつけてきた」
「どんなメッセージなんですか?」
神童が問いかけると、豪炎寺はタイムブレスレットのスイッチを押した。すると録音された音声が再生されると、聞いたことのない男の声が聞こえてきた。
〈このブレスレットを常に身に付けていろ。そのことがサッカーを救うことになる〉
「サッカーを救うことになる……。その支援者Xって人は、俺たちと同じようにサッカーを奪われたくないって思ってるんでしょうか?」
「それはわからない。だが、お前たちがサッカーを取り戻すために戦っているのを教えてくれたのは確かだ」
天馬にそう言った豪炎寺は引き続きタイムブレスレットを操作すると、一ヶ月前にタイムジャンプし、プロトコル・オメガ2.0と戦った映像が映し出されていた。
「だから俺はここへ来た。お前たちを助けるためにな」
「そうか! タイムブレスレットは我々の時代でも手に入れられる者はごくわずかじゃ。その支援者Xとやらは、我々と同じ未来の人間に間違いないのう」
「でも、何故こんなことをするんですか? セカンドステージ・チルドレンに関係しているんでしょうか?」
「わからん……」
神童の疑問はもっともだが、支援者Xがアルノたちと同じ未来人だということ以外知る術(スベ)が今はない。
「とにかく今はプロトコル・オメガを倒し、円堂を救い、瑞貴を元に戻す……そして、サッカーを取り戻すんだ!」
「そうなんですけど……」
「大丈夫だ。世界で唯一サッカーできる場所がある」
「どこですか!?」
そのための場所がないことに天馬は危惧していたが、しかし豪炎寺は問題ないというように笑った。
「ゴッドエデンを使うといい」
「ゴッドエデン……!」
「どういう場所なんだ?」
過去に天馬たちは行ったことがあるが、ワンダバは初めて聞く場所のようだ。