驚愕! サッカー禁止令!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《さあ、試合再開だ! 日本代表に大量得点を許したアメリカ代表! ここから巻き返すことができるか――っ!?》
「実況担当には、あなたたちのデータをインプットしちゃいました。これであなたたちは、もうアメリカ代表で~す」
【コールモード】
「では、始めちゃいましょうか」
角間の元から戻ってきたスフィアデバイスの緑のボタンを手でかざしたベータ。するとプロトコル・オメガ2.0の衣装が、日本代表のユニフォームから馴染みのユニフォームに戻った。
両チームがポジションに着き、アメリカ代表――雷門中サッカー部のキックオフで試合再開。
「いくぞ!」
《さあ、今キックオフです!》
倉間典人からボールを受け取って、剣城がドリブルで駆け上がって行った。前回の経験がある神童は剣城に忠告をする。
「剣城! ラフプレーに気をつけろ!」
「ドリム、やっちゃいなさい」
「うおおおっ!」
なんとドリムは突進してきたかと思いきや、剣城の首に腕が当たるようにラリアットしてきた。その衝撃に剣城は吹っ飛び、天馬は声を上げる。
「ぐっ!」
「剣城!」
《日本代表・ドリム、ボールを奪ったー!》
片足を上げて太ももでボールをキープするドリムだが、完全なファウルなのに審判はおろか角間もプレーに何も言わない。天馬と神童は剣城のそばに行く。
「大丈夫か!?」
「ああ……!」
「何をしてもいいってことか!」
「そういうことだ!」
「行かせるか!」
ドリブルを始めたドリムに天馬が追いかける。横から来る天馬にドリムはタックルをかまそうとすると……。
「ワンダートラップ!」
すかさず天馬が必殺技でボールを奪った。見事なプレーに水鳥も葵も歓声を上げ、茜は写真を撮る。
「いいぞ、天馬ー!」
「新しい必殺技ですね!」
「天馬!」
「はい! 神童先輩!」
天馬から神童、神童からフェイへと、鋭いパス回しで前線へと繋いで行く。そして最後にはノーマークの錦の元へ。
「わしに任せるぜよ! 戦国武神ムサシ! 武神連斬!」
「ザノウ、お願い」
「うるあぁぁあああ!!」
ベータがひと言声をかけると、ザノウは必殺技も使わず気合いを入れると体を張って受け止めた。
「何っ!?」
《止めた――っ!! 化身シュートを体だけで受け止めました――っ!!》
「なんて奴だ!」
「化身シュートが効かないなんて……!」
初めて未来人のプレーを見るとはいえ、まさか化身シュートをああやって止めると思わなかった水鳥も葵も驚く。
「お前たちの化身など、なんの役にも立たない!」
「シュートしただけでも褒めてあげちゃいます。でも、そこまでかな~?」
「次はこっちの番だ! オルガ!」
「オッケー!」
ザノウのゴールキックがオルガに届いた。ドリブルするオルガを阻止するためフェイが駆け上がる。
《さあ日本代表の逆襲だー!》
「邪魔よ! ふっ!」
「っ!」
オルガが長い脚を大きく振り上げる。落される前にフェイがよけるが、オルガは驚くことなく笑っていた。――むしろそれが狙いだというように。
「メダム!」
「バックパス!?」
オルガはうしろにいるメダムにボールを回したのだ。そしてメダムからウォード、クオース、オルガと鮮やかなパス回しで雷門エリアのゴールに迫る。
「マズい! 霧野! 天城さん!」
「「オウッ!」」
「ふっ!」
「しまったド!」
なんとドリムは大きくボールを上げたのだ。そしてそれはベータの元へ渡ってしまう。
「実況担当には、あなたたちのデータをインプットしちゃいました。これであなたたちは、もうアメリカ代表で~す」
【コールモード】
「では、始めちゃいましょうか」
角間の元から戻ってきたスフィアデバイスの緑のボタンを手でかざしたベータ。するとプロトコル・オメガ2.0の衣装が、日本代表のユニフォームから馴染みのユニフォームに戻った。
両チームがポジションに着き、アメリカ代表――雷門中サッカー部のキックオフで試合再開。
「いくぞ!」
《さあ、今キックオフです!》
倉間典人からボールを受け取って、剣城がドリブルで駆け上がって行った。前回の経験がある神童は剣城に忠告をする。
「剣城! ラフプレーに気をつけろ!」
「ドリム、やっちゃいなさい」
「うおおおっ!」
なんとドリムは突進してきたかと思いきや、剣城の首に腕が当たるようにラリアットしてきた。その衝撃に剣城は吹っ飛び、天馬は声を上げる。
「ぐっ!」
「剣城!」
《日本代表・ドリム、ボールを奪ったー!》
片足を上げて太ももでボールをキープするドリムだが、完全なファウルなのに審判はおろか角間もプレーに何も言わない。天馬と神童は剣城のそばに行く。
「大丈夫か!?」
「ああ……!」
「何をしてもいいってことか!」
「そういうことだ!」
「行かせるか!」
ドリブルを始めたドリムに天馬が追いかける。横から来る天馬にドリムはタックルをかまそうとすると……。
「ワンダートラップ!」
すかさず天馬が必殺技でボールを奪った。見事なプレーに水鳥も葵も歓声を上げ、茜は写真を撮る。
「いいぞ、天馬ー!」
「新しい必殺技ですね!」
「天馬!」
「はい! 神童先輩!」
天馬から神童、神童からフェイへと、鋭いパス回しで前線へと繋いで行く。そして最後にはノーマークの錦の元へ。
「わしに任せるぜよ! 戦国武神ムサシ! 武神連斬!」
「ザノウ、お願い」
「うるあぁぁあああ!!」
ベータがひと言声をかけると、ザノウは必殺技も使わず気合いを入れると体を張って受け止めた。
「何っ!?」
《止めた――っ!! 化身シュートを体だけで受け止めました――っ!!》
「なんて奴だ!」
「化身シュートが効かないなんて……!」
初めて未来人のプレーを見るとはいえ、まさか化身シュートをああやって止めると思わなかった水鳥も葵も驚く。
「お前たちの化身など、なんの役にも立たない!」
「シュートしただけでも褒めてあげちゃいます。でも、そこまでかな~?」
「次はこっちの番だ! オルガ!」
「オッケー!」
ザノウのゴールキックがオルガに届いた。ドリブルするオルガを阻止するためフェイが駆け上がる。
《さあ日本代表の逆襲だー!》
「邪魔よ! ふっ!」
「っ!」
オルガが長い脚を大きく振り上げる。落される前にフェイがよけるが、オルガは驚くことなく笑っていた。――むしろそれが狙いだというように。
「メダム!」
「バックパス!?」
オルガはうしろにいるメダムにボールを回したのだ。そしてメダムからウォード、クオース、オルガと鮮やかなパス回しで雷門エリアのゴールに迫る。
「マズい! 霧野! 天城さん!」
「「オウッ!」」
「ふっ!」
「しまったド!」
なんとドリムは大きくボールを上げたのだ。そしてそれはベータの元へ渡ってしまう。