驚愕! サッカー禁止令!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ボール?」
「スフィアデバイスだ」
「あれでみんなを洗脳しているんだ」
「それで誰も異常に気がつかないのか……!」
「――やっぱり現れちゃいましたね」
ワンダバとフェイの説明に天馬が納得すると、鈴が鳴るような可愛い声が聞こえた。振り向くと日本代表のユニフォームを着たプロトコル・オメガが現れる。
「プロトコル・オメガ!」
「この試合、お前たちの好きなようにはさせないぞ!」
「ワンダバさんとフェイさんね」
「いかにも!」
「お前は?」
「私はベータ」
「アルファはどうした?」
「さあ? こういうの、お払い箱とか言うんでしょうか? 残念です」
ベータは天馬やフェイたちが優一と共に戦ったあと、エルドラドで起こったことを教える。
☆☆☆☆☆
――エルドラドに戻ったアルファたちは、トウドウたちから残酷な言葉を告げられた。
『プロトコル・オメガが敗れるとは……嘆かわしい限りだ』
『申し訳ございません……』
『我々は君たちの敗因を分析し、決定を下した』
議員の一人がそう言うと、モニターにプロトコル・オメガのデータがグラフとなって現れた。
『ネタン、ジーニー、クオル、そしてアルファを解任し、ムゲン牢獄送りとする』
『『『『!』』』』
『やだ!』
『お、お待ちください!』
『次は必ず期待に!』
『行け』
無言のアルファと違いジーニーとネタンとが焦りの声を上げるが、トウドウは問答無用で装置に手をかざすと四人はムゲン牢獄に転送されてしまった。
『代わって、メンバーを追加する。ウォード、オルガ、ドリム、そしてベータ』
『は~い』
『アルファに代わり、チームを率いるのだ』
『フフッ、わかりました』
先ほどの四人と入れ替わり、新たなメンバーが加わった。そしてベータがキャプテンとなったのだ。
☆☆☆☆☆
「私たち、『プロトコル・オメガ2.0』! バージョンアップしちゃいました!」
「どっちでもいい! 勝負だ!」
「俺たちはサッカーを取り戻す!」
「いいですよ。で~も、あなたたちじゃたぶん私たちには勝てないと思いますよ?」
車田と天馬が威嚇するように言うも、ベータは小悪魔のような笑みを浮かべるのだった。
そしてなんとかグラウンド潜入できた瑞貴とマネージャー組。様子からして試合が決まったのだと気づくも、瑞貴は相手の一部のメンバーが違うことに気づいた。
「アルファじゃない……メンバーを入れ替えてきたのね」
「あの日本代表が、まさか未来人だったなんて!」
「正確に言えば、日本代表でもなかったというわけか」
「本物の未来人……! でも、神さまたちの大好きなサッカーを奪うことは許せない……!」
自分たちもベンチに向かうと、一部の選手とワンダバとベンチにいた円堂が四人に気づき「よくやった」と言うように親指を立てた。それに瑞貴は微笑み、マネージャー組はピースサインで返した。
その様子を見ていたベータは、瑞貴に視線を集中して楽しそうに笑みを浮かべる。
(あの方が議長の言っていたマリア――瑞貴さんですね。封印はできなくてもサッカーから離すことなど、アルファと違って私には造作もないことです)
《さあ波乱の日米親善試合。このあとどうなってしまうのか!? ん!? どうした!? フィールドの様子がおかしいぞ!? いったい何が起ころうとしているのか!?》
フィールドの状況がつかめていない角間王将の頭の周りに、スフィアデバイスが浮かんでいた。
「改めてお聞きしちゃいますが、本当に私たちと勝負しちゃいますか?」
「当たり前だ!」
「絶対に勝つ!」
「やってみる間でもないと思いますけど……まっ、いいでしょう」
