壮絶! プロトコル・オメガ2.0!!
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(そうだ、ここで負けたら全部なくなってしまうんだ! サッカーを守るためにも、絶対に勝つ!)
大きく足を踏み出した天馬は、オーラを解き放って魔神ペガサスアークを出す。
「うおおぉぉおおお! 天まで届け! 魔神ペガサスアーク!」
「……フッ」
目を閉じてうしろに倒れ込むように半回転したベータは、またも鋭い瞳でギラつかせて走り出した。
《松風、化身でシュート体勢だ!》
「ジャスティスウィング!」
ザノウが攻撃に備えるため構えると、その前に現れたベータが体を張っていとも簡単にボールを止めた。そして元の瞳に戻る。
「エルドラドが決めた歴史こそ、正しい歴史……それに歯向かっちゃうなんて許されませんわ」
「なっ!」
「「「「「!」」」」」
「あらやだ。ごめんなさ~い、取っちゃった!」
「嘘だろ……!? 魔神ペガサスアークの必殺シュートを……!」
コツンと拳を軽く頭に当てて舌を出すベータ。小悪魔な姿とは裏腹に天馬たちが一番驚いたのは、GKでもないのに生身で止めたことだ。
「それじゃあ、そろそろ……――見せてやるぜ! 真の絶望って奴をな!」
「っ!」
瞳を閉じたベータがまたも荒々しい性格に変わると、俊足とも呼べる速さで天馬との距離を一気に詰めて吹き飛ばした。
「うわあっ!」
「天馬! みんな、守備を固めろ!」
「やらせない!」
神童がディフェンスに指示を出すと、フェイが止めるため駆け出した。するとベータはボールごと飛んで逆さまになり、走って来るフェイの頭に手を当てて体勢の軸にすると華麗に着地した。そしてそのままドリブルする。
「マント!」
「うん!」
「デュプリごときに止められるものか!」
「きゃあっ!」
フェイの指示でマントが駆け出すが、勢いよく突っ走って来るベータに飛ばされた。
「止めてみせるド! アトランティスウォール!」
「ディープミスト!」
「邪魔だー!」
「「ぐわっ!」」
二人掛かりのディフェンスにも、ベータは問答無用で突破した。次いで神童と錦と剣城がゴール前に立ち塞がる。
「いくぞ、みんな! はああぁぁあああ! 奏者マエストロ!」
「戦国武神ムサシ!」
「剣聖ランスロット!」
「護星神タイタニアス!」
四体の化身が立ち塞がり、ベータは一度動きを止めて柔らかな瞳になると呆れるように苦笑する。
「え~? ま~だ抵抗しちゃうんですか~? 仕方ありませんね……――跡形もなく叩き潰してやる! 来い、虚空の女神アテナ! アームド!」
再び鋭い瞳になったベータは化身を発動し、さらに化身アームドまでした。
「シュートコマンド07!」
【ダブルショット】
踵落としで二つに分散させたボールを上げ、さらに左右の足でオーバーヘッドシュートを撃つ。ボールは再び一つに戻るとパワーが激増した。
その威力に剣城、神童と錦、さらに信助と続けて突破されてしまい、シュートはゴールに突き刺さった。
ピッピー! ピ――ッ!!