再度問うベータに神童と天馬はそう告げる。サッカーを取り戻すためにも、この試合に勝たなくてはならないのだから。
「スフィアデバイスだ」
「あれでみんなを洗脳しているんだ」
「それで誰も異常に気がつかないのか……!」
「――やっぱり現れちゃいましたね」
ワンダバとフェイの説明に天馬が納得すると、鈴が鳴るような可愛い声が聞こえた。振り向くと日本代表のユニフォームを着たプロトコル・オメガが現れる。
「プロトコル・オメガ!」
「この試合、お前たちの好きなようにはさせないぞ!」
「ワンダバさんとフェイさんね」
「いかにも!」
「お前は?」
「私はベータ」
「アルファはどうした?」
「さあ? こういうの、お払い箱とか言うんでしょうか? 残念です」
ベータは天馬やフェイたちが優一と共に戦ったあと、エルドラドで起こったことを教える。
☆☆☆☆☆
――エルドラドに戻ったアルファたちは、トウドウたちから残酷な言葉を告げられた。
『プロトコル・オメガが敗れるとは……嘆かわしい限りだ』
『申し訳ございません……』
『我々は君たちの敗因を分析し、決定を下した』
議員の一人がそう言うと、モニターにプロトコル・オメガのデータがグラフとなって現れた。
『ネタン、ジーニー、クオル、そしてアルファを解任し、ムゲン牢獄送りとする』
『『『『!』』』』
『やだ!』
『お、お待ちください!』
『次は必ず期待に!』
『行け』
無言のアルファと違いジーニーとネタンとが焦りの声を上げるが、トウドウは問答無用で装置に手をかざすと四人はムゲン牢獄に転送されてしまった。
『代わって、メンバーを追加する。ウォード、オルガ、ドリム、そしてベータ』
『は~い』
『アルファに代わり、チームを率いるのだ』
『フフッ、わかりました』
先ほどの四人と入れ替わり、新たなメンバーが加わった。そしてベータがキャプテンとなったのだ。
☆☆☆☆☆
「私たち、『プロトコル・オメガ2.0』! バージョンアップしちゃいました!」
「どっちでもいい! 勝負だ!」
「俺たちはサッカーを取り戻す!」
「いいですよ。で~も、あなたたちじゃたぶん私たちには勝てないと思いますよ?」
車田と天馬が威嚇するように言うも、ベータは小悪魔のような笑みを浮かべるのだった。
そしてなんとかグラウンド潜入できた瑞貴とマネージャー組。様子からして試合が決まったのだと気づくも、瑞貴は相手の一部のメンバーが違うことに気づいた。
「アルファじゃない……メンバーを入れ替えてきたのね」
「あの日本代表が、まさか未来人だったなんて!」
「正確に言えば、日本代表でもなかったというわけか」
「本物の未来人……! でも、神さまたちの大好きなサッカーを奪うことは許せない……!」
自分たちもベンチに向かうと、一部の選手とワンダバとベンチにいた円堂が四人に気づき「よくやった」と言うように親指を立てた。それに瑞貴は微笑み、マネージャー組はピースサインで返した。
その様子を見ていたベータは、瑞貴に視線を集中して楽しそうに笑みを浮かべる。
(あの方が議長の言っていたマリア――瑞貴さんですね。封印はできなくてもサッカーから離すことなど、アルファと違って私には造作もないことです)
《さあ波乱の日米親善試合。このあとどうなってしまうのか!? ん!? どうした!? フィールドの様子がおかしいぞ!? いったい何が起ころうとしているのか!?》
フィールドの状況がつかめていない角間王将の頭の周りに、スフィアデバイスが浮かんでいた。
「改めてお聞きしちゃいますが、本当に私たちと勝負しちゃいますか?」
「当たり前だ!」
「絶対に勝つ!」
「やってみる間でもないと思いますけど……まっ、いいでしょう」
再度問うベータに神童と天馬はそう告げる。サッカーを取り戻すためにも、この試合に勝たなくてはならないのだから。