《おおっとー! ここで審判団が中止を宣言! サッカー親善試合が、まさかの中止です!! しかし、これはサッカーと呼んでいいのでしょうか!? あまりにも凄惨、アメリカ代表満身創痍! まさか日本代表がこのような試合をするとは、同じ日本人として残念です!!》
ホイッスルと共に複数の審判がピッチに入ってきて、観客のブーイングと共に試合が終了した。すると今まで空で浮かんでいたスフィアデバイスがベータの元へ戻って来る。
「これ以上、私たちのミッションの邪魔をされては面倒です。これからあなたたちのサッカーへの情熱、ぜ~んぶ奪っちゃいます! ――二度とエルドラドに歯向かえなくなるように」
【マインドコントロールモード】
ベータが黄色いボタンに手をかざすと、スフィアデバイスから放たれるオーラがピッチだけでなく、雷門のベンチにまで渡った。しかし体になんともないので天馬は不思議に思う。
「今の光は……!?」
「フェイさん、あなたは危険な存在です」
体を振り向いたベータはあっという間にフェイの前に移動した。
大きく足を踏み出した天馬は、オーラを解き放って魔神ペガサスアークを出す。
「うおおぉぉおおお! 天まで届け! 魔神ペガサスアーク!」
「……フッ」
目を閉じてうしろに倒れ込むように半回転したベータは、またも鋭い瞳でギラつかせて走り出した。
《松風、化身でシュート体勢だ!》
「ジャスティスウィング!」
ザノウが攻撃に備えるため構えると、その前に現れたベータが体を張っていとも簡単にボールを止めた。そして元の瞳に戻る。
「エルドラドが決めた歴史こそ、正しい歴史……それに歯向かっちゃうなんて許されませんわ」
「なっ!」
「「「「「!」」」」」
「あらやだ。ごめんなさ~い、取っちゃった!」
「嘘だろ……!? 魔神ペガサスアークの必殺シュートを……!」
コツンと拳を軽く頭に当てて舌を出すベータ。小悪魔な姿とは裏腹に天馬たちが一番驚いたのは、GKでもないのに生身で止めたことだ。
「それじゃあ、そろそろ……――見せてやるぜ! 真の絶望って奴をな!」
「っ!」
瞳を閉じたベータがまたも荒々しい性格に変わると、俊足とも呼べる速さで天馬との距離を一気に詰めて吹き飛ばした。
「うわあっ!」
「天馬! みんな、守備を固めろ!」
「やらせない!」
神童がディフェンスに指示を出すと、フェイが止めるため駆け出した。するとベータはボールごと飛んで逆さまになり、走って来るフェイの頭に手を当てて体勢の軸にすると華麗に着地した。そしてそのままドリブルする。
「マント!」
「うん!」
「デュプリごときに止められるものか!」
「きゃあっ!」
フェイの指示でマントが駆け出すが、勢いよく突っ走って来るベータに飛ばされた。
「止めてみせるド! アトランティスウォール!」
「ディープミスト!」
「邪魔だー!」
「「ぐわっ!」」
二人掛かりのディフェンスにも、ベータは問答無用で突破した。次いで神童と錦と剣城がゴール前に立ち塞がる。
「いくぞ、みんな! はああぁぁあああ! 奏者マエストロ!」
「戦国武神ムサシ!」
「剣聖ランスロット!」
「護星神タイタニアス!」
四体の化身が立ち塞がり、ベータは一度動きを止めて柔らかな瞳になると呆れるように苦笑する。
「え~? ま~だ抵抗しちゃうんですか~? 仕方ありませんね……――跡形もなく叩き潰してやる! 来い、虚空の女神アテナ! アームド!」
再び鋭い瞳になったベータは化身を発動し、さらに化身アームドまでした。
「シュートコマンド07!」
【ダブルショット】
踵落としで二つに分散させたボールを上げ、さらに左右の足でオーバーヘッドシュートを撃つ。ボールは再び一つに戻るとパワーが激増した。
その威力に剣城、神童と錦、さらに信助と続けて突破されてしまい、シュートはゴールに突き刺さった。
ピッピー! ピ――ッ!!
《おおっとー! ここで審判団が中止を宣言! サッカー親善試合が、まさかの中止です!! しかし、これはサッカーと呼んでいいのでしょうか!? あまりにも凄惨、アメリカ代表満身創痍! まさか日本代表がこのような試合をするとは、同じ日本人として残念です!!》
ホイッスルと共に複数の審判がピッチに入ってきて、観客のブーイングと共に試合が終了した。すると今まで空で浮かんでいたスフィアデバイスがベータの元へ戻って来る。
「これ以上、私たちのミッションの邪魔をされては面倒です。これからあなたたちのサッカーへの情熱、ぜ~んぶ奪っちゃいます! ――二度とエルドラドに歯向かえなくなるように」
【マインドコントロールモード】
ベータが黄色いボタンに手をかざすと、スフィアデバイスから放たれるオーラがピッチだけでなく、雷門のベンチにまで渡った。しかし体になんともないので天馬は不思議に思う。
「今の光は……!?」
「フェイさん、あなたは危険な存在です」
体を振り向いたベータはあっという間にフェイの前に移動した